就職をしたら、必ずと言っていいほど必要になるのがスーツです。特に、毎日仕事でスーツを着用しなければならないという方は、入社前に何着か購入しておく必要があります。
新入社員の場合、グレーやネイビー系のシンプルなデザインのビジネススーツを選ぶのがおすすめです。本記事では新入社員に適したスーツについて、男女別の選び方やおすすめ機能を交えつつ詳しく紹介していきます。
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1 新入社員が用意すべきスーツとは
就職すると、スーツを着用する機会が多くなります。制服や私服といった特別な規定がない限り、ビジネスシーンでは毎日スーツを着用するケースが多いでしょう。新入社員、特に新卒の場合、まずはシンプルな色やデザインのビジネススーツを用意するのがおすすめです。
色はグレーやネイビー系の暗く華美でない色、柄のない無地か細いストライプなどの生地を選ぶと良いでしょう。
1.1 新入社員のスーツは何着用意すればいい?
毎日スーツを着用する場合、最低でも3着は必要です。スーツは1日着用したら2、3日休ませるのが基本です。休ませることで生地のシワを伸ばし、染み込んだ水分を蒸発させることができます。
同じスーツを毎日着用していると、傷みが早く、見た目もだらしない印象になってしまう可能性があります。まずは3着ほど用意して、最終的に4、5着でローテーションするのがおすすめです。
1.2 新入社員のスーツはいつ、どこで買う?
新卒入社の場合、多くの企業では4月の始めに入社式があるので、2月の中旬から3月の初旬までには購入しておきましょう。この頃になると、新入社員向けのビジネススーツも多く販売されるようになります。
基本的にはスーツ専門店などの実店舗で、実際の着心地を確認してから購入するのがおすすめです。また、近年はアパレルメーカーからもビジネススーツが発売されています。相場は約2~4万円程度で、まずは手軽に購入できるスタンダードなビジネススーツを用意すると良いでしょう。
1.3 「リクルートスーツ」は入社後も着用していい?
学生が就活の際に着用されることが多い、いわゆる「リクルートスーツ」を、入社式や入社後に着用しても問題ありません。ただし、リクルートスーツとビジネススーツには以下のような違いがあり、価格やイメージの面から考えても、長期間にわたる着用は避けたほうが良いと言えます。
| リクルートスーツ | ビジネススーツ | |
|---|---|---|
| 色 | 黒や濃紺が多い | 淡紺やグレーなど多種多様 |
| 柄 | 基本的には無地 | 無地やストライプ、織柄など多種多様 |
| 生地 | ポリエステルなどシワになりにくいものが多い | ウールなど上質なものが多い |
| 価格 | 比較的安価なものが多い | 安価なものから高価なものまで幅広い |
| イメージ | 新鮮・初々しい・清潔感 | 知的・上品・品格・重厚感・余裕 |
無地かつ暗い色のリクルートスーツは新鮮で初々しい印象を与えますが、言い換えると、やや頼りない印象を持たれてしまうかもしれません。そのため、より社会人らしいビジネススーツも用意し、リクルートスーツを着用するのは「新入社員としての研修期間が終わるくらいまで」と考えておくと良いでしょう。

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2 【男女別】新入社員のビジネススーツの選び方
ここからは、男性と女性に分けて新入社員向けのビジネススーツの選び方を解説します。共通する部分も多いですが、サイズの目安など異なる点もあるので注意しましょう。
2.1 【男性用】新入社員向けスーツの選び方
男性用の新入社員向けスーツを選ぶ際のポイントをまとめました。
| 色 | ダークネイビー、チャコールグレーなどのダーク系 |
|---|---|
| 柄 | 無地、もしくは細くて薄いシャドーストライプなど派手すぎないもの |
| 上着のボタンの数 | 2個が主流、着用する際は1番上だけ留める |
| 生地 | ウールなど保湿性・弾力性・耐久性に優れるもの |
| 上着のサイズ | ・肩先をつまめるくらいの余裕があるもの ・袖丈は腕を下ろした際にワイシャツが1~1.5cmほど出る程度 ・裾丈はヒップが8割隠れる程度 |
| パンツのサイズ | ・ヒップにシワが寄らない程度のサイズ ・丈は靴の甲に当たって少しシワが出る程度 |
色や柄はシンプルでスタンダードなものを選びましょう。生地の光沢も控えめなものが無難です。サイズは実際に着用してみて、動きやすさやシルエットをチェックします。
また、パンツは上着に比べて擦れや摩耗が発生しやすいため、上着1着に対してパンツが2本付いた「ツーパンツスーツ」もおすすめです。
2.2 【女性用】新入社員スーツの選び方
