活発な意見交換が期待でき「ない」会議前に使いたいアイスブレイク:ヒーローインタビュー(ウォーミングアップ系)
静まり返った会議室・・・
「ぜひ、活発な意見交換を」という事前のメールも空しく、発言が多い一部の参加者だけが意見を出し続けます・・・
ほかの参加者はすでに出ている意見に引っ張られ、賛同を示すだけの状態です。
そんな誰しもが経験のある「盛り上がらない会議」を、あっという間に「盛り上がる会議」に変える効果的なアイスブレイクのネタをご紹介します。
「ヒーローインタビュー」というゲームです。
- 1)2人1組になってもらう。1人は聞き手、1人は話し手(途中で交代)。
- 2)「自分が一番活躍したとき」のことを、あたかもMVPへのヒーローインタビューのようにどんどん盛り上げて聞き出していく。
このアイスブレイクのポイントは、聞き手側にあります。
いかにスポーツ記者のようになりきって、相手が話したくなるようなインタビューをするか。ただ「ヒーローインタビューをしてください」と言うだけでは、イマイチ盛り上がりません。
そこで、まずはアイスブレイクの進行役であるあなたが聞き手となり、誰か一人を選んでデモンストレーションをしてみます。話し上手な人がいる場合には、その方を話し手に指名すると良いですね。
そしてデモンストレーションでは、話し手の回答に目一杯のオーバーリアクションを見せましょう。大きな声で「ええーーー!すごいですね!」と身をのけぞらせて、手振りや表情も意識して見せます。
このデモンストレーションも実は重要なアイスブレイク。大きなリアクションを演じるあなたを見て笑いが起きたら儲けものです。
また、中には質問することが苦手な方もいるでしょう。そうした方のために、質問を掘り下げていくコツをあらかじめ教えておくとスムーズにインタビューが進みます。
「いつのこと?」
「どうしてそうしたの?」
「それによってどうなった?どう感じた?」
...など、質問のキーワードを示しておくことで、インタビュー時に参考にすることができます。ホワイトボードなどに書いて参加者たちがすぐに見られるようにしておくとより親切ですね。
これを会議の前に行うと場が打ち解け、雰囲気がよくなります。自分の成功体験を人が興味深く聞いてくれると、口と心が自然と開くもの。その後の会議で、活発な意見交換やアイディア出しにつながるはずです。
普段なかなかできない自慢話のおかげで、意外にイメージアップのチャンスかも!?