無理して仕事を頑張るのは当たり前じゃない!無理と頑張りの違いや対処法

無理して仕事を頑張るのは当たり前じゃない!無理と頑張りの違いや対処法

仕事では、決算や繁忙期などで仕事量が増える時期や、難易度の高い仕事を任され、通常よりも負荷がかかるときがあります。無理をすると体を壊したり、思わぬアクシデントを起こしたりします。仕事で無理をするデメリットについて考えてみます。(Misa)

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はじめて転職する場合の7つのポイントを確認する。

1.「もう無理」「限界」と思うのは甘え?

仕事に対して「もう無理」「限界だ」と感じることは甘えであると思っていたり、誰かにそのようなことを言われたりした経験はありませんか。

しかし実際には、仕事に関して辛さや悩みを感じたことのない人は少数派といってもいいかもしれません。

特に、多くのことを覚えなければいけない新人の時期や、より難しいタスクを任されるようになる時期はネガティブな気持ちになりやすいです。

「もう無理」「ついていけない」と思うことは誰にでも起こり得るもので、甘えだと自分を責める必要はありません。

このような気持ちになってしまった時は、何をストレスに感じるのかなぜストレスに感じるのか客観的に分析し、ストレスを取り除くためにできることを考えます。周りの人に相談してみるのも良いでしょう。

しかし、それでも消えない心身の不調は限界を迎えているサインかもしれません。

無理をして仕事を続け、体や心に不調をきたしてしまっては元も子もありません。

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2回目以降の転職で気を付けるべきポイントを確認する。

2.仕事が「無理」と感じる主な原因

ここからは、どんなときに「無理」と感じるのか主な原因を見ていきましょう。

その状況を作り出しているのが自分なのか、または他者なのかによっても対処法は変わってきます。

2.1.職場の人間関係が「無理」

人間関係は多くの人が悩みやすいポイントです。

年齢、性別、考え方など大きく異なる人間が集まることも多いのが職場なので、どうしても自分と合わない人はいます。

「性格が合わない」「仕事の仕方が気に入らない」という理由だけでなく、中にはパワハラやセクハラに悩むこともあり、人間関係は「無理」「辞めたい」と思う最も大きな原因となっています。

人間関係に悩んだら、まずは1人で抱え込まずに上司や同僚に話を聞いてもらうことが大切です。

その上で、どうしてもうまくいかない場合は、担当を変えてもらったり部署異動を依頼したりといった対処法が有効です。

2.2.仕事の内容が「無理」

仕事内容が自分に合っていないと思う場合も「無理」と感じやすいでしょう。

好きで始めた仕事であっても、続けているうちに「何か違う」「自分には向いていないかもしれない」と感じることはよくあります。

また、明らかに無理な仕事量を押し付けられたり、自分がやりたい仕事をさせてもらえなかったりして、今の仕事に疑問を抱く人もいます。

仕事内容を自分で変えるのは難しいため、どうしても合わないと感じたら「無理なものは無理」と諦めて転職を考えるのも1つの方法です。

2.3.収入が少なすぎて「無理」

待遇面の不満も「無理」と感じる主な原因です。

収入は仕事をしていく上での大きなモチベーションとなるものなので、「何年経ってもベースアップしない」「成果をあげているのに評価されない」といったことがあれば、仕事への意欲も無くなってしまいます。

収入に不満を抱いたら、他の企業の求人などを見てみましょう。

今のスキルと経験を生かせば、もっと待遇のいい職場に出会えるかもしれません。

同じ職種でも転職したことで大幅に年収がアップすることもあるので、まずは転職エージェントのWebサイトなどで条件をリサーチしてみることが大切です。

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3.仕事で無理をするデメリット

無理な働き方を続ければ、間違いなく仕事の効率や質が低下します。繁忙期などの一時的な負荷はやむをえないとしても、常態化すれば、心や体に不調をきたして休職となることもありえます。

ドラマなどでは、社員を使い捨てるように酷使するブラック企業が登場しますが、少子高齢化による人材不足の昨今、安定して働いている人材を失うのは企業にとって、非常に大きな損失です。

