ビジネスは、日々発生する課題解決の繰り返しです。課題を発見し、合理的な解決策を見いだせる人材が求められています。「課題発見力」はすべての業界や職種で共通して発揮される能力であり、新しい価値を生み出すカギにもなります。 (Misa)
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1.課題発見力とは?
1.1. 目標達成するために求められるのが「課題発見力」
現状の課題発見と解決を繰り返すことで、目標を達成するのがビジネスの本質です。目標達成するために求められるのが「課題発見力」です。
発生した事象や問題の本質を見抜き、その解決策を見つける能力をさします。単に問題点を指摘するに留まらず、背景にある根本原因を分析して解決の糸口を発見する力であり、広い視野や客観的な視点、観察力、論理的な思考、主体性などが求められます。
1.2. あらゆる業界や職種で共通して必要
こうした力はあらゆる業界や職種で共通して求められ、仕事の幅や職位が高まるほど求められる度合いが高くなります。
ビジネスにおける課題解決は業務を阻害する問題を解消するだけでなく、時として革新的なアイデアを生み出すことにもつながり、ビジネスの競争力を高めるからです。
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2.課題発見力が求められる理由
ビジネスにおいて課題発見力が重視される理由を考えてみましょう。
2.1. 壁にぶつかった際、問題を乗り越えるための方法を見つけられる
まず、課題発見力を持つ人は、仕事で壁にぶつかった際、自分の力でその問題を乗り越えるための方法を見つけられます。
自分が何をすべきかを自発的に考えることができ、自律的に仕事をするための基本的なスキルであり、新入社員から経営者までそれぞれのポジションで求められます。
2.2. 新しい価値を生み出すことができる
また、従来の発想や手法だけでは解決できない問題に直面した時でも、新たな切り口を見つけられる可能性があります。
課題発見力があれば、加速度的に多様化していく社会構造や価値観に適応して新しい価値を生み出すことができるでしょう。
つまり、どのような業種や職種でも状況の変化や問題は発生するため、課題発見力が常に求められると言えます。
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3.課題発見力を高めるには?
最後に課題発見力を高める方法を紹介します。課題発見力は考え方や習慣づけによって向上させることができます。
3.1. 固定観念を捨てる
まず、客観的な視点と柔軟な発想で問題に向き合うために固定観念を捨てて、問題に向き合うことです。問題の前提条件や現状を無いものとしてリセットするゼロベース思考を身につけましょう。
3.2. 物事を正確に把握し、判断するクリティカルシンキング
次に重要なのは物事を正確に把握し、判断するクリティカルシンキングです。
ゼロベース思考を活用して適切な情報収集を行い、事実やデータを分析して、あるべき姿と現状のギャップを正確に把握します。
その際、他者の意見を積極的に求めることで課題が明らかになる場合も多いです。
3.3. 変化や課題を予測し、先回りして対策を考える未来志向と論理的思考力
発見した課題の解決の糸口をつかむためには、現在の状況や過去の経緯にとらわれず、起こり得る変化や課題を予測し、先回りして対策を考える未来志向と論理的思考力が必要です。
論理的思考力は、曖昧な表現を避け具体的に言語化する習慣や、目的を意識しながら達成に向かう手段を筋道たてて考えることで高められます。原因と結果などの因果関係を基準にすることで、論理の骨組みを保ちやすくなります。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。