やりがい搾取の意味は?原因や具体例、陥りやすい職種も解説

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「やりがい搾取」とは雇用主が労働者の「やりがい」を利用して、低賃金や過重労働を強いることです。労働者本人は気付きづらいケースもあり、実は知らず知らずのうちにやりがい搾取をされているかもしれません。

そこでこの記事では、やりがい搾取の意味や原因、具体例について解説し、特に陥りやすい職種についても詳しく紹介します。やりがい搾取の被害にあわないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

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1 やりがい搾取とは

ネガティブな言葉として使用されている「やりがい搾取」ですが、具体的にどういった意味があるのかを詳しく解説します。また、英語表現についても説明するのでご覧ください。

1.1 「やりがい」の意味

そもそも「やりがい」とは、仕事などにおける満足感や充実感を指す言葉です。多くの人は、「自分の努力が成果に結びついたとき」「自分の価値観に合った仕事をしているとき」などにやりがいを感じます。また、上司から認められることもやりがいを感じる要因です。

給料が高いだけでなく、内容そのものが自分にとって意味があり、達成感や成長を感じさせてくれる仕事こそが「やりがいのある仕事」と言えます。

1.2 「やりがい搾取」の意味

「やりがい搾取」という言葉は、教育社会学者の本田由紀さんが2007年ごろから著書などで使用し始めた造語であり、雇用主が労働者のやりがいを利用して、不当な労働条件や低賃金を強いる状況を指します。

例えば、社会的に意義がある仕事や、将来のキャリアアップを期待させる仕事を提供しながら、実際には過酷な労働環境の元、十分な対価を支払わないケースなどが挙げられます。

労働者は使命感を感じているため、自分がやりがい搾取にあっていると気づかない場合もあります。しかし、実際は長時間働かされ適正な報酬が得られないので、心理的満足感が得られても、健康や生活に悪影響が及ぶ可能性が高くなるのです。

1.3 「やりがい搾取」を英語で言い換えると?

欧米では、適正な報酬が支払われない時点ですぐに退職や転職をするのが一般的なので、やりがい搾取のような事態は起こりにくいと言われており、「やりがい搾取」という英単語は存在しません。

そのため、英語で言い換える場合は、やりがい搾取が起こっている状況を文章で説明するのが基本ですが、端的に「Exploitation of passion(情熱の搾取)」「exploiting workers' passion(労働者の情熱を搾取する)」という表現で伝わる場合もあります。

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2 やりがい搾取が起きる原因

労働者の生活に大きなデメリットを与えるやりがい搾取は、一体なぜ起きるのでしょうか。ここでは、その主な理由を3つ紹介します。

2.1 企業によるコスト削減

大きな仕事が入ったとき、場合によっては残業や休日出勤で対応しなければならないこともあります。しかし、時間外労働には当然ながら賃金が発生するため、企業の人件費は増えてしまいます。

この人的コストを削減するために、労働者へやりがいや使命感を提供して、高いモチベーションを維持させながら成果を上げさせようとします。労働者は自分の仕事に誇りを感じているので、不当な条件でも耐え続けることが多く、結果的に企業のコスト削減の手段となってしまうのです。

2.2 古い体質や価値観の強要

長時間労働や無償の奉仕が美徳とされる職場では、労働者にやりがいを感じさせることで過剰な労働を強いることがあります。このような職場では、仕事に対する熱意を重視しすぎるあまり、報酬や労働環境の改善が後回しにされることが多い傾向です。

また、労働者に対して「仕事には情熱を持つべきだ」「報酬よりも自己実現が重要だ」といった価値観を押し付けることも、やりがい搾取の一因となります。こうした価値観が浸透していると、労働者は無意識のうちに劣悪な条件を受け入れ、結果的にやりがい搾取の犠牲者となってしまいます。

2.3 雇用者の立場が強い労働環境

企業が求めるスキルに労働者の能力が追いついていない場合、労働者は過度な労働で認めてもらおうとすることがあります。たとえ労働に見合った報酬が得られなくても、「自分の能力が足りていないから仕方ない」と自分を納得させてしまうのです。

特に、応募者の多い人気の職種では雇用主の方が強くなりがちで、労働者はクビにされないよう悪い条件でものんでしまうケースがあります。

2.4 役職というポジションの悪用

サラリーマンにとって、昇進で与えられる役職は一つのステータスであり、働くことのモチベーションにもなり得ます。そんな役職というポジションが、やりがい搾取に利用されてしまうこともあります。

例えば、特に実績のない社員を課長に昇進させることで、「自分は会社に実力を認められた優れた存在だ」と思わせます。そうなると、労働者は今のポジションを手離すまいと、悪い労働条件の中でもやりがいを持って働くようになるでしょう。