もし、経営者が人材確保の難易度や重要性に気づいておらず、無理な働き方を放置するようなら、その会社にはおそらく将来はないでしょう。

仕事で無理をすると、生産性や仕事の質、従業員の傷病という、2つの面でリスクになります。いずれも自分自身にとっても、会社にとってもデメリットになります。

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4.無理をすることと頑張ることの境界線

一方、アスリートが肉体に負荷をかけて鍛えるように、自分の能力に対して負荷の高い仕事をこなすことがスキルアップにつながる事もあります。

ですから、実力よりも少し難易度の高い仕事には、どんどんチャレンジするべきケースも多いです。逆にいうと、楽にできる仕事だけをしていてはなかなか成長できません。

イメージとしては「120%の努力で、100%達成できる目標」を設定することが成長の近道になります。もちろん、仕事の難易度などを客観的に把握して、周囲のバックアップがあることが前提です。

つまり、計画的に管理されている「無理」は、「努力」や「頑張り」の範囲内といえます。しかし、計画や展望なく難易度の高い仕事を抱えこむと、一人で無理をすることになり、これは非常にリスクが高い状態です。

両者の違いは、リスクを認識していることと、うまくいかない場合の対応を想定しているかどうかにあります。

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5.「無理」と「頑張り」の境界を意識しよう

普段から意識していないと、仕事上の「無理」と「頑張り」の境目はわかりづらいものです。特に個人レベルでは、頑張っているつもりで無理をしてしまいがちです。

そして、本人が無理をしていることを自覚できないと、体調を崩したり、うつ状態になったりするリスクがあり、最も危険な状態といえます。

仕事を覚え始めた、若手から中堅層の意欲の高い人材ほど頑張りすぎてしまう傾向があります。本人が気づきづらい、無理と頑張りを見極めてコントロールするのが、人材育成を担うマネージャーの役割です。

しかし、上司が部下の状況を把握できないとマネジメントは難しくなります。もちろん、上司側の責任はより大きいのですが、部下の側からも、オープンなコミュニケーションを心がける必要があります。

6.どうしても無理なら環境を変えてみよう

ストレスを感じているのに無理してまで仕事を続けると、体調を崩してしまいます。

前述の通り、仕事が辛いと感じることは甘えではありません。

自分に合う環境で働くことで、プライベートも充実させながら生き生きと働けるようになるかもしれません。

6.1.転職してストレスの少ない仕事を探す

ストレスを抱えていると気持ちがマイナスの方向に傾き、「自分に能力がないのでは」「コミュニケーション力がないのかもしれない」と自分を責めてしまう場合があります。

しかし、ストレスの原因は自分だけで解決できるものではなく、周囲の人や働く環境が合わないことが原因の可能性もあります。

自分に合う環境に転職することで、モチベーションが上がり楽しく仕事ができるようになるかもしれません。

まずはどのような環境が自分にとって良い環境なのか、転職先に求める条件を書き出してみましょう。

なるべく具体的に書き出すことで、楽しく働く自分を想像して前向きな気持ちで転職活動を始められます。

6.2. 合う仕事がわからないときは転職エージェントに相談する

「自分にはどのような会社が合うのかわからない」「転職活動がなかなかうまくいかない」といった方は、仕事探しのサポートのプロである転職エージェントに相談してみましょう。

株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービス「マイナビエージェントなら、面談の時間を設け、悩みや転職先の希望を聞くことで、求職者の現状を見極めてより合う仕事を紹介してくれます。

自分だけでは気付けない、才能の活かし方や適性を知ることができるかもしれません。

リアルな社内の様子を教えてもらえることもあるため、ストレスの少ない環境で働きたいと考えている方に特におすすめです。

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7.考え方や行動を変えて「仕事が無理」になる状態を回避

自分自身の考え方や行動を変えることで、仕事で無理をするのを回避できる場合もあります。

人の言動を気にし過ぎたり、期待に応えようと無理をしたりしてしまう人は、まずは自分の価値観で物事を考えるようにしましょう。

「自分の仕事は誰の役に立っているか」など仕事の意義を見つめ直し、仕事との向き合い方を変えるのも良いでしょう。

逆に人に対して過度な期待をしてしまう傾向がある人は、自分とは異なる色々な性格や価値観の人がいることを認識し、それを面白がるくらいの意識を持つと良いかもしれません。

感情をコントロールすることは難しいですが、できるだけポジティブな思考を心がけ、時には人に助けを求めたり自分の気持ちや意見を口に出して伝えることも大切です。

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原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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