【例文付き】新入社員へのメッセージを紹介!簡単な一言から名言まで

ビジネススキル・マナー

新入社員は仕事や人間関係に対して、多くの希望と不安を持っています。そんな新入社員のモチベーションを高めたり緊張を和らげたりするのに、上司や先輩からの的確なメッセージは欠かせません。本記事では歓迎メッセージや励ましのメッセージなど、新入社員に送るさまざまなメッセージを豊富な例文とともに紹介します。

新入社員の心に響くメッセージを送り、やる気を引き出したりコミュニケーションを図ったりしたい方はぜひ参考にしてください。

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1 新入社員へ伝えるべきメッセージとは

入社して間もない新入社員の中にとって、上司や先輩からのメッセージはとても重要なものです。何気なくかけた一言が、新入社員の意識や行動を変化させてしまうこともあります。

そのため、上司や先輩として新入社員にメッセージを送るときは、シーンや目的に応じた内容を意識することが大切です。

1.1 新入社員へメッセージを送る目的

新入社員の中には、新しい生活や人間関係に不安を抱いている方が多くいます。また、慣れない仕事でミスをして、落ち込んだり自信をなくしたりする方もいるでしょう。

そんな新入社員にとって、豊富な経験を持つ上司や先輩からの温かいメッセージは、心強くありがたいものです。新入社員の気持ちに寄り添い、前向きなメッセージを伝えることで、不安を自信に変えてあげられます

目的はあくまでも新入社員のモチベーションを向上させることなので、自分の理念や経験の押し付けとなる、威圧的なメッセージにならないよう注意しなければなりません。

1.2 新入社員へのメッセージはいつ送る?

新入社員へメッセージを送る場面としては、入社式の祝辞や歓迎会の挨拶、朝礼や懇親会での一言、普段の生活における声がけなどが考えられます。それぞれのシーンに応じて、適切なメッセージを送るようにしましょう。

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2 【立場別】新入社員へのメッセージ例文

ここからは、実際に新入社員へ送るメッセージの例文を紹介していきます。まずは、「上司から」「先輩から」という2つの立場に分けて、一般的な挨拶で使える例文を紹介します。

2.1 上司から新入社員へのメッセージ

まずは、上司という少し上の立場から、新入社員へ送るメッセージを紹介します。「会社の未来にとって、新入社員の若い力が大切である」という思いを込めるのがおすすめです。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

〇年の歴史を刻むこの会社に、新たな仲間として加わっていただきありがとうございます。新時代の先駆者となる皆さんの個性やアイディアは、会社の未来にとって欠かすことのできない重要なものだと感じています。

皆さんには新しい挑戦と成長の機会が広がっています。お互いに尊重し、協力し、共に築くことで、この先の未来をより輝かしいものにしていきましょう。

2.2 先輩から新入社員へのメッセージ

次に、少し近い存在の先輩からのメッセージを紹介します。自分が新人だった頃の気持ちを伝えると、親近感と安心感を与えられるでしょう。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

〇年前、同じようにドキドキしながらこの会社に入社した自分が思い出されます。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、困ったときや分からないことがあれば気軽に声をかけてください。

仕事は挑戦の連続ですが、その中で自分を見つけ、成し遂げる過程が素晴らしい経験となります。失敗は成功の一部です。ぜひいろいろなことにチャレンジしてください。未知の領域での発見が、きっと素晴らしい成果に繋がります。一緒に頑張りましょう。

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【関連記事】「【新入社員の研修】どんな研修を受けるか、社員研修の方法・形態について解説」

3 【シーン別】新入社員へのメッセージ例文

ここでは、入社式や歓迎会といった改まった場面でのメッセージと、朝礼で使える一言メッセージの例文を紹介します。

3.1 入社式や歓迎会で使えるメッセージ

入社式や歓迎会では、会社のトップである社長や部署の上司による挨拶が一般的です。経営理念を共有したり、共に頑張ろうという気持ちを伝えたりするのがいいでしょう。

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

私たちの経営理念は協力と共創、そして変革です。皆さんは組織をより一層発展させるための、新しいアイディアと情熱を持っています。変化はチャンスであり、挑戦は成長への扉です。職場では、経験豊かな先輩たちが皆さんをサポートしてくれますので、恐れずに自分を信じて前に進み続けてください。

