【BtoBとBtoC】転職するなら知っておきたいBtoB企業とBtoC企業それぞれの魅力

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BtoBとBtoCのビジネスモデルについて、社会人なら聞いたことはあると思います。聞いたことはあるけれど、詳しくはわからないという方のための用語解説から、ビジネスモデルによって生じる会社の違い、求める人材の違いまで解説します。(Misa)

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1.BtoBとBtoCの意味と関連する用語

ご存じの方が多いと思いますが、BtoBとBtoCの違いについて解説します。フワッと理解していた方はあらためて確認してください。

1.1.BtoBとBtoCはビジネスモデルを示す用語

BtoB(Business to Business)は企業から企業に向けたビジネスモデルです。BtoC(Business to ConsumerもしくはBusiness to Customer)は、企業が個人に対して提供するビジネスモデルです。

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はじめて転職する場合の7つのポイントを確認する。

1.2.その他の主なビジネスモデルに関する用語は!?

その他の主なビジネスモデルに関する用語を紹介します。

1.2.1.BtoBtoC

企業から企業に卸し、個人に提供するビジネスモデル

例)

メーカー → 流通業者(卸、小売店) → 消費者

1.2.2.BtoC-EC

企業がECサイトを経由して個人に提供するビジネスモデル

例)

メーカー → インターネット流通(ECサイト) → 消費者

1.2.3.DtoC(Direct to Consumer)

BtoBtoCをスタンダードにしているメーカーが直接提供するビジネスモデル

例)

メーカー → 自社ECサイトなど → 消費者

1.2.4.CtoC

ここ数年で急増している個人間の取引です。

例)

個人(販売者) → ネットオークションやフリマサイトなど → 個人(購入者)

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2.BtoBとBtoCの違いで変わるポイント

ビジネスモデルによって生じる主な違いについて解説します。

2.1.会社の認知度

個人をターゲットとするBtoC企業CMやSNSなどを利用した宣伝活動を積極的に行い、また店舗や店頭で商品を見かける機会も多いため、会社や商品の認知度が高い傾向があります。

BtoB企業の中には、素材や部品メーカーのように一般消費者の認知度は低くても、グローバル・シェアをとっている企業もあります。

2.2.ブランディングや広報活動

BtoC企業は商品イメージとブランドが業績に直結するため、ブランディングや広報活動に積極的です。

BtoB企業の中でも、人材確保やSDGsを意識してブランディングに取り組む企業は増えていますが、業績に直結することはBtoC企業に比べて少ないようです。

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2.3.社風

BtoC企業の社員は自社商品のユーザーあるいはファンである場合も多く、自社商品の魅力を外に向けて発信していく文化があり、外向的な社風の会社が多いと言えます。

BtoB企業は自社製品に誇りを持ちながらも、情報発信にはBtoC企業ほど積極的ではないケースもあります。

2.4.営業スタイル

BtoBとBtoC(BtoBtoCを含む)では顧客の購買行動が異なるため、営業スタイルが変わってきます。

BtoBの営業はターゲットが企業の窓口であるため、企業に直接働きかけることが多いです。

BtoCでは消費者一人ひとりにダイレクトにアプローチすることが難しい面もあるため、消費を促進するマーケティングや販売事業者に働きかけて販売を強化するスタイルになります。

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2回目以降の転職で気を付けるべきポイントを確認する。

3.BtoBとBtoCそれぞれの魅力と向いている人

BtoBとBtoCでは組織体制から営業スタイルまで異なるため、従業員の働き方や意識も異なるケースもあります。

それぞれの魅力と向いている人の特徴を解説していきます。

これを参考に自分への向き不向きを考えてみてください。

3.1.BtoBの魅力

前述した通り、BtoBは企業間で取引をするビジネスモデルです。

その特徴から、BtoB企業には以下のような魅力があります。

3.1.1.経営が安定しやすい傾向がある

個人に比べて資本の大きい企業を顧客としていることが多いため、製品の単価や売上の規模が大きく、かつ長期的な取引になる傾向があります。

さらに、扱う製品は素材や部品なども多いため、常に一定のニーズがあることが多く、最終製品を売るBtoC企業よりも景気変動や流行の影響を受けにくいと言われています。

そのため、安定した収益を見込める傾向があります。

3.1.2.社会インフラを支えている場合も多い

世間ではあまり知られていなくても企業数も多いBtoB企業の中には、ある分野で世界有数のシェアを誇っているという企業も少なくありません。

BtoB企業は商品やサービスの土台となっている部分を担っていることもあり、BtoC企業もBtoB企業がなければ商品やサービスを提供することができないという場合もあります。