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3 やりがい搾取の具体例

やりがい搾取が起きている現場では、具体的にどのようなことが行われているのでしょうか。ここでは4つの具体例を挙げて説明します。自分がやりがい搾取にあっていないかどうか、チェックしてみましょう。

3.1 最低賃金を下回っている

最低賃金とは、労働者が受け取ることができる賃金の最低金額です。労働者の生活を保護するため法律で定められており、雇用主はこの金額以上の賃金を支払う義務があります。

しかし、やりがい搾取が起きている現場では、この最低賃金が支払われていないケースがあります。もちろん違法ですが、労働者はやりがいを感じるからこそ自分の権利を主張しにくくなり、報酬の低さにも目をつむってしまうこともあるのです。

3.2 割増賃金が支払われない

最低賃金と同様、割増賃金の支払いは雇用主の義務です。しかし、やりがい搾取が起きていると、労働者は長時間労働を自発的に受け入れてしまう傾向があり、それに伴う割増賃金が適正に支払われないことがあります。

また、労働者が「やりがい」を理由に自ら進んで残業を行う場合、企業側はその時間を正当な労働時間とみなさないケースもあります。結果として、法定の時間外労働や深夜労働に対する割増賃金が支払われず、労働者は不当に働かされることになります。

3.3 有給休暇の取得を拒否される

やりがいが強調される職場では、休暇を取ることに罪悪感を抱くような状況が作られることがあります。その結果、休暇を申請しにくくなり、実際に取得しようとしても「今が頑張り時だ」などと言われ、事実上休暇の取得を拒まれるケースもあります。

また、労働者がやりがいを感じて自発的に長時間労働を行っている場合、企業側はその状況に甘んじて休暇の取得を後回しにさせることも考えられます。

3.4 任意のイベントへ参加を強要される

任意のはずのイベント参加が、事実上強制になっている企業もあります。仕事には関係のない休日のイベントでも、「チームの一員として参加するのは当然」とされ、参加しないことで人事評価や人間関係に影響を及ぼす可能性が生まれます。

また、「自己成長」や「会社への貢献」を強調されれば、労働者は自発的に参加せざるを得なくなってしまいます。このような暗黙の圧力も、やりがい搾取の一例です。

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4 やりがい搾取は何が悪い?

労働者が自発的にやりがいをもって働いている状況であれば、たとえやりがい搾取にあっていてもいいのでは?と感じる方がいるかもしれません。しかし、やりがい搾取にはいくつかの深刻な問題点があります。ここでは、主な問題点を3つ紹介します。

4.1 正当な報酬が得られず生活が苦しくなる

前項でも説明したとおり、やりがい搾取が起きている現場では最低賃金や割増賃金など、正当な報酬が支払われないケースがあります。報酬が労働に見合わなければ、当然ながら生活は困窮します。

しかし、労働者は「好きなことをしているから」「社会に貢献しているから」という理由で、報酬の低さに対して不満を抱きにくくなっており、やりがいを感じながらも経済的な不安が常に付きまとう状況を生み出してしまうのです。

4.2 過労やストレスで健康を損なう恐れがある

やりがいを求めて無理を重ねるうちに、長時間労働や過度なプレッシャーを感じることが常態化し、心身に大きな負担がかかる恐れがあります。さらに、労働に見合った報酬が支払われなければ、将来に対する不安も大きくなるでしょう。

こういった慢性的な疲労やストレスが積み重なると、食欲不振、睡眠障害、体調不良などの深刻な健康問題に発展する可能性もあります。労働者が無意識のうちに限界を超えた働き方をしてしまうのは、やりがい搾取の大きな問題点です。

4.3 仕事へのモチベーションが低下する

やりがい搾取の状態が長く続けば、使命感に支えられて熱心に働いていた人でも、徐々に自分の置かれている状況に対して疑問を持つようになるでしょう。周囲と比べたり、アドバイスを受けたりしているうちに、自分の労働環境が普通ではないことに気付くかもしれません。

そうなると、労働者は自分の努力が正当に評価されていないと感じ、やがて仕事へのモチベーションが失われていきます。結果として、職場全体の士気にも影響を及ぼし、生産性が下がることもあります。

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5 やりがい搾取されやすい人

同じ職場で働いても、やりがい搾取されやすい人とされにくい人がいます。両者の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、やりがい搾取されやすい人の特徴を紹介します。

