転職エージェントや転職サイトご利用・活用方法などの疑問やお悩みを解決!
更新日:2023-11-16
この記事のまとめ
転職活動をする際に、転職エージェントを使うか使わないか迷う方もいるでしょう。
転職エージェントは転職のプロの立場から、求職者の転職活動を成功に導くさまざまなサポートを提供しています。知識がないまま自己判断で転職活動を進めると転職時期が遅くなったり、思わぬミスマッチが起こったりする可能性が高まる点に注意が必要です。
この記事では、転職エージェントを使わない転職活動の方法やデメリット、転職エージェントの選ぶポイントについて解説します。
目次
転職活動を行うにあたっては、応募先企業の選択に迷ったり応募書類の作成に手間取ったりと大変なことが多いものです。しかし転職エージェントを利用すれば転職活動の全般にわたってサポートを受けられるため、スムーズな転職が可能です。ここでは、転職エージェントを使わないで転職活動を行う5つのデメリットについて見ていきましょう。
転職エージェントは、求職者と企業とを結びつける人材紹介サービスです。求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策、内定後の年収・待遇などの条件交渉も代行してもらえる点が特徴です。
転職エージェントを利用しなかった場合、自身で年収交渉を行わなければなりません。しかし年収交渉を成功させるには、転職市場における自身の価値や相場を把握するとともに、自身の経験やスキルが企業の求める水準に到達しているかどうかを確認する必要があります。個人で年収交渉を成功させるのは、難しいといわざるを得ません。
その点、転職エージェントは転職市場や企業が求める人物像に精通しているため、企業との交渉の末に求職者の経験やスキルに応じた最適な年収・待遇を引き出すことが可能です。
転職エージェントを使わない場合、企業のニーズを正確に理解することが難しい面があります。特に未経験からの転職においては、企業が求めるスキルや資格、実績の把握が重要です。ただし、これらの情報を企業が公開している求人から読み取るのは難しいでしょう。
しかし応募先企業の人事とのネットワークを築いている転職エージェントであれば、企業の求職者に対するニーズを把握しています。そのため転職エージェントを使うと的確なアドバイスを受けられ、未経験職への転職であっても成功確率を上げられるでしょう。未経験職種への転職で判断を誤り、ミスマッチに悩むリスクも避けられます。
現職を続けながら個人で転職活動を進める場合には、仕事終わりや休日を利用して求人探し、応募書類の作成などを行う必要があります。応募先企業との面接日程の調整をするのもひと苦労でしょう。
しかし転職エージェントを利用すると求職者のスキルや実績に応じた求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類の作成、面接日程の調整などもサポートしてくれます。働きながらの転職活動でも無理なく進められる点は、転職エージェントを利用するメリットのひとつです。
転職エージェントを使わないデメリットとして、転職のプロから適切なアドバイスを受けられない点が挙げられます。個人で転職活動を進めると応募先企業に対してどのようにアプローチすれば効果的なのかが分からず、採用に結びつけられないケースが少なくありません。特に未経験職種への転職における成功率を下げてしまう可能性があります。
しかし転職エージェントを利用すると、応募先企業に合わせた面接対策を受けられます。企業が求める人物像を把握している転職エージェントだからこそ分かる効果的なアピールの仕方を教えてもらうことで、より転職成功率を上げることが可能です。
転職エージェントを利用しない場合、高年収など好条件の求人を逃してしまう可能性があります。その主な理由として、転職エージェントが多くの非公開求人を保有している点が挙げられます。
非公開求人とは、一般の求人情報サイトや広告には掲載されていない求人を指します。企業側が求人情報を非公開にする理由は「競合他社に知られずに新規事業の採用を進めたい」「応募者の殺到を避けたい」などさまざまです。非公開求人の中には大手企業やより好条件を提示する企業の案件などがありますが、個人で転職活動を進めるとこのような非公開求人には出合えません。
その点、転職エージェントを利用すると自身の実績やスキルに応じた非公開求人を紹介してもらえるため、多くの選択肢の中から自分に合った求人を見つけることが可能です。
転職エージェントを使わないで転職活動を進める方には一定の傾向があります。これらの傾向に自身が当てはまるのであれば、転職エージェントを使わないでも転職を成功に導けるでしょう。ここでは、転職エージェントを使わないで転職活動をする人の傾向について解説します。もし自身がここで紹介する傾向に当てはまらないのであれば、転職エージェントを利用して転職活動を進めることをおすすめします。
個人で転職活動を進める場合は、自主的に求人情報の収集や応募書類の作成、選考スケジュールの調整などを行う必要があります。自分から行動を起こすことが得意な人であれば、転職エージェントを使わなくても転職活動を円滑に進められるでしょう。転職活動を自分のペースで進めたい人は、転職エージェントを使わない方法が向いています。
一方、自分に向いている企業が分からずに求人情報を探せない、現職と並行して転職活動を行う時間がないといった人は転職エージェントのサポートを受けたほうが転職活動をスムーズに進められるでしょう。
転職エージェントに登録すると、まず担当のキャリアアドバイザーの面談を受ける必要があります。また紹介された求人へ応募する際にも転職エージェントを挟まなければならないなど、頻繁なやりとりが求められます。キャリアアドバイザーとのコミュニケーションを面倒に感じる方も、転職エージェントを使わずに転職活動を進めたほうがよいでしょう。
