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DAY 2017.08.08 キャリア

なにがちがう!?転職に成功する人・失敗する人

夏のボーナスをもらったら、今の会社からは脱出。転職活動を成功させ新しい職場で再出発、と考える人が増えるこの時期。すんなりと転職活動を成功させる人、思い通りにいかず苦戦する人の違いはいったいどこにあるのでしょうか。今回は、両者の違いを3つのポイントから比較していきます。

ポイント1:転職準備で成功する人・失敗する人

転職の準備は多岐にわたります。転職情報の収集、企業研究、職歴の棚卸し、スキル(セールスポイント)のチェックetc......。
こうした「準備の基本項目」は当然のこととして、成功する人の準備(行動)で特徴的なのは、次の就職までのデッドラインを決め、集中的に活動している点です。転職活動は仕事の進め方と一緒。いつまでに転職するのか期日を明確にし、そこから逆算してやるべきことを落とし込んで計画的に活動していきます。できれば、「準備の基本項目」は退職前に済ませておき、退職後はとにかく応募行動に特化します。複数の転職サイトを利用し、転職エージェントの力も借りまくってください。ライバルに差をつけるくらいの圧倒的な応募数で短期集中的に活動する、これがコツです。

やっとつらい職場から解放された、まずは少しのんびりし適度な求人があったら応募してみよう、なんて考えていると、転職活動長期化の典型的な失敗パターンに入ってしまいます。これまでやりたいことを我慢してきた、まずはやりたいことをやってからと考えている人も、そのやりたいことの期限を決めてください。海外に行っても、放浪してもいいでしょう。ただし、退職後のブランクの理由が面接官を納得させられる「期間と理由」になるよう準備し行動してください。

目的をもって行動できるのか、状況に流されるのか、転職準備ではここがポイントです。

準備の教訓

「転職先は向こうから自然にはやってこない。期限を決めて集中的に活動すべし」

ポイント2:転職理由で成功する人・失敗する人

一般的に、転職理由を聞かれたら「スキルを生かして次のステップに踏み出したい」「もっと幅広い仕事にチャレンジしたい」など、ポジティブな理由をあげましょうとアドバイスされますね。
しかしながら、人事も面接では百戦錬磨のつわものぞろい。第一の理由ではないにしても、多かれ少なかれ人間関係が転職理由に影響することは承知しています。表向きのカッコイイ転職理由を言われても、いろんな角度からの質問で本音を探り、「前職ではどんな苦労をされましたか?」「残業が多く大変だったでしょうね」などと同情するような質問をしてきます。そんなとき、うわべを繕った理由をあげていると、すぐに化けの皮がはがれ、誘導尋問にひっかかってしまうのです。
ついつい退職企業の悪口を言ってしまう、前職での理不尽な対応に恨み節がとまらなくなると相手の思うツボ。面接官は、応募者の人との関わり方や事象の捉え方などを聞き出すことで、組織になじめる人物かどうかの判断をしているのです。

転職理由での成功者と失敗者の違いは、準備段階でそれらの感情を消化しきっているか否かの点にあります。嫌な感情を引きずったままで、表向きだけポジティブなことを言っても人事にはたちまち見抜かれてしまいます。
どんなに嫌な上司でも、もう関係のない人。嫌な出来事も、過ぎ去ったこと。前職でのネガティブな感情は自分の中で消化し、新しい一歩を踏み出す期待感に気持ちを完全に切り替えて面接に臨みましょう。

転職理由の教訓

「誘導尋問にはひっかかるな。ネガティブな感情は、自分自身の中で徹底して消化すべし」

ポイント3:面接の心構えで成功する人・失敗する人

転職面接でのポイントは、「どの視点から発言しているか」ということです。「どの視点」とは、発言のベースが自分優先なのか、または、面接官の視点に立ち、採用した場合のメリットが伝わる発言なのかの違いです。転職理由にしても、自己PRにしても、志望動機にしても、自分中心なのか相手目線なのかで、受け取る側に伝わるあなたの魅力は大きく違ってきます。

  • ・「仕事を通じて成長できるから」ではなく、「成長することでこんな貢献ができます」。
  • ・「自社に関連性の薄い業務での自慢」をされるより、「前社での経験を御社のこの仕事でこんなふうに発展させ売り上げアップに寄与したい」。
  • ・「違う業界で自分を試したい」ではなく、「業界は違うが前職のこのスキルを生かしながら新しい視点から改善提案をしていきたい」。

このように、自分の成長やPRだけでなく、応募した会社にどう貢献できるのかまで言及しているかがポイントなのです。失敗する人は、正直ではありますが、自分本位の発言にとどまってしまい、自己中心的ととられる危険性があります。経験がなくても、スキルが多少不足していても、組織になじめる要素があり、新しい風が期待できる応募者には、「一緒に働きたい」と思わせる何かを面接官は感じるのです。

面接の教訓

「相手の視点に立った受け答えに切り替えるべし」

転職活動は長引くし苦しいものと思い込んでいるみなさん、そんなことはありません。失敗しがちな方法ではなく、成功している人が実践している客観的な視点をもった活動と面接で、あなたも転職勝者になりましょう!

【面接対策完全ガイド】あなたの強みを引き出す面接対策で、採用担当者に良い印象を残しましょう!

ライタープロフィール

細田 咲江(ほそださきえ) 就職コンサルタント

就職コンサルタント、埼玉女子短期大学教授(専門はキャリアデザイン)。大学で教育学を学び、卒業後大手流通会社にて人事、採用、教育に携わり12年間勤務後、独立。新卒、転職、再就職コンサルタントとして就職活動で悩める多くの方々をサポート。就職コンサルタントのパイオニアとして12年間にわたるコンサルタントのノウハウ、実例を講演活動等で紹介。並行して大学にてキャリアに関わる教育に携わっている。豊富な実例と現実を踏まえた上での親身なコンサルタントには定評がある。