次に、女性用の新入社員向けスーツを選ぶ際のポイントを紹介します。女性用スーツには、パンツタイプとスカートタイプがあります。
| 色 | ネイビーやグレー |
|---|---|
| 柄 | 無地、もしくは細くて薄いシャドーストライプなど派手すぎないもの |
| 上着のボタンの数 | 1個か2個が主流 |
| 生地 | ウールなど保湿性・弾力性・耐久性に優れるもの |
| 上着のサイズ | ・肩はジャストサイズ ・袖は腕を曲げた際にシャツが1cmほど出る程度 ・丈はヒップが8割隠れる程度 |
| パンツのサイズ | ・ヒップにシワが寄らない程度のサイズ ・くるぶしを見せるテーパードパンツや、ひざ下からゆったり広がるセミフレアパンツなどの種類がある |
| スカートのサイズ | ・ヒップにシワが寄らない程度のサイズ ・体のラインに沿ったタイトスカートや、ふんわりAラインに広がるフレアスカートなどの種類がある ・丈はいずれもひざの中央くらいがベスト |
「仕事では指定された制服がある」「私服での勤務が認められている」という場合は、必ずしも新しいスーツを新調する必要はありません。入社式は、就活の際に着用したリクルートスーツでも問題ないためです。
入社後のフォーマルな場面に備えて、ビジネススーツも持っておいた方が良いと感じる場合は、必要に応じて購入するようにしましょう。

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3 スーツ生地の機能性にも注目
ビジネススーツの生地はウールが主流ですが、近年はさまざまな機能性を持たせたものも登場しています。動きやすさやお手入れのしやすさにも関わるため、生地の機能性もスーツを選ぶ際の参考にしてください。
3.1 ストレッチ性
近年人気が高まっている細身シルエットのスーツには、動きやすいストレッチ性が欠かせません。スーツによってはウールにポリエステルを混紡したものや、ウール100%でも織り方でストレッチ性を実現したものなどがあります。
3.2 防シワ・形態安定加工
上着の背中やパンツのひざ裏などは、着用中のシワがつきやすい部分です。しかし、防シワ加工があれば一旦ついたシワも消えやすいので、一日中気にせず着用し続けられます。また、形態安定加工があると、パンツのセンターラインも回復しやすくなります。
3.3 ウォッシャブル加工
スーツを洗いたい場合、ドライクリーニングに出すのが一般的です。しかし、近年は自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブル加工されたスーツも増えています。
ウォッシャブルタイプのスーツなら、匂いや汚れが気になるときも自宅で手軽に洗えるため、クリーニングに出す手間がかかりません。また、クリーニング代もかからず経済的です。
3.4 防汚・撥水加工
汚れや水の染み込みを防ぐ防汚・撥水加工もあると便利な機能です。食事や飲みの席で、ついうっかり食べ物や飲み物をこぼしてしまうということはよくあります。そんなときでも、サッと払ったり拭いたりするだけで、元のきれいな状態を保てます。
3.5 通気性
特に夏に着用するスーツを選ぶ際は、通気性に注目しましょう。軽量な素材を使用したり、裏地を工夫したりして、熱のこもりにくい仕立てを実現しているスーツが多く販売されています。暑い季節でも快適に着用できるような機能を選ぶことが重要です。

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4 スーツ以外に揃えるべきアイテムと選び方
ビジネススーツを着用する際は、ワイシャツやネクタイ、スーツに適した靴なども必要です。そこで、新入社員が揃(そろ)えておくべきスーツ以外のアイテム5つとその選び方を紹介します。
4.1 ワイシャツ・ブラウス
新入社員におすすめのワイシャツ・ブラウスは、やはり白無地です。白無地は清潔感のある印象を与えます。白の他に色付き・柄付きを選ぶのであれば、薄い水色や薄いストライプがおすすめです。ワイシャツやブラウスは毎日洗わなければならないので、洗い替えとして最低でも5枚は準備しておきましょう。
4.2 ネクタイ
男性用のネクタイも毎日変えるのが基本のため、最低でも5本は必要です。色や柄は好みのもので構いませんが、新入社員の場合、あまり派手な色やイラスト、光沢のある生地は避けたほうが無難です。おすすめなのはブルー系で、赤や黄色など彩度の高い色を選ぶ際は、落ち着いたトーンや柄をチョイスしましょう。
4.3 革靴・パンプス
男女ともに、靴の色はどんなスーツにも合わせやすい黒が基本です。革靴のデザインには多くの種類がありますが、新入社員のうちはシンプルなデザインの「プレーントゥ」や、つま先に切り替え線の入った「ストレートチップ」がおすすめです。
女性の場合も、目立つ装飾のないシンプルなデザインが無難です。女性用パンプスのヒールの高さは5cmが基本ですが、営業などで歩く時間が長い場合は3cm程度のものを選ぶと良いでしょう。