ただし転職エージェントを使わない場合には、応募先企業とのやりとりを自身で行う必要があります。応募先企業との面接時間の調整や内定後の条件交渉などを自分で行うことが手間だと感じるのであれば、転職エージェントを利用して代行してもらうことをおすすめします。
企業からヘッドハンティングや引き抜きのオファーを受けている方は、転職エージェントを利用する必要はありません。ヘッドハンティングは、高いスキルや豊富な実績を持った優秀な人材を獲得するための採用手法のひとつです。前職よりも好条件を提示されるケースが多く、労働条件や待遇などの条件面に合意すれば内定を得られます。
ヘッドハンティングや引き抜きの場合には労働条件や待遇を交渉する余地もあるので、オファーを受ける前に自分の要望を伝えるのも有効です。
行きたい企業がすでに決まっている場合も、転職エージェントは不要でしょう。ただし、転職を成功させるには自己分析と企業研究が不可欠です。どれほど入りたい企業であったとしても、企業が求める人物像と自身のスキル、経験とがマッチしていなければ採用は勝ち取れません。個人で転職活動を進める場合には自己分析と企業研究を徹底したうえで、自分を採用するメリットを企業側へアピールする必要があります。
なお、転職エージェントを利用すれば応募先企業に合わせた選考対策を実施してもらえるので、面接時により的確なアピールをすることが可能です。行きたい企業が決まっている場合でも、自己分析や企業研究を行う時間がない、効果的なアピール方法が分からない場合には転職エージェントを利用するのも選択肢のひとつです。
転職エージェントを利用しない場合は、キャリアパスから今後のキャリアアップを見据えて自分で転職先を見極める必要があります。ここでは、転職エージェントを使わない転職活動の方法を6つ紹介します。それぞれの手段のメリット・デメリットを転職エージェントを使う場合と比較して解説するため、転職エージェントを使おうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
転職を検討している多くの方が利用するのが、インターネット上の求人情報サイトです。希望の職種や条件などを入力するだけで、多くの求人を調べられるメリットがあります。無料で利用できる点も大きなメリットでしょう。
しかし、転職エージェントのように希望に沿った求人を紹介してもらえるわけではありません。数ある求人の中から自分の希望条件を満たす企業を見つけるのは容易ではなく、また求人情報から企業の雰囲気などを把握するのが困難な点もデメリットです。転職エージェントで受けられる応募書類の添削や面接対策といったサポートが受けられない点にも注意が必要です。
メリット | デメリット |
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・無料で利用できる ・いつでも好きなときに検索可能 ・誰でも検索可能 |
・企業の詳細や内情は不確かな部分もある ・適性に合った転職先を見定めるのが難しい ・転職サポートを受けられない |
企業のホームページ上に掲載されている求人情報に直接応募するのもひとつの方法です。直接求人に応募することで入社意欲の高さをアピールでき、採用につながるケースも少なくありません。
ただし、入りたいと考えている企業がタイミングよく求人を募集しているとは限らない点に注意が必要です。いつ求人を募集するかは分からないため、頻繁にチェックしなければならない点はデメリットといえるでしょう。また、企業への直接応募の場合には転職エージェントを利用するときのようなサポートは受けられないので、自分で選考対策やスケジュール管理などを行う必要もあります。
メリット | デメリット |
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・企業の担当者に直接アピールできる ・入社意欲の高さが評価される |
・応募書類の添削や面接のサポートを受けられない ・いつ求人が募集されるか分からない |
公共職業安定所(ハローワーク)は無料で求人情報の紹介を受けられるうえ、転職エージェントのような応募書類の添削や面接対策といったサポートを受けられるのが特徴です。
ただしシステム上、毎回同じ担当者が対応してくれるとは限りません。求職者が多く混雑するときは順番待ちの時間があったり、利用時間に制限があったりするところもあります。また基本的には平日にしか利用できないことが多く、働きながら転職活動を行いたい方には不向きといえます。
メリット | デメリット |
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・無料で利用できる ・転職サポートを受けられる ・地元企業の求人が多い |
・パソコンなどの端末の利用時間に制限がある ・担当者を定めることはできない ・混雑するときは待ち時間がある ・土日祝日に利用しにくい |
ビジネス特化型SNSを活用して転職活動をする方法もあります。ビジネス特化型SNSはあくまでもビジネスシーンにおける交流を目的としたものですが、プロフィール欄に記載した経歴や実績などに興味を抱いた企業の採用担当者から直接採用オファーが来るケースは少なくありません。企業のアカウントを通じて社風や雰囲気をイメージしやすいメリットもあります。
ただし転職エージェントのように求人を紹介してもらえるわけではないので、プロフィール欄を充実させるなど企業の採用担当者が採用オファーを出したくなるような工夫が不可欠です。今後のキャリアプランを積極的に発信するなど、転職意欲を積極的に示して企業とのつながりを持つ必要もあります。
メリット | デメリット |
