楽しかった日曜日が終わり、明日からまた仕事に行かなければならないと思うと、何だか憂鬱な気持ちになってしまうという方は少なくないでしょう。しかし、できることなら毎週楽しい気持ちで月曜日を迎えたいものです。
この記事では、月曜日に仕事へ行きたくないと感じる理由とともに、憂鬱な気持ちを解消するための対策を紹介します。また、どうしても仕事に行きたくない場合の対処法も解説するので、ぜひ参考にご覧ください。
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1 月曜日に仕事へ行きたくないのは普通?
毎週日曜日の夕方になると、憂鬱な気分になってしまうという方も少なくないでしょう。リラックスした週末が終わり、明日からまた仕事に追われる一週間が始まると思えば、誰しも気持ちが沈みがちになるものです。
中には、「仕事に行きたくて仕方がない」「休みより仕事の方が好き」という方がいるかもしれませんが、月曜日に仕事へ行きたくないと感じるのは普通の感情です。自分だけではなく、多くの人が同じ気持ちでいることを理解し、前向きに対処しましょう。
【関連記事】「連休明け仕事に行きたくない...つらい、やる気がでない原因や気持ちの切り替え方を紹介!」
2 月曜日に仕事へ行きたくない主な理由
対処方法を考える前に、まずは「なぜ月曜日に仕事へ行きたくないのか」という理由を明確にすることが大切です。
2.1 休日と平日に大きなギャップがあるから
週末はリラックスして、趣味や家族との時間を自由に過ごせるのに対し、平日は仕事で拘束され、自由時間が制限されてしまいます。また、好きなだけ寝ていられる週末とは違い、平日は遅刻しないよう早起きしなければなりません。
このような生活リズムのギャップが、仕事へ行きたくないと感じる一つの要因です。特に、月曜日は一週間の始まりであり、これから連続して働かなければならないというプレッシャーがかかるため、ネガティブな気持ちが大きくなりやすい日と言えます。
2.2 体の疲れが取れていないから
週末に、疲れを取るための十分な休息が取れなかった場合は、体の疲れが残り、月曜日の朝にだるさを感じやすくなります。また、精神的な疲れは解消しづらく、月曜日に対する抵抗感が強まる方もいるでしょう。
さらに、週末は友達と遊んだり家族と出掛けたりして、平日とは異なる生活リズムになることがあります。そうなると、体内時計が乱れて疲れを感じやすくなってしまいます。
2.3 休んだ分の仕事が溜まっているから
週末休んだ分、月曜日には処理すべき仕事が増えることがあります。週末に受信したメールチェックや報告書の確認、システムの更新など、月曜日に行わなければならないタスクは多く、これが心理的なプレッシャーになります。
また、一般的な職場では週初めに会議やミーティングが設定されることが多く、時間の拘束に負担を感じる方もいます。
2.4 仕事内容や人間関係に不満があるから
「今の部署ではスキルを発揮できない」「パワハラ気味の上司がいる」など、仕事内容や人間関係に不満がある場合は、月曜日に限らず仕事に行くこと自体がストレスになるでしょう。
この場合、自分一人では解決が難しいため、会社に部署異動を申し出たり、労働組合に訴えたりといった対処が必要です。もしも、ストレスによって心身に悪影響を及ぼしているのであれば、思い切って転職を考えるのも一つの方法です。
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3 月曜日に仕事へ行きたくない人とそうでない人との違い