成功への道は挑戦と努力の積み重ねであることを胸に刻み、あらゆる瞬間を大切にしながら共に未来を築いていきましょう。皆さんの新しい一歩が素晴らしいものとなることを信じています。

皆さんの入社を心から祝福し、歓迎の挨拶といたします。

3.2 朝礼で使える簡単な一言メッセージ

朝礼では、あまり堅苦しくない一言メッセージが適しています。1日を明るく始められるように、前向きな声がけがおすすめです。

  • 今日も一日、皆さんの笑顔とパワーで職場の雰囲気を盛り上げてください。
  • 本日も積極的な姿勢と協力する心を大切にして、素晴らしい一日にしましょう。
  • ミスや失敗なくして成長はありません。一歩ずつ前進していきましょう。

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【関連記事】「新入社員の有給はいつ付与される?取得する際のマナーや申請方法も」

4 【パターン別】新入社員へのメッセージ例文

メッセージの文面に困ったら、有名な名言や自分の経験を引用するのもいいでしょう。それぞれの例文を紹介します。

4.1 名言を引用したメッセージ

著名人や偉人の名言には心に刺さる言葉が多く、新入社員へのメッセージには最適です。自分の好きな名言を引用すれば、より気持ちが伝わりやすいでしょう。

私の好きなスティーブ・ジョブズの言葉に、次のようなものがあります。
「Stay hungry, stay foolish 飢えを忘れず、愚か者でい続けよ」
これは夢を追い求め、新しいアイディアに挑戦し続ける姿勢を指しています。皆さんの熱意やアイディアが、組織に新たな風をもたらしてくれることを期待しています。

「失敗したことのない人は、挑戦したことがない人である」
これは、有名なアルベルト・アインシュタインの言葉です。失敗は必然であり、挑戦を経て初めて本当の成果や成長が得られるという意味です。皆さんの挑戦が素晴らしい経験となり、共に成長していけることを楽しみにしています。

4.2 経験を引用したメッセージ

自分の経験を引用するのもいい方法です。成功体験を引用するのもいいですが、自慢だと感じさせたり、プレッシャーを与えたりする内容は避けましょう。ここでは、失敗から学んだ経験を引用したメッセージを紹介します。

初めてプロジェクトのリーダーを任されたとき、私は大きな失敗を経験しました。計画が甘く、チームとのコミュニケーションも不足していたのです。結果として、プロジェクトは予定よりも遅れ、品質も満たせませんでした。

この失敗はとても痛いものでしたが、それが契機となり、プロジェクトの進め方に関する理解が深まりました。失敗から学んだ教訓は、計画の重要性とチームとの協力がプロジェクトの成否に大きく影響するということです。

皆さんもこれから仕事をしていく中で、いくつかの失敗を経験することと思います。しかし、失敗は成長の一環であり、経験から得た知識は将来の成功に繋がります。新たなチャレンジに向けて、ぜひ前向きな姿勢で頑張ってください。共に素晴らしい成果を築き上げましょう。

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【関連記事】「新入社員に適したスーツとは?男性・女性別の選び方や必要着数を解説」

5 【目的別】新入社員へのメッセージ例文

「落ち込んだ新入社員を励ましたい」「新入社員との距離を縮めたい」など、目的に沿ったメッセージの例文を紹介します。ぜひ、声がけの参考にしてください。

5.1 新入社員を褒める際のメッセージ

新入社員を褒める際は、具体的にどこが良かったのかをわかりやすく伝えてあげると、モチベーションが高まりやすいでしょう。

  • 〇〇さんの自己紹介はわかりやすく、とても印象的でした。仕事に対する前向きなエネルギーも感じられて、素晴らしかったですよ。
  • 〇〇さんのおかげで、プロジェクトの準備がいつもよりスムーズに進みました。いつも細かいところまで気を配ってくれてありがとう。
  • 〇〇さんがいると、職場の雰囲気が明るくなりますね。新しいアイデアも積極的に提案してくれるので、職場全体が活性化したように感じます。

