
【仕事が無理】我慢し続けるデメリット、無理と頑張りとの違いとは?
仕事では、決算や繁忙期などで仕事量が増える時期や、難易度の高い仕事を任され、通常よりも負荷がかかるときがあります。無理をすると体を壊したり、思わぬアクシデントを起こしたりします。仕事で無理をするデメリットについて考えてみます。(Misa)
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1.仕事で無理をするデメリット
無理な働き方を続ければ、間違いなく仕事の効率や質が低下します。繁忙期などの一時的な負荷はやむをえないとしても、常態化すれば、心や体に不調をきたして休職となることもありえます。
ドラマなどでは、社員を使い捨てるように酷使するブラック企業が登場しますが、少子高齢化による人材不足の昨今、安定して働いている人材を失うのは企業にとって、非常に大きな損失です。
もし、経営者が人材確保の難易度や重要性に気づいておらず、無理な働き方を放置するようなら、その会社にはおそらく将来はないでしょう。
仕事で無理をすると、生産性や仕事の質、従業員の傷病という、2つの面でリスクになります。いずれも自分自身にとっても、会社にとってもデメリットになります。
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2.無理をすることと頑張ることの境界線
一方、アスリートが肉体に負荷をかけて鍛えるように、自分の能力に対して負荷の高い仕事をこなすことがスキルアップにつながる事もあります。
ですから、実力よりも少し難易度の高い仕事には、どんどんチャレンジするべきケースも多いです。逆にいうと、楽にできる仕事だけをしていてはなかなか成長できません。
イメージとしては「120%の努力で、100%達成できる目標」を設定することが成長の近道になります。もちろん、仕事の難易度などを客観的に把握して、周囲のバックアップがあることが前提です。
つまり、計画的に管理されている「無理」は、「努力」や「頑張り」の範囲内といえます。しかし、計画や展望なく難易度の高い仕事を抱えこむと、一人で無理をすることになり、これは非常にリスクが高い状態です。
両者の違いは、リスクを認識していることと、うまくいかない場合の対応を想定しているかどうかにあります。
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3.無理と頑張りの境界を意識しよう
普段から意識していないと、仕事上の「無理」と「頑張り」の境目はわかりづらいものです。特に個人レベルでは、頑張っているつもりで無理をしてしまいがちです。
そして、本人が無理をしていることを自覚できないと、体調を崩したり、うつ状態になったりするリスクがあり、最も危険な状態といえます。
仕事を覚え始めた、若手から中堅層の意欲の高い人材ほど頑張りすぎてしまう傾向があります。本人が気づきづらい、無理と頑張りを見極めてコントロールするのが、人材育成を担うマネージャーの役割です。
しかし、上司が部下の状況を把握できないとマネジメントは難しくなります。もちろん、上司側の責任はより大きいのですが、部下の側からも、オープンなコミュニケーションを心がける必要があります。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。
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