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・自分のプロフィールに興味を持った企業からオファーが来ることがある ・SNSを通じて社風や企業の雰囲気をイメージしやすい |
・SNSを使用して人材を確保する企業はまだ少ない ・オファーを待つだけの状態に陥ることもある |
知人からの紹介で転職する方法も選択肢のひとつです。これを「リファラル採用」と呼びます。応募者にとっては実際にその職場で働いている知人から労働条件や職場環境などを聞けるため、転職後のミスマッチに陥りにくい点がメリットです。またこのケースでは知人が転職エージェントの役割を担うので、比較的選考がスムーズに進むメリットもあります。
ただし、条件面で相違があったとしても知人の顔をつぶしてしまうことから「選考辞退しにくい」、入社後にミスマッチが起こっても「退職しにくい」点がデメリットです。選考を受ける前に、仕事内容や待遇などの条件をしっかりと確認する必要があるでしょう。
メリット | デメリット |
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・知人を通じて採用担当者へ人物像が伝えられているため採用につながりやすい ・企業の実際の待遇や雰囲気を把握しやすい |
・条件に合わない部分があっても断りにくい ・ほかの企業と比較できずに後悔することもある |
キャリアコーチングサービスとは、転職エージェントのようにプロのキャリアコーチから自己分析やキャリアプランの設計、応募書類の添削、面接対策といったサポートを受けられるサービスです。キャリアコーチがマンツーマンで転職をサポートしてくれるので、転職後のミスマッチが起こりにくいメリットがあります。
ただし無料で利用できる転職エージェントとは異なり、キャリアコーチングサービスは有料です。また求人の紹介はしてくれないので、自身で探す必要がある点もデメリットです。
メリット | デメリット |
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・プロに相談できるため分析から書類や面接対策まで手厚い ・転職後のミスマッチを防げる |
・費用がかかる ・求人の紹介を受けられない |
転職活動をひとりで進めるのは不安、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら効率よく進めたい方は転職エージェントの利用をおすすめします。ただし一口に転職エージェントといっても、特徴は企業によって異なる点に注意が必要です。
ここでは、転職エージェントを選ぶ際のチェックポイントを解説します。もしすでに登録している転職エージェントが以下のチェックポイントに当てはまる場合は、キャリアアドバイザーの変更か別の転職エージェントへの切り替えを検討したほうがよいでしょう。
転職エージェントの選択においては、オンライン対応の有無は非常に重要です。転職エージェントを利用する際には、面談や面接対策など担当のキャリアアドバイザーと頻繁にやりとりをする機会があります。転職エージェントが遠方にある場合には移動時間がかかり、在職中の場合にはスケジュールの調整が難しいこともあるでしょう。
その点、オンラインに対応している転職エージェントであれば立地に関係なく転職サービスを受けられます。転職活動を効率化したいのであれば、転職エージェントに登録する前にオンラインでのサポートに対応しているかを確認しておきましょう。
取り扱っている求人数の多さも、転職エージェントを選ぶときに押さえておきたいポイントのひとつです。求人数が多いほど、より自分の希望条件を満たす企業を見つけやすくなります。また目指したい業界が決まっている場合は、その業界の求人に特化した転職エージェントを選ぶとより条件に合致した求人を紹介してもらえるでしょう。
ただし求人数の多さだけでなく、自分の希望条件に合った求人を的確に紹介してくれるかどうかも大事なポイントです。多くの求人情報の中から自分のスキルや実績に合致する適切な求人を提案してくれる転職エージェントであれば、より理想の転職を実現できます。
転職エージェントの選択においては、求人数に加えてサポート内容のチェックも欠かせません。
転職エージェントが提供しているサービスは求人の紹介やキャリアの棚卸しサポート、応募書類の添削、面接対策、応募先企業との条件面の交渉など多岐にわたります。しかし転職エージェントによって受けられるサービス内容は異なるため、自分が転職活動において必要としているサービスを提供しているかどうかは事前に確認しておきましょう。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーがつきます。転職活動の成否を握るのは、キャリアアドバイザーの力量にかかっているといっても過言ではありません。もし担当のキャリアアドバイザーとの相性が悪い場合には、変更を申し出るのもひとつの方法です。
また、以下の条件に当てはまるキャリアアドバイザーはあまりおすすめできません。転職を成功させるためには、複数の転職エージェントに登録して相性のよいキャリアアドバイザーを見つけることが重要です。
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転職エージェントを使わないで転職活動を行うことは可能ですが、求人探しや応募書類の作成、面接日程の調整、待遇面の交渉などを自分でしなければならない、非公開求人に応募できないといったデメリットがあります。それに対して、転職エージェントを利用すると求人探しから選考対策、応募先企業との交渉まで包括的なサポートを受けられます。
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