月曜日を憂鬱に感じる人がいる一方で、全く憂鬱さを感じないという人もいます。両者の大きな違いは、仕事を楽しめているかどうかです。やりがいのある楽しい仕事であれば、月曜日でも嫌な気持ちになることは少なく、生き生きと出社できるでしょう。
その他にも、月曜日を憂鬱に感じない人には以下のような特徴があります。
- 給料に満足している
- 裁量権があり、自由に仕事内容を決められる
- 職場の人間関係が良好で、同僚や上司との交流を楽しみにしている
- 週末もある程度規則正しい生活を送り、リズムを乱さない
- ストレス管理が上手で、仕事のプレッシャーをコントロールできる
- 仕事に対して、明確な目標や意義を持っている
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4 「月曜日に仕事行きたくない」を解消するための対策
憂鬱な気持ちになるのは当たり前とはいえ、できることなら毎週楽しい気持ちで月曜日を迎えたいものです。ここでは、「月曜日は仕事に行きたくない」という気持ちを解消するための対策を、5つ紹介します。
4.1 月曜日に仕事を持ち越さない
月曜日は、土日に休んだ分の仕事が溜まっている状態です。そこに、金曜日から持ち越した仕事が重なると、処理しきれずパンク状態になってしまうかもしれません。大量の仕事が待っていることを想像すれば、誰しも「行きたくない」と思うはずです。
そのため、できるだけ金曜日のうちにその週のタスクを終わらせて、すっきりした状態で月曜日を迎えられるようにしましょう。
4.2 月曜日は定時で帰宅する日にする
月曜日に定時で帰れると分かっていれば、週の始まりに対する心理的な抵抗を減らすことができます。長時間働くプレッシャーがないので、仕事に行くのが少し楽になるでしょう。
また、週の始めに無理をしないことで、体力と精神力を温存でき、翌日以降の仕事もより効率的に進められます。ただでさえ仕事が多く疲れやすい月曜日は、できるだけポジティブな気持ちでスタートできるよう意識することが大切です。
4.3 月曜日のルーティンを決めておく
休み明けは頭が仕事モードに切り替わっていないので、効率が悪くなったりミスが多くなったりしがちです。そのため、出社後のルーティンを決めておくのがおすすめです。決まった手順で仕事を進めれば、予測不可能な事態が減り、ストレスも軽減されます。
さらに、1日のスケジュールが明確になることで、重要なタスクに集中しやすくなります。「月曜日は頭が働かない」という方は、できるだけ習慣づいた行動を取り入れて、頭を慣らしていきましょう。
4.4 月曜日の仕事終わりに楽しみな予定を組み込む
月曜日の仕事が終わった後は、「映画を見に行く」「お気に入りのカフェに行く」「趣味のスポーツをする」など、楽しみな予定を組み込むのも一つの方法です。仕事終わりに楽しみが待っていると思えば、仕事も前向きに乗り越えられます。
「月曜日は忙しく、なかなか仕事の量を減らせない」という方でも、モチベーションを上げる工夫をすることで、仕事へのストレスが和らぐでしょう。
4.5 月曜日は少し早起きをしてみる
週末に夜更かしや寝坊をして生活リズムが崩れ、月曜日の朝もギリギリに起きているという方も多いのではないでしょうか。しかし、朝余裕がないと、イライラして精神的にも不安定になり、遅刻やミスを引き起こす原因にもなります。
そのため、月曜日は少しだけ早起きをして、気持ちに余裕を持たせるのがおすすめです。朝の静かな時間に、頭を整理して一日の計画を立てれば、生産性も高まります。また、ゆっくり朝食をとったり、軽い運動をしたりすることで、健康にも良い影響を与えられます。
【関連記事】「「会社行きたくない」どうすればいい?気持ちの切り替え方と原因別対処法」
5 月曜日にこんな症状が出たら危険信号!
