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DAY 2019.06.24 スキル・ノウハウ

【原因別】会社に行きたくないときはどうすればいい?
気持ちの切り替え方と対処法

会社に行きたくないとき、あなたはどうしていますか? 明日をむかえるのが憂鬱、毎朝葛藤しているといった状態だと、毎日の出勤が辛く、気分も沈んでしまいますよね。あなたが会社に行きたくない原因は何でしょう。ここでは原因や対策方法、相談できる公的機関についてご紹介します。あなたの気持ちが少しでも晴れますように...。

「会社行きたくない...」によくある原因

「会社に行きたくない...」と思う原因には、大きく分けて「一時的なもの」と「慢性的なもの」があります。まずは「会社に行きたくない...」と思ってしまう原因について詳しく見てみましょう。

一時的な原因

①日曜夕方以降~月曜朝

「サザエさん症候群」という言葉をご存じでしょうか。アニメ「サザエさん」は日曜18時30分から放映される番組ですが、この時間になると楽しかった休日が終わって、また月曜日が始まってしまう...と実感し、憂鬱になってしまうことから生まれた言葉です。そんな言葉が生まれるくらい、週末から月曜日朝にかけては、多くの人を憂鬱な気分にさせてしまうことが多いようです。

②長期休み明け

土日の週末明けですら憂鬱になるならば、長期休暇明けはより一層出社がしんどく感じてしまうこともあるでしょう。休暇が楽しければ楽しかったほど、仕事モードにもどるのがつらくなってしまいがち。休暇最終日の夕方頃から特に気分が沈んでしまう人も多いのでは...。

③繁忙期で勤務時間が長くなっている

食事もゆっくり取れないほど忙しい時期は疲れもたまり、心も体もしんどくなってしまいます。「また明日もこの忙しさが続くのか...」と思うと、翌日の出社が嫌になってしまいますよね。これは睡眠時間が短いことも影響しています。

④天気が悪い

天気が悪いと会社に行くのがしんどくなりますよね。大雨だと会社に到着するまでに服も靴もびしょ濡れになってしまい気分が沈んでしまいます。

慢性的な原因

①「上司や同僚と合わない」などの人間関係

仕事は周囲とのチームワークで仕事を進めていくことがほとんどなので、一緒に働く上司や先輩、同僚との人間関係はとても重要です。人間関係が良くないと仕事以外でも気を遣わなくてはいけなくなり、心がどんどん疲弊してしまいます。

②仕事内容が合わない

実際働いてみたら思い描いていた仕事と違っていた、自分の能力と合っていない、向いていなくてミスばっかりしてしまう...。そもそも自分に合っていない仕事をするのは心も体もしんどいものです。

③日常的に残業、休日出勤、長時間労働が多い

労働時間が長くなると疲れが取れにくく、気分も沈みがちになってしまいます。自分の時間が取れないとリフレッシュの時間も確保できないので、ストレスはたまるばかり。心身ともに疲れがたまってしまっている状況に陥ってしまいます。また上でも書いたように、長時間労働によって睡眠時間が短くなると、精神面に悪影響を及ぼします。

行きたくない理由を書き出してみよう

「会社に行きたくない」と思ったら、どうしてそう思うのか考えてみましょう。とにかく自分の気持ちに正直に向き合い、会社に行きたくない理由を思いつく限り紙に書き出してみてください。どんなに小さなことでもかまいません。あなた自身と向き合い、思っていることを吐き出すことはとてもとても大切なこと。書き出した理由をひとつひとつ見てみると、原因が一時的なものか慢性的なものか冷静に判断でき、自分で解決や対策ができることに気づける可能性もあります。

【一時的な原因の場合】会社に行きたくない時の対処法

ここでは一時的なことが原因で会社に行きたくない場合の対処法をまとめてみました。

今日がんばった場合のご褒美を毎朝考えて実際に自分に与える

「天気が悪くて会社に行くのが嫌だな...」などといった理由の時は、とりあえず今日を乗り切ることができた自分へ「ご褒美」を与えてみるのもよいでしょう。ご褒美に設定するものは、普段はちょっと贅沢に感じてしまうようなスイーツや食事、欲しかった服や靴、何でもいいので、自分の気持ちが前向きになるようなものがおすすめです。一時的な原因の場合、「行きたくない」と思った最初の1日を乗り越えると気持ちが回復する可能性があります。

