アイスブレイクのネタ7連発!目的や効果、注意点も詳しく解説

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アイスブレイクは、参加者の緊張を解き、気軽に話し合える雰囲気を作り出す、まさにビジネスにおける潤滑油のような役割を果たします。しかし、アイスブレイク自体が目的になってしまっては本末転倒です。

この記事では、そもそもアイスブレイクとは何なのかといった基本から、実際に使えるネタまで例を挙げて詳しく紹介します。また、失敗を防ぐための注意点も解説するので、アイスブレイクを実行しようと考えている方はぜひ参考にご覧ください。

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1.「アイスブレイク」とは!?

アイスブレイクとは、そのまま訳すと「氷を壊す」という意味ですが、ビジネスシーンにおいては「緊張感で氷のように固まった雰囲気を和ませるために行うコミュニケーション方法」を指します。具体的には、会議・セミナー・研修の前に簡単なゲームをおこなったり、商談の場で自己紹介をおこなったりするケースが挙げられます。

1.1 アイスブレイクの目的

プレゼンに勝てる、会議で成果を出せる、出会ったばかりの人たちとすぐに打ち解けられるなど、誰もが憧れる"仕事のできる"ビジネスマンの多くは、「アイスブレイク」を上手に活用しています。

そう、「アイスブレイク」はビジネスにおいて、とても重要な役割を果たすのです。

「アイスブレイク」を活かせる場は、大勢でアイディアを出し合うミーティングや、参加者の意見が重要になる会議、商談の成否を決める プレゼンテーション、多数の出席者を相手に講義をおこなう研修など、枚挙にいとまがありません。

「アイスブレイク」をサラッと使いこなすことができれば、固まった雰囲気をほぐして場を和らげるだけでなく、その場にいる人全員にあなた自身の存在感を強く印象付けることができ、人間関係づくりにも大きく役立つのです。

1.2.アイスブレイクの活用法

「アイスブレイク」は参加者の緊張を解き、気軽に話し合える雰囲気を作り出す、まさにビジネスにおける潤滑油のような存在。特に会社でのキャリアを積み重ね、社内外ともに交流の幅が広がってくる中堅社員にとっては、こうした「つかみのネタ」があると何かと便利です。

「アイスブレイク」を上手く使って良好なコミュニケーションを築いておけば、会議の招集や調整役もスムーズに進められます。

1.3 アイスブレイクの効果

アイスブレイクが緊張をほぐし、本来のパフォーマンスを引き出すとされる理由は、「相互理解」「心理的安全性」を得られる点にあります。

会議や研修で参加者同士がお互いをよく知らない状態だと、「自分が発言したら、周りはどういうリアクションを取るんだろう」などと不安になり、萎縮してしまいます。

そんなときにアイスブレイクを実施すれば、お互いに自己開示し合えて、人となりや価値感を共有できます。また、心理的安全性を感じられるようになり、発言がしやすい環境も作れるのです。

以下では、これまで一度も「アイスブレイク」を試したことがない、という方のために、事前準備がほとんど不要かつ短時間で行える「アイスブレイク」のネタを、シチュエーション別に7つご紹介します。

会議やプレゼンで本題に入る前は、大きく固まった氷をこの7つのネタで壊してみてください!

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2.アイスブレイクのネタ7連発!

1発目:初対面のメンバーが多い会議前に使いたいアイスブレイク: 積木式自己紹介(自己紹介系)

アイスブレイクが最も活かせるシーンといえば、初対面での自己紹介です。他社との会議では名刺を交換してからのスタートとなることが多いですが、それだけですぐに名前を覚えるのは大変ですし、名刺をチラチラ見ながらの会話では、いつまで経っても緊張がほぐれませんよね。

2発目:集まるのが数回目のメンバーでの会議前に使いたいアイスブレイク:
実は自己紹介(自己紹介系)

①で説明したゲーム感覚のアイスブレイク「積木式自己紹介」に続き、こちらも自己紹介系のアイスブレイクです。
何度か顔を合わせていれば多少の慣れは出てくるものの、お互いの距離が近づいたかどうかは微妙な感じで、淡々と会議を繰り返しているといったケースもあるでしょう。そう、気付かないうちにその会議の場には、巨大な氷ができつつあるのです。

3発目:活発な意見交換が期待でき「ない」会議前に使いたいアイスブレイク:ヒーローインタビュー(ウォーミングアップ系)

静まり返った会議室・・・
「ぜひ、活発な意見交換を」という事前のメールも空しく、発言が多い一部の参加者だけが意見を出し続けます。ほかの参加者はすでに出ている意見に引っ張られ、賛同を示すだけの状態です。