対策を行うことで、憂鬱な月曜日でも前向きに乗り越えることが可能です。しかし、頑張ることが必ずしも良いこととは言えず、中には早急に休んだり退職したりしなければならないケースもあります。ここでは、注意すべき危険な症状を3つ紹介します。
5.1 朝どうしても起きられない
夜更かしによる寝坊ではなく、早めに寝ているのに朝起きられないという場合は、慢性的な睡眠不足や質の悪い睡眠が原因で、体が十分に休めていない可能性があります。
仕事のことが常に頭にあり、夜中に何度も目が覚めるという方も要注意です。ストレスによる睡眠不足は、頭と体を疲弊させて、さらに重いうつ症状を引き起こすことも考えられます。そのため、一旦仕事から離れて、十分な休息をとることをおすすめします。
5.2 頭痛やめまい、食欲不振などがある
頭痛やめまい、食欲不振といった身体症状がある場合は、さまざまな原因が考えられます。例えば、「仕事に対して過度なストレスや不安を感じている」「不規則な食生活で栄養バランスが乱れている」「何らかの疾患がある」といったことが挙げられます。
いずれにせよ、そのまま我慢して仕事を続けていると、さらに悪化してしまう可能性があるため、できるだけ早く医師に相談することが大切です。
5.3 集中力が低下してミスを連発する
「自分ではしっかり仕事をこなしているつもりなのに、集中力が続かずミスを連発してしまう」という方は、心が疲れて休息を必要としている状態です。ミスが重なると、仕事に行くこと自体怖いと感じてしまう可能性もあります。
そうなる前に、早めに休息をとりましょう。また、今の仕事が合っていないと感じる場合は、転職を視野に入れて行動するのも一つの選択肢です。
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6 月曜日にどうしても仕事へ行きたくない場合は?
さまざまな対策方法を試しても、「月曜日に仕事へ行きたくない」という気持ちが解消されない場合はどうしたらいいのでしょうか。
6.1 有給休暇を取ってリフレッシュする
有給休暇を取ってリフレッシュすれば、気持ちが前向きになり、仕事に対する意欲も湧いてくるかもしれません。金曜日と月曜日に有給休暇を取得することで、土日とあわせて4連休にすることも可能です。
休む理由は「私用」で問題ありませんが、有給休暇を取得する際のルールは企業によって異なります。当日申請しても取得できないことがあるため、事前に就業規則などで確認しておきましょう。
6.2 周囲の人に相談する
周囲の人に相談することで気持ちが軽くなり、安心感も得られます。相談する際は、自分の感情や考えを整理する必要があるので、なぜ仕事に行きたくないのかという問題の本質が見えやすくなるのもメリットです。
また、自分以外の人の意見を聞けば、それまで気づかなかった解決策が見つかる可能性もあるうえ、相談相手との関係もより深まるでしょう。
6.3 異動や転勤を申し出る
今の仕事が自分に合っていないと感じる場合は、会社に異動や転勤を申し出るのも方法の一つです。異なる部署で働くことで、自分のスキルや適性が活かせるようになり、仕事へのストレスも軽減するかもしれません。
異動や転勤の申し出は、必ずしも通るわけではないものの、希望を出しておけば、人事異動の候補に名前が上がる可能性があります。
6.4 転職を視野に入れて行動する
仕事が合わなかったり、給料が安いなど労働条件が悪かったりするのであれば、思い切って転職を視野に入れて行動しましょう。自分が本当にやりたい仕事に就けば、月曜日も明るい気持ちで迎えられます。
働きながら転職活動を行うのが難しいという方は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントでは、転職のプロが求職者の希望にマッチする企業を見つけて細かい情報を提供してくれるので、理想の仕事に出会える可能性が高まります。
【関連記事】「「仕事に行きたくない」は甘え? 注意すべき症状と気持ちを切り替え改善する方法」
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7 まとめ
連休明けの月曜日は、こなさなければならないタスクも多いうえに、頭と体が仕事モードに切り替わっていないため、多くの人が仕事に行きたくないと感じます。そんな月曜日の憂鬱な気持ちを解消するには、「仕事を持ち越さない」「楽しい予定を入れる」などの対策が有効です。
しかし、無理して月曜日を乗り越えようとすることで、心身に負担をかけてしまう恐れもあります。どうしても仕事に行きたくないときは、思い切って仕事を休んだり、転職を視野に入れて行動したりすることが大切です。
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