5.2 ミスした新入社員を励ますためのメッセージ

ミスをして落ち込む新入社員を励ます際は、とにかく前向きな言葉を意識しましょう。「皆でフォローするから大丈夫」といった声がけで、安心させてあげることも重要です。

  • ミスは誰にでもあることだから、そんなに落ち込まなくても大丈夫ですよ。職場にいる全員、過去にはいろいろなミスをしています。また一つ成長できたと思って、気持ちを切り替えていきましょう。
  • 落ち込むということは、それだけ責任感をもって仕事に向き合っている証拠ですね。〇〇さんの努力は、職場の皆が認めていますよ。いつもありがとう。
  • これくらいの失敗は、全く心配いりませんよ。職場の皆がしっかりフォローするので安心してくださいね。この経験を次に生かして、もっといいものを作りましょう。

5.3 人間関係に悩む新入社員のためのメッセージ

職場の人間関係に悩む新入社員も多いでしょう。過剰なアドバイスはせず、相談に乗ってあげることで気持ちが楽になることもあります。しかし、パワハラなど不当な扱いを受けているようであれば、上層部や組合に申し出るなど、しかるべき対応が必要です。

  • いつでも話を聞くから、嫌なことがあったら遠慮なく教えてね。
  • ゆっくり焦らず関係を築いていけば大丈夫。〇〇さんの味方はたくさんいるよ。

5.4 仕事に悩む新入社員のためのメッセージ

特に仕事に慣れないうちは、「仕事自体が自分に合っていないのではないか」といった悩みを抱える新入社員も少なくありません。悩みに寄り添うと同時に、解決に導くアドバイスをしてあげるのもいいでしょう。

  • 〇〇さんの仕事ぶりは、みんな評価しているよ。慣れないうちはつまづくこともあるけれど、できることが増えると楽しさも増えていくよ。
  • どうしても今の仕事が辛いなら、〇〇さんの強みを活かせる業務があるかもしれないので、一度課長に相談してみてはどうかな。話しにくければ一緒に話すので相談してね。

5.5 距離を縮めるための面白いメッセージ

新入社員との距離を縮めたいときは、あまりかしこまらず気軽に話しかけることが大切です。新入社員からはなかなか話しかけづらいものなので、上司や先輩の方から壁を取り払ってあげましょう。

  • 分からないことは遠慮なく私に聞いてください。解決してくれる人を一緒に探します!
  • 人一倍態度は大きいですが、実は入社してまだ〇年目の新人です!一緒に職場を盛り上げていきましょう。


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6 新入社員へのNGなメッセージとは

上司や先輩からの温かいメッセージは、新入社員にとって嬉しいものです。しかし、内容によっては嫌がられたり、モチベーションを下げたりする場合があるため注意しなければなりません。ここでは、NGなメッセージについて解説します。

6.1 成功体験や理念の押し付け

社会人の先輩として、成功体験や理念を新入社員に伝えること自体は悪いことではありません。しかし、押し付けや威圧的な言い方はNGです。「自分が新人の頃はこんなことができた」「嫌な仕事をしなければ一人前になれない」など時代錯誤と思えるメッセージは、逆に新入社員のやる気を削いでしまいます。

6.2 他者との比較

他者との比較も避けるべきです。他者の成功例などを引き合いに出されることで、「自分はダメなんだ」「自分は認められていないんだ」と自信を失ってしまう可能性があります。逆に、「あなたはできているけど、〇〇さんはできていない」「〇〇さんと違って、あなたはすごい」など、他者をおとしめるような発言も止めましょう。

6.3 人格の否定

当然ながら、人格そのものを否定するようなメッセージはNGです。人格の否定とは、性格、容姿、頭の良さなど、個人の特性を否定することです。こういったメッセージは、本人を深く傷つけることはもちろん、パワハラとして大きな問題に発展する可能性もあるため、十分気を付けなければなりません。

6.4 ネガティブな内容

新入社員に対して、「仕事は辛くて大変」「会社の今後が心配」「これから嫌なことがたくさんある」など、ネガティブなメッセージを伝えるのは止めましょう。何気ない一言でも、希望をもって入社してきた新入社員にとってはショックな内容です。職場の上司や先輩として、新入社員に希望を与えられるような言動を心がけましょう。

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7 まとめ

上司や先輩からの温かいメッセージは、新しい仕事に不安を抱いている新入社員にとって嬉しくてありがたいものです。新入社員への一言が、職場の雰囲気を変えたり仕事の効率を上げたりすることもあります。

立場やシーン、目的によって内容は異なるものの、メッセージを伝える際は新入社員を歓迎し、ポジティブな気持ちにさせるという意識を持つことが重要です。心のこもったメッセージを送り、新入社員のモチベーションを高めてあげましょう。


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