自分の考え方を少し変えてみる

悩んでいる時はどうしても1つの考えにとらわれ過ぎてしまいがち。うまくいかないことを周りのせいにしてしまっていることもあるのではないでしょうか。そんな時は、いつもとは違った考え方をしてみると乗り越えられる可能性も。「普段の自分ならこう考えるけど、別の視点から見ると○○かも...」といった発見があるかもしれません。また自分を客観的に振り返ることで、いつもの考えや行動に原因があったことに気づくということもありえます。視点を変えてみることによって、いつもとは違う景色、違う側面を垣間見ることができ、悩みが解消される場合もあるのです。

尊敬するスポーツ選手や文化人、歴史上の人物の言葉を支えに頑張るのも◎

短期的に気持ちが落ちてしまった場合におすすめなのが、尊敬する人やビジネス書の金言を支えにしてみるという方法です。

たとえば、45歳で引退したイチロー元選手の記者会見でのコメントが挙げられます。多くの人にとってこれまでの自分を振り返り、自分の生き方を考えるきっかけになったのではないでしょうか。こうした著名人や歴史上の偉人の考え方を書籍や映像を通して触れたり、思い出したりすることは、一時的に落ち込んだ気持ちをふたたび前向きにする方法の一つです。

有給を取ってみる

休んでしまったらまた明日も会社に行くのがつらくなる...と思ってしまうかもしれませんが、1日だけ休むことによってスッキリする場合もあります。

なお、その際に休む理由は「体調不良」と伝えるのが無難でしょう。病院に行かなくても通用するような、あまり大げさではない理由の方が会社にも心配もかけず、逆に疑われることも少ないでしょう。具体的には、たとえば下のような伝え方を参考にしてみてください。

例)

・大変申し訳ないのですが、熱が39度まで上がってしまい、本日出勤できそうにありません。ご迷惑をおかけしますがお休みをいただいてもよろしいでしょうか。

・頭痛がひどくて薬を飲んだのですが今現在回復していません。大変申し訳ないのですが、本日お休みさせていただいてもよろしいでしょうか。

・お腹を壊してしまい、下痢が続いています。ご迷惑をおかけしますが、今日一日お休みをいただいてもよろしいでしょうか。

ただし、こうしたことが月に2〜3回以上となり頻繁にあるようだと、上司や同僚から不審に思われてしまう場合も。また、頻繁に休みが必要となってしまう場合は、自分では気づかないうちに精神・肉体の面で慢性的に無理をしている可能性があります。

【慢性的な原因の場合】会社に行きたくない時の対処法

ここからは、慢性的なことが原因で会社に行きたくない場合の対処法を見ていきましょう。

部署異動を依頼する

上司や同じ部署の仲間が原因の場合、同じ場所にいることすら精神的な負担になります。もしあなたが「せっかく入社した会社を簡単に辞めたくない...」という思いがあるのならば部署異動を願い出るのも一つの方法です。

部署異動のフローは会社によって異なるので就業規則などで確認するようにしてください。一定の基準を満たしていれば部署異動を申請できる「自己申告制度」「社内公募制度」「社内FA(フリーエージェント)制度」などを設けている会社もあります。また、制度利用の基準を満たしていないけれど部署異動をしたいという場合、まずは上司に相談することが基本です。ただし、上司が原因である場合は人事部や社内の窓口に相談してみることをお勧めします。

ハラスメントは会社の人事部・労働基準監督署・都道府県労働局(個別労働紛争解決制度)に相談する

パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントといったハラスメント(嫌がらせ)は本来あってはいけないものです。もしハラスメントが原因の場合は我慢してはいけません。