新入社員の靴の相場は1万円~3万円程度と言われており、3足程度をローテーションで履くことで傷みを抑えながら長く履き続けられます。
4.4 ベルト
男性のビジネススーツにはベルトが必須です。色は靴と揃えるのが基本のため、初めのうちは黒が良いでしょう。入社後、先輩や上司が身につけているアイテムを見ながら、新しいカラーやデザインのアイテムを買いそろえるのがおすすめです。
ベルトの太さは3cm程度が一般的で、バックルのデザインもできるだけシンプルなものを選ぶようにします。ベルト穴は真ん中で留められるように長さを調整しましょう。
4.5 時計
近年、「時間はスマホで確認するので、時計は必要ない」という声も増えています。そのため、必須ではないものの、やはりビジネスシーンでは時計があったほうが良いと言えます。鞄や書類など両手がふさがっている場合でも、時計ならサッと時間を確認できて便利です。
新入社員がつける時計の相場は、約3~10万円程度と言われます。予算と相談しながら、気に入ったものを選びましょう。

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5 新しいスーツを着用する際のチェックポイント
入社式など、用意した新しいスーツを着用する際は、紙タグやしつけ糸の取り忘れがないかチェックしましょう。特に、しつけ糸はスーツの裏を確認しなければわからない場合もあるので注意が必要です。ベントと呼ばれる裾の切り込み付近、腰ポケットや胸ポケット、肩などがチェックポイントです。
また、「早めにスーツを購入してクローゼットにしまっておいたら、いつの間にかシワが付いていた」「パンツのセンタープレスが薄れてしまった」というケースもあるので、前日までにスーツの状態を確認しておくと安心です。必要に応じてアイロンをかけるなどしておきましょう。
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6 スーツ購入後の扱いに関するQ&A
ここからは、ビジネススーツの購入後に関するよくある質問を紹介します。初めて日常的にスーツを着る新入社員が抱きやすい疑問について解説していきます。
6.1 毎日のお手入れが必要?
スーツをできるだけ長く着るためには、毎日のお手入れが欠かせません。スーツを脱いだら、型崩れを防ぐため厚みのある木製のハンガーにかけ、目の詰まった衣類用ブラシでブラッシングを行います。次に着用するまでは、風通しがよく直射日光が当たらない場所で保管しましょう。
シワが気になるようであれば、市販のシワ取りスプレーなどを使用するのが便利です。また、ハンガーにかけたまま、アイロンのスチームだけをゆっくり当てる方法もおすすめです。
6.2 クリーニングや洗濯の頻度は?
数着のスーツをローテーションしながら着用している場合、基本的にクリーニングは1シーズン(夏・冬)に1回ずつでいいとされています。ただし、夏場は汗をかきやすく湿気が多い時期でもあるため、気になる場合は1ヶ月に1回程度出すと、常に清潔を保てるでしょう。
ウォッシャブル加工がされたスーツを自宅で洗う場合は、汚れや匂いが気になったタイミングで洗って構いません。しかし、クリーニングも自宅での洗濯も、頻度が多くなればなるほど生地が傷みやすくなる点には注意が必要です。
6.3 長期間着ないときはどうする?
次のシーズンまで長期保管したい場合は、まずクリーニングに出してスーツをきれいな状態にすることが大切です。クリーニングから戻ってきたら、ビニールカバーは必ず外して通気性の良い不織布などのカバーに替えましょう。
ビニールカバーのまま保管してしまうと湿気が籠りやすく、カビや臭いが発生する可能性があります。クローゼットで保管する際は、防虫剤や除湿剤を使用するのがおすすめです。
6.4 スーツの寿命は何年?
一般的なスーツの寿命は、3~4年程度と言われています。もちろん、素材や着用頻度、お手入れ方法などによって異なるものの、数年に1度は買い替えが必要と理解しておきましょう。買い替えの目安としては、「生地の摩耗・擦れ・テカリ」「上着の型崩れ」「シワや汚れ」「機能の低下」などが挙げられます。
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7 まとめ
新入社員のスーツ選びでは、華美でないシンプルなスーツを選ぶのがおすすめです。新入社員に適したビジネススーツを着用することで、社内の上司や先輩だけでなく、社外の取引先にもいい印象を持ってもらえる可能性が高まります。
色やデザインはもちろん、素材や機能にもこだわった着心地のいいスーツを選んで、組織の一員としての一歩を踏み出しましょう。
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