5.1 社会に出て間もない新卒社員

仕事に対して熱意をもって入社してきた新卒社員は、「自分をもっと成長させたい」という気持ちが強いことが多いです。しかし、社会人としての経験が浅く、労働者の権利に関する知識が不足しているため、不当な条件でも受け入れてしまうことがあります。

また、職場での評価を気にして、自己犠牲を払ってでも結果を出そうと無理をしてしまうこともあります。そういった行動が、低賃金での長時間労働を強いられるやりがい搾取につながってしまうのです。

5.2 真面目で仕事熱心な人

真面目で仕事熱心な人は、与えられた仕事に対して強い責任感を持ち高い成果を求めるため、自己犠牲をいとわないことが多いです。また、「上司の期待に応えたい」「同僚に迷惑をかけたくない」という思いから、限界を超えて無理をしてしまう傾向があります。

このような姿勢は企業にとって都合がよく、やりがい搾取のターゲットにされてしまうこともあるため注意が必要です。

5.3 周囲からの評価を気にし過ぎる人

周囲からの評価を重要視し、「認められたい」という欲求が強い人は、無理な仕事を引き受けてしまう可能性があります。「周囲からの評価=自分の価値」という考えのため、評価を低下させないよう必要以上に努力を重ねてしまうのです。

また、評価を失うことへの恐怖から、過酷な労働環境でも不満を言わずに従い続けることが多く、結果的にやりがい搾取の対象となるリスクが高まります。

5.4 仕事の選択肢が少ない人

年齢や能力によって仕事の選択肢が限られている場合、自分に合った職場を見つけることが難しく、結果として不利な条件でも仕方なく受け入れざるを得ないことがあります。

また、仕事の選択肢が少ないと、辞めたくても次の仕事を見つけることが難しく、不満を抱えながらも現在の職場にとどまるしかない状況に追い込まれてしまいます。さらに、職場での不当な扱いに対しても黙って従うことが多くなり、結果としてやりがい搾取の対象となりやすくなるのです。

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6 やりがい搾取が起きやすい企業の特徴

企業風土や環境によって、やりがい搾取の起きやすさには違いが出る場合があります。ここでは、一般的にやりがい搾取が起きやすい企業の特徴を4つ紹介します。

6.1 過度な成果主義を取り入れている

過度な成果主義を取り入れている企業は、常に厳しい目標を設定し、労働者に対して結果を求め続けます。結果が出せなかった労働者には、厳しい叱責や罰を与える企業もあります。

このような状況に置かれると、労働者は不安から過度な努力を重ねようとする傾向があります。「罰を避けるためには、期待通りの成果を出さなければいけない」という労働者の気持ちを利用して、やりがい搾取の状況を生みやすくしてしているのです。

6.2 業界自体の人気が高い

多くの人が仕事内容に魅力を感じる人気業界は、競争が激しく、労働条件を低く設定しても応募者が集まる傾向です。こうした状況では、企業が「好きなことを仕事にできる」という労働者のやりがいに依存し、報酬や労働条件を改善しないケースが見られます。

また、「憧れの仕事に就くためには苦労をいとわない」と考える人が多いと、企業はその情熱に頼り、過酷な労働を要求することもあります。結果として、労働者は自分の夢を追いかける一方で正当な対価を得られず、やりがい搾取に陥りやすくなります。

6.3 顧客や利用者など人との関わりが多い

顧客に何らかの直接的なサービスを提供する企業では、「お客様のため」というモチベーションが強く求められます。また、顧客満足度が評価の対象となるので、顧客からの感謝する声をやりがいとして感じやすくなります。

その感情が過度になると、労働者は無意識のうちに自分を犠牲にして、顧客のために無理な労働や報酬の低さを受け入れてしまうことがあります。

6.4 雇用形態が不安定

契約社員やアルバイト、フリーランスなどの非正規雇用者が多い企業では、労働時間の長さや報酬の低さが問題になることがあります。雇用がしっかり約束されていないと、契約が更新されるかどうかの不安や、次の仕事を見つける難しさから、不利益を受けても黙って働く労働者が多くなります。

つまり、雇用という契約を盾に取れば、労働者にやりがいを強要して悪条件のもと働かせることが可能になってしまうのです。

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7 やりがい搾取に陥りやすい職種

ここからは、やりがい搾取に陥りやすい職種を紹介します。もちろん問題なく働ける企業がほとんどですが、企業風土や職場環境によってはやりがい搾取の状況が生まれる可能性もあるため、よく見極めてから選ぶことが大切です。

7.1 営業職

営業職は、業績や成果が直接評価される職種です。そのため、営業マンは高い目標に応えようと自分を犠牲にし、報酬が見合わないことに不満を抱えながらも、なかなか改善を求めにくい状況に置かれることがあります。

