最近成績が芳しくないチームの会議前に使いたいアイスブレイク:
1円玉の大きさは?(学び・気づき系)
これまで6つのアイスブレイクのネタを紹介してきましたが、いよいよ最後の7つ目です。ここでご紹介するのも、盛り上がるだけでなく、ちょっと考えさせられる系のアイスブレイクです。
- 1)参加者に紙とペンを用意してもらう。
- 2)実際の1円玉を見ることなく、紙に1円玉の大きさの円を描いてもらう。
- 3)進行役が本物の1円玉を出し、みんなで答え合わせ。
「うわ、大きすぎた」「やった、俺ジャストサイズ」など、みんなで見せ合ったときに盛り上がること間違いなしです。(もちろん、使うのは10円玉でも100円玉でもOK!)
では、このアイスブレイクが与えてくれる気づきとは何か。それは、普段目にしているものだからといって、必ずしも正しく知っているわけではないということです。
ビジネスにおいて、キャリアを重ねれば重ねるほどに誰もがぶつかる壁とは、固定観念に縛られてしまうことです。
何年もやっている業務で自信をもって取り組んでいる(=そのビジネスにおいて自分の考えが正しいと思っている)からこそ、その経験に囚われて本質的なことや新しい視点を見落としがちになってしまう。
普段当たり前と思っていることを見直すきっかけになるこのアイスブレイク、新商品の開発時やアイディア出しなど柔軟な発想が求められる会議でも効果を発揮しますので、ぜひ活用してみてください。
仕事のできるビジネスマンはみんなやっているアイスブレイク、その定番7つのネタをご紹介しました。いかがでしたか?
どんな商品やサービスも、それを動かしたり考えたりしているのは、人です。特に企業の中でビジネスを進めるには、人と人とのコミュニケーションが不可欠。斬新なアイディアや本音を聞き出し、より良い成果につなげていくためには、共に仕事をする相手...それが社内であっても得意先であっても...の緊張をほぐし、話しやすい「雰囲気作り」をすることはとても大切です。
もちろん、これは会議に限ったことではありませんね。営業での訪問先でも、名前も知らない営業マンと初めて話すのに心を開いてくれる人はいません。新入社員に研修を行うときでも、彼らが集中して講義を聞くためにはリラックスして臨んでもらう必要があります。
ビジネスにおけるあらゆる場面で、ぜひこのアイスブレイクの考え方や方法を参考にしてみてくださいね。