最近ではハラスメントの相談窓口を人事部や社内に設けているところも多く、産業医が常駐している場合もあります。このような場合は1人で考え込まずにまずは相談しましょう。社内に相談窓口がない場合は、下のような公的機関などを利用してください。つらい思いをしているのにたった1人で抱え込まなくても大丈夫ですよ。

労働基準監督署
労働基準監督署内には総合労働相談コーナーという窓口があります。対面でも電話でも相談可能です。

みんなの人権110番
パワーハラスメント、差別、虐待など、さまざまな人権に関する相談電話。電話をかけた場所の最寄りの法務局・地方法務局につながります。

女性の人権ホットライン
職場でのイジメやセクシュアルハラスメントを含む女性の人権問題を相談できるホットライン。女性の人権問題に詳しい法務局職員や人権擁護委員が相談に乗ってくれます。

雇用環境均等部
労働局管轄で主に男女雇用機会均等法の関わるトラブルの相談を受けつけています。

こころの耳電話相談
働く人のこころの悩みを相談できる電話相談窓口です。

都道府県労働局(個別労働紛争解決制度)
労働相談、助言・指導、あっせんの3つの労働紛争解決制度があります。都道府県労働局に設置された総合労働相談コーナーに相談をすると、助言・指導が行われ、解決しない場合はあっせんへと移行します。

長期休暇や休職を検討する

長期休暇や休職をする方法もあります。特に20〜30代前半の場合は、一度の休職が大きな穴のように感じられることもあるかもしれません。ですが人生は長いので、仕事のことを忘れ、心と体も休める期間はむしろその後のために有効です。また、その際は焦らずに、今後どうしたいのかを考えるのは少し元気が出てからでも良いでしょう。

長期休暇や休職の申請の仕方は、上司や人事部との面談をして、申請書を提出する流れが一般的ですが、医療機関の診断書が必要になる可能性もあるので、会社の就業規則などに従うようにしましょう。

転職する

どうしても会社に行きたくない場合は、最終手段として転職も視野に入れてみましょう。今の会社から逃げるようで気が引けるという方もいるかもしれませんが、転職は決して恥じることではありません。履歴書を作成したり、面接に行ったりと就職活動は大変ですが、あなたがいきいきと働けたり、活躍できるチャンスが会社の外にあることも少なくありません。ただし、転職する際は自分がどういった環境で働きたいのか、今の会社で合わなかった部分はどこか、自分は何ができるのか・したいのか(自己分析)を再度しっかり行い、どこでもいいから早く転職したいと焦って入りやすい会社に安易に転職することは避けましょう。

実際働いてみないと分からないことももちろんありますが、「会社に行きたくない」と葛藤した経験も自分に合った会社なのかを見極める判断基準として活かすことができるはずです。

こんな症状があるなら無理せず休もう!

下のような症状がある場合は、心が疲れてしまっている可能性があります。メンタルヘルスは特に自己判断するのは危険です。また、心療内科や精神科といった医療機関を頼ることは悪いことでも恥じることでもありません。自分だけで解決しようと思ったりせず、病院や専門家を頼って適切なアドバイスをもらいましょう。

【こんな症状がある時はSOSを!】

  • 吐き気、めまい、頭痛
  • 疲労感
  • 動悸
  • イライラしやすい
  • 退勤後、急に元気が出て夜通し遊んでしまう
  • 何もする気が起こらない、気分が沈みっぱなし
  • 食欲の減退または増加
  • 1〜2カ月で5キロ以上など、短期間の大きな体重増減
  • 睡眠障害
  • 自分には価値がないといった強い罪悪感

まとめ

「会社に行きたくない・・・」という気持ちは決して特別なものではなく、経験したことがある人は少なくありません。でもその原因によって対処方法が変わります。ご紹介した対処法ですぐに解決できそうな場合は是非取り入れてみてください。もし、あなたがどうしても解決できない問題を抱えているのならば、SOSを出すことや苦しい場所から離れることも大切なことです。少し勇気がいることかもしれませんが、一歩踏み出すことをお勧めいたします。