また、営業職は成功報酬として高いインセンティブがある一方で、基本給が低く成果が出ないと収入が安定しない場合もあります。そうなると、何とか結果を出そうと過剰な労働を受け入れてしまうことも考えられます。

7.2 モデル・タレント

モデル・タレント業界では、労働や報酬の条件が不透明な場合があります。特に新人や若手は、「経験を積むため」「知名度を上げるため」という理由で、低賃金や無償の仕事を引き受けることが多く、労働価値を過小評価されてしまうケースもあります。

モデルやタレントは仕事が不定期であり、常に次の仕事を探さなければならないというプレッシャーを抱えています。多くの人が憧れる職業ではあるものの、報酬や労働条件は十分でない場合が多く、やりがい搾取に陥りやすい状況です。

7.3 ゲームクリエイター・アニメクリエイター

これらのクリエイティブな業界は、多くの人が情熱をもって目指す分野であるため、労働条件が劣悪でも仕事を続けるケースが多いです。また、仕事の性質上、業界内の競争が激しく、成果が認められるまで長い時間がかかることもあります。

さらに、締め切りなどのスケジュール管理が厳しいので、長時間の労働が常態化している現場もあります。こうした状況のもと、クリエイターはやりがいを強調される一方で、報酬は不十分であることが多くなります。

7.4 飲食店スタッフ・テーマパークスタッフ

顧客対応に多くのエネルギーを注ぐ業界では、仕事に対する情熱を求められるのが一般的です。特に、飲食店やテーマパークのスタッフは、繁忙期に長時間のシフトを強要されることが多く、やりがい搾取に直面しやすい状況です。

また、パートタイムや契約社員として雇用された場合は、安定した収入と雇用を得るため、自己犠牲を払いつつ低賃金の長時間労働に耐えてしまうことも考えられます。

7.5 教育・医療・福祉・介護職

これらの職業は、他者への奉仕が主な目的であり感謝されることも多いため、大きなやりがいを感じられる仕事です。しかし、その一方で社会貢献の観点から「自分を犠牲にして働くことが美徳である」という考えが浸透している職場もあります。

そんな中、近年は労働力不足や予算の制約によって十分な人手が確保されず、過剰な業務がスタッフにのしかかることがあります。結果として、充実感ややりがいを強調されながら、報酬や労働環境が適切に整備されないという事態が起こりやすくなってしまいます。

8 やりがい搾取にあっていると感じたときの対処法

実際、自分がやりがい搾取にあっていると感じたときは、どのように対処すればいいのでしょうか。やりがい搾取という辛い状況を打破するための対処法を紹介します。

8.1 有給休暇を取得する

まずはリフレッシュする時間を確保し、心身をゆっくり休めることが大切です。やりがい搾取が起きている状況では、自分でも気付かないうちに過剰な労働を強いられていることが多いため、自ら休息を取る必要があります。

また、有給休暇は労働者の権利でもあるため、適切に取得することで労働環境の改善を求める一歩にもなります。定期的に有給休暇を取得して、自己の健康を守るとともに、労働者としての権利も主張しましょう。

8.2 社内・社外の相談窓口に申し出る

社内の相談窓口や労働組合、労働基準監督署などに申し出ることで、労働条件についての改善を求めることができます。会社側に自分の状況を正式に伝えれば、問題の解決に向けた具体的な対応を引き出せる可能性があります。

また、法律に基づいたサポートを受けたり、必要に応じて介入を依頼したりすることも可能です。やりがい搾取の問題を明るみにして、改善に向けた具体的な行動を起こすためには、自分一人で抱え込まず第三者に相談することが大切です。

8.3 思い切って転職する

「企業全体にやりがい搾取の風土が蔓延している」「行動を起こしても変化の兆しが見えない」と言った場合は、早めに見切りをつけて転職した方が、将来的なメリットは大きくなるでしょう。

ただし、一般の求人情報では職場の雰囲気までは掴めず、せっかく転職してもまた同じような状況に陥ってしまう可能性もあります。そのため転職の際は、一般には出回らないような細かい企業情報を把握している転職エージェントを利用するのがおすすめです。

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9 まとめ

やりがい搾取とは、労働者が仕事へのやりがいを利用され、低い報酬で過剰な労働を強いられる状況を指します。原因としては、企業によるコスト削減や古い価値観の強要などが挙げられます。

やりがい搾取が常態化すると、生活が苦しくなり、心身の健康を害する恐れもあります。自分がやりがい搾取にあっていると感じたら、社内外の相談窓口を活用するなどして、正当な報酬や休息を求めることが重要です。

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