課や部署を跨いだ会議前に使いたいアイスブレイク

課や部署を跨いだ会議前に使いたいアイスブレイク

課や部署を跨いだ会議前に使いたいアイスブレイク:
流れ星(学び・気づき系)

お次は楽しいだけでなく、ちょっと「ハッ!はっ」とさせられる(はずの)アイスブレイクです。

  • 1)参加者に紙とペンを用意してもらう(会議の場では誰もが持っているので、それを使ってもらってOKです。もし持っていない人がいたら周りの人に借りるなどしてもらいましょう)。
  • 2)紙に「流れ星」「月」「木」を順番に描いてもらう。
  • 3)最後にみんなで見せ合う。

では、イメージしてみてください。

「まずは、今から1分間で流れ星を描いてみて下さい」

と言います。質問が出た場合でも答えずに、各自が思う通りに描いてもらいましょう。

流れ星が終わったら、そのまま同じ要領で、次は「月」と「木」を描いてもらいます。

すべて描き終えたところで、みんなで見せ合います。

すると、どうでしょう。同じ流れ星でも、人によって全く違う!

大きく描く人もいれば小さく描く人も。星形にデフォルメして描いたり、効果線などを使って細かくリアルに描いたり。「芸術家!?」と思わず唸ってしまうような名作を描き上げてしまう人もいるかもしれません。人によって全く違う、それぞれの流れ星を描いていることがわかるでしょう。

月や木も同様ですね。

人がどんな捉え方をしたのか。どんな絵を描いたのか。それをお互いに見せ合っていると、自然と会話や笑いが起きてきます。

けれどこのアイスブレイクの真骨頂は、そこだけではないのです。このアイスブレイクには、ふだんの仕事に直結する大事なポイントがあります。

簡単な「星」「月」「木」でさえも、人によって全く異なる絵になってしまう。つまり、人の主観によって捉え方がどれほど違ってくるか、それがハッキリと分かるのです。

仕事の指示となると、話はもっと複雑です。課や部署をまたいだ会議では、相手が知っていることを前提につい話をしてしまったり、自部署での言葉や感覚をもとに話をしたりしてしまいますが、実際は何を話しているのか正確に伝わっていないことが多いものです。

このアイスブレイクは、人と会話をするとき自分目線の言葉だけでは意味が伝わりにくいということや、同じ基準を使って説明することの重要性を認識するきっかけになるのです。

アイスブレイクで場がひとしきり盛り上がった後に、そんなまとめをビシっと決めてから会議を始められたら、会議の雰囲気だけでなく参加者たちからのあなたへのイメージもグッと良くなるはずです。

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