履歴書に書く資格がない場合の対処法、資格がなくてもアピールする方法

履歴書に書く資格がない場合の対処法、資格がなくてもアピールする方法

就職・転職活動での履歴書作成において、「資格を書きたくても書ける資格がない」とお悩みではありませんか?

今回は、資格を持っていない人に向けて、履歴書の資格欄への書き方、応募条件に資格が記載されている場合の対処法、資格を持っていない場合の企業への効果的なアピール方法などを解説します。

今まさに転職活動中の方や、今後活動する予定がある方など、履歴書に書く資格がないとお悩みの場合はぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】「【「履歴書在中」を記載する理由】封筒の選び方・書き方やマナー・注意点も解説」

1.履歴書は「資格なし」でも大丈夫?

履歴書に資格がないことを記載してもよいのか迷う方もいるかと思いますが、現時点で取得している資格がない場合は、履歴書の資格欄に「特になし」と記載して問題はありません。

その際に意識したいのが、履歴書に設けられている資格欄の広さです。あまりにスペースが広いと空白が目立ち、資格がないことが強調されてしまいます。

そのため、既製品やインターネット上でダウンロードできるフォーマットを使用する場合は、数種類の履歴書を見比べて、より資格欄が狭いものを選ぶのがおすすめです。

パソコンで履歴書フォーマットを自作できる人は、その他の欄とのバランスも見ながら調整して作成してみましょう。

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【関連記事】「「御中」に書き換える際の「行」の消し方--御中と様・各位との使い分けも解説」

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2.資格がない場合の履歴書の書き方

資格がない場合に避けるべきは、空欄のまま提出することです。履歴書は、すべての項目が埋められている状態が前提です。

そのため、記載できる資格がないからといって空欄のままで提出してしまうと、応募先企業の採用担当者は、資格を書き忘れているのか、資格を持っていないのかの判断がつきません。

そのため、資格がない場合は資格欄に「特になし」と記載するのが正しい記載の仕方になります。

【資格がない場合】

例)

特になし

また、資格を持っている場合は省略せず、必ず正式名称で記載するようにしましょう。

【資格を記載する場合】

例)

×自動車免許
○普通自動車第一種運転免許

×宅建士
○宅地建物取引士

【関連記事】「【職務経歴書のPCスキルの書き方】書き方の例やアピール方法について紹介」

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3.取得予定・ すでに勉強中の資格は記載してもよい

現時点で資格がない場合でも、すでに試験を受験し結果待ちの場合や、次回の試験に向けて勉強している場合は、資格欄へ記載しても問題ありません。

状況に応じて以下のように記載しましょう。

例)

宅地建物取引士資格試験 202○年○月試験合格済 202○年○月取得見込み

社会保険労務士 202○年○月受験予定

4.今から資格取得を目指して勉強する際の注意点

「今から勉強して資格を取得しよう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、やみくもに資格取得を目指しても、その後に活かせなければ、せっかくの勉強が無駄になってしまうかもしれません。

そこで、資格勉強を始める前に以下の2点を確認しておきましょう。

4.1.企業で活かせる資格かどうか確認する

今から目指そうとしている資格が企業で活かせるかどうかは重要なチェックポイントです。

興味関心や現職の仕事の延長線上で目指す資格ならともかく、理想的な転職の実現のために資格取得を目指すならば、一歩二歩先を見越して取得する資格を選定するべきでしょう。

すでに進みたい業界・企業が決まっている場合はその事業に関連する資格を、まだ決まっていない場合はビジネスシーンで汎用性の高い資格を目指してみましょう。

4.2.その資格をどう活かしていきたいのか明確化する

晴れて試験に合格し資格を取得した後、具体的に資格をどのように仕事に活かしていきたいか、そのビジョンを明確化しましょう。

未来のキャリアアップを見据えているのであれば、「資格を取得したことによって得たスキルや知識を実務でどのように活かすか」まで考えておくべきです。

志望動機や自己PRの内容にも通ずる部分なので、しっかり言語化しておきましょう。

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【関連記事】「【社会人におすすめの資格とは】資格の選び方や働きながら合格するコツを紹介」

5.応募条件に資格が記載されている場合は?

求人情報の応募条件欄を見ていると、学歴などと並んで「○○資格取得者」などと記載されているケースがあります。

そうした記載内容を見た時点で「資格を持っていないので応募できない」と諦めてきたという方もいるかもしれません。

しかし実際のところ、「条件に資格が記載されている=資格がなければ応募できない」というわけではないこともあります。

企業としても、人材を募集するにあたっては、自社で求める人物像をある程度言語化しなければなりません。

そのため、必ずしも資格がなければ応募を受け付けないという意味合いではなく、「あると望ましい」という意味合いで記載している場合も見受けられます。

また、応募時には必須ではなく、「入社後に業務を覚えながらいずれは取得してほしい資格」という意図で記載されている可能性もあります。

履歴書に書く資格がなくてもすぐに諦めず、「現状資格はありませんが、○○を取得した場合と同程度のスキルはあります」「○月の試験に向けて勉強を始めます」といった文言を付け加え、積極性や意欲を伝えるようするとよいでしょう。

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6.資格がない場合のアピール方法

資格がない場合は、他の部分で自分の魅力をアピールしましょう。

6.1.スキルや能力をアピールする

今まで培ってきたスキルや能力をアピールしましょう。たとえ資格がなくても、相応のスキルがあり、そのことが客観的に証明できれば、採用担当者も興味を抱いてくれる可能性があります。

例えば、Webデザイナー関連の資格がない場合でも、「現在公開されているA社のコーポレートサイトを主体的に手がけました」と伝えれば、スキルの程度をイメージしてもらいやすくなります。

6.2.人柄・潜在的な可能性をアピールする

履歴書に書く資格がない場合は、人柄や潜在的な可能性をアピールするのも一つの方法です。

採用した人材に「できる限り長く働き成果を出してほしい」 と願う企業の場合、応募者の人柄や伸びしろは重要な評価ポイントです。

具体的なエピソードを添え、効果的なアピールを目指しましょう。

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7.まとめ

履歴書に書く資格がない場合は、「特になし」と記載しておけば問題ありません。

また、正式に取得に至っていなくても、試験結果待ち、資格勉強中の方は積極的にアピールしましょう。

資格は、自らのスキルを客観的に示す上で効果的なものではありますが、資格がないところからスタートし、自らの努力でキャリアアップを実現してきた方もいます。

資格がないことで選考に不安を感じる場合は、今まで培ってきたスキルや上げてきた成果を客観的にアピールする方法を検討しましょう。

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