インフラ設備など公共性の高いものに関わるBtoB企業も多くあります。

間接的ではあっても、私たちの生活インフラへの貢献度が高く、経済や社会全体を支える仕事ができることが多い点がBtoB企業の魅力です。

3.2.BtoB企業に向いている人

では、BtoB企業に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。

一概には言えませんが、論理的思考力やプレゼンテーション能力の高い人はBtoB企業の特徴とマッチしている可能性が高いです。

BtoB企業が最も大事にしていることのひとつが、技術力と製品の質です。これを高めていくためには論理的思考力が必要となります。

また、BtoBの取引は企業が相手なので、製品を購入するまでの意思決定プロセスが複雑で関わる人も多く、時間がかかります。

そのため、自社の技術力や製品の良さを具体的な数値などで表し、自社製品が相手企業に利益をもたらすことを合理的で説得力のあるプレゼンテーションで伝えなければいけません。

こういった能力が高い人はBtoB企業にとって有為な人材になるでしょう。

3.3.BtoCの魅力

BtoCのビジネスモデルの魅力には以下のようなものがあり、BtoB企業とは異なった性質を持っているケースも多いです。

3.3.1.顧客の反応や成果が見えやすい

BtoB企業が素材や部品を製造しているのに対し、BtoC企業は製品やサービスを直接消費者に提供しています。

そのため、自社の商品が売られているのを実際に街中で見たり、製品を使った人の反応を直接あるいはネットなどから得ることができます。

ユーザーの声を聞けることは仕事をするうえでも、大きなモチベーションになるでしょう。

また、消費者に直結するビジネスのため売上や反応などの動向をデータ化しやすく成果を実感しやすいことが多いです。

3.3.2.知名度が高い企業も多い

BtoC企業の中には知名度の高い企業も多いです。

これは、CMやSNSなどで積極的に宣伝活動をしていたり商品に企業名が記載されていたりして、企業や商品・サービス名を目にする機会が多いことが理由です。

知名度の高い企業には親近感も感じやすく、家族や友人など周りの人もその企業のことを知っている可能性が高いです。

世間に知られている企業で働くことでやりがいを感じる人も多く、周りの人の会社の業務内容に関する理解も得やすいでしょう。

3.4.BtoC企業に向いている人

知名度が高いことが多い分、BtoB企業よりも就職希望者が多い傾向にあるBtoC企業ですが、BtoB企業に比べて人の感情に訴えかける力が大切になってきます。

BtoB企業では数値などを示して説得力を持たせなければならないと説明しましたが、一般の消費者は商品の見た目やCMの面白さなど、その時の感情や感覚で購入を決定するケースも多くあります。

つまり、消費者が直感的にその商品を気に入ってくれるよう、ブランディングやマーケティングが重要になるのです。

商品やサービス提供の対象となる消費者の反応を見ながら戦略を練っていくのが好きな人には向いている仕事だと言えるでしょう。

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4.転職の際に注意すべき点

ビジネスモデルによって会社の構造や社風、求める人材が異なる理由と、転職の際に注意すべき点について以下に記載します。

4.1.ビジネスのターゲットが違う

ビジネスモデルによって会社の構造や社風にギャップが生じるのは、ビジネスのターゲットが違うからです。

会社の組織はビジネスモデルにあわせて構築され、ビジネスに必要な役割や部署も違ってきます。

4.2.求める人材の傾向も異なる

つまり、ビジネスモデルによって求める人材の傾向も変わるのです。同じ業種の同じ職種でも、法人向け(BtoB)と個人向け(BtoC)では、業務内容や働き方が違う場合があります。

転職を考えるときには、その部分もしっかり見きわめておかないと、入社後にミスマッチを感じる場合があります。

一方で、最近ではBtoBの企業がBtoCの市場にスタートアップとして参入するケースも増えています。

どちらのビジネスモデルでも、身につけたスキルや経験を活かして、新しい価値を創造できる人材が求められています。

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原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。



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