4発目:朝イチの会議前に使いたいアイスブレイク:
指体操(ウォーミングアップ系)

こちらも会議の前のウォーミングアップとして使えるアイスブレイク、その名も「指運動」。特に、まだ脳がフル回転していない朝イチの会議や、お昼ご飯を食べたばかりで強烈な眠気に襲われる昼イチの会議で有効なネタです。アイスブレイク+脳の運動という、一度で二度おいしいアイスブレイクのネタなので、ぜひ覚えておいてください。

5発目:課や部署を跨いだ会議前に使いたいアイスブレイク:
流れ星(学び・気づき系)

こちらも会議の前のウォーミングアップとして使えるアイスブレイク、その名も「指運動」。特に、まだ脳がフル回転していない朝イチの会議や、お昼ご飯を食べたばかりで強烈な眠気に襲われる昼イチの会議で有効なネタです。アイスブレイク+脳の運動という、一度で二度おいしいアイスブレイクのネタなので、ぜひ覚えておいてください。

6発目:時間管理がイマイチなってない会議前に使いたいアイスブレイク:
1分時計(学び・気づき系)

会議あるあるです。会議の目的(ゴール)をハッキリと決めず、終了時間もあやふやなまま決め手のない議論をダラダラと続けてしまう...そんな会議、誰もが経験があるのではないでしょうか?毎回、ダラダラと時間ばかりが過ぎてしまうような会議の前にぜひ使いたいのが、こちらのアイスブレイク。その名も「1分時計」です。

7発目:最近成績が芳しくないチームの会議前に使いたいアイスブレイク:
1円玉の大きさは?(学び・気づき系)

いよいよ最後、7つ目のアイスブレイクです。ここで紹介するのも、盛り上がるだけでなく、ちょっと考えさせられるアイスブレイクです。

3.アイスブレイクの注意点

アイスブレイクは、会議やイベント参加者の緊張をほぐし、コミュニケーションを円滑にするための重要なステップです。しかし、一歩間違うと場の空気を白けさせたり、会議の妨げになったりする恐れもあります。そこで、ここではアイスブレイクを行う際に注意すべき3つのポイントを解説します。

3.1 時間を守る

アイスブレイクは、会議や研修などを円滑に進めるために行う準備運動のようなものです。もしも準備運動が長引いて、本番の時間が削られてしまうようなことになったら本末転倒です。

また、アイスブレイクが長引きすぎると、逆に参加者の集中力を削いでしまうことも考えられます。参加者全員をリラックスさせつつ、メインの目的へスムーズに移行するためには、時間管理を徹底し、決められた時間で確実に終わらせることが重要です。

3.2 全員が参加できるよう配慮する

特定の人だけが参加するアイスブレイクは、他の参加者に疎外感を与え、場の空気を白けさせてしまいます。参加者同士のコミュニケーションが図れないだけでなく、逆に緊張を生みだしてしまう可能性もあります。

アイスブレイクを実行する際は、一部の人だけが話し続ける状況を避け、参加者全員が平等に参加できるような形式や話題を選ぶよう配慮することが大切です。

3.3 ビジネスの場であることを忘れない

ゲーム感覚のアイスブレイクは思った以上に盛り上がることもありますが、あくまでも仕事の場であるいうことを忘れず、節度を持ったコミュニケーションを心がけましょう。

リラックスさせることが目的とはいえ、あまりに砕けすぎると場の雰囲気が崩れることもあるため、適度な緊張感を保つことが重要です。

また、参加者の年齢、性別、文化背景、職場環境などを考慮し、政治や宗教などの踏み込んだ話題は避けるのが賢明です。

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4.まとめ

仕事ができる多くのビジネスマンが実践している、アイスブレイクの定番ネタ7つを紹介しましたが、いかがでしたか?

どんな商品やサービスも、それを動かしたり考えたりしているのは人です。特に企業で働くビジネスマンにとっては、人と人とのコミュニケーションが必要不可欠です。斬新なアイディアや本音を聞き出し、より良い成果へとつなげるには、共に仕事をする相手の緊張をほぐし、話しやすい雰囲気作りを心掛けなければなりません。

もちろん、これは会議に限ったことではありませんね。営業での訪問先でも、名前も知らない営業マンと初めて話すのに心を開いてくれる人はいません。新入社員に研修を行うときでも、彼らが集中して講義を聞くためにはリラックスして臨んでもらう必要があります。

ビジネスにおけるあらゆる場面で、ぜひこのアイスブレイクの考え方や方法を参考にしてみてください。

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