人間の心と体はつながっています。体の痛みが続いて気分が落ち込むことがあれば、メンタルの疲労が体調不良の原因になる場合もあります。出勤前に具合が悪くなるのは、もしかしたら仕事に行きたくないという拒否反応かもしれません。(Misa)
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1.仕事に行きたくないときの拒否反応はどんなもの
私たちの心と体はつながっていて、一方が不調になるともう一方にも影響します。
「病は気から」という言葉がありますが、思いこみや悩みで具合が悪くなる経験をした人は多いでしょう。
集団の中で体調不良が連鎖的に起こるのも類似した例と考えられます。
1.1.心の動きが体調不良の原因であることには気づきにくい
その一方で、体調不良の原因が心の動きにあることに気づけない人もいます。
登校拒否の子供はしばしば登校前に腹痛や頭痛を起こしますが、大人でも仕事に行きたくないという感情から体調が悪くなる場合があります。
これは、仕事に行きたくないという拒否反応と言ってよいでしょう。
1.2.拒否反応は出勤前や休み明けの前夜に症状が出る傾向
拒否反応として起こる身体症状には、頭痛や胃痛、腹痛などがよくみられるようです。
こうした症状は市販薬で一時的に解消できることもあるのでわかりづらいのですが、出勤前や休み明けの前夜に症状が出る傾向があります。
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2.仕事に行きたくないときの拒否反応に向き合うコツ
2.1.思い切って会社を休んでみるという方法も
「これってもしかして仕事に行きたくないから?」と思ったら、まずは症状が出た時に思い切って会社を休んでみるという方法もあります。
ずる休みをするようで罪悪感があるかもしれませんが、体調不良で休むのはやむを得ないことですし、日頃から休んでも迷惑がかからないようにしておくことは大切です。
2.2.拒否反応が自覚できたら周囲にサポートしてもらう
思い切って休んでみたら自分の感情や体調を観察しましょう。
休めると決まって症状が治まったり、心が軽くなったりするようなら、拒否反応である可能性があります。
仕事に行きたくない原因が思い当たるなら、さらに可能性大です。
拒否反応であることを自覚できたら、仕事に行きたくない原因を解消する方法、そのために何が必要かを考えなければなりませんが、自分だけで解決しようと抱えこむのはNGです。
上司や同僚に相談してサポートしてもらいましょう。もし、症状が長引くようなら迷わず、医療機関や専門家に相談するべきです。
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3.拒否反応を無視せず、きちんと向き合おう
仕事に行きたくない拒否反応として軽い症状が出るのは、いわば初期症状で、風邪で言えばくしゃみや寒気のようなものです。
心と体からの、病気の前兆を知らせる信号と言ってもよいでしょう。
3.1. 無理をすると本格的な心身の不調につながる可能性
早い段階で気づいて適切に対処すれば、大事に至らず解消できる可能性が高いですが、無理をすると本格的な心身の不調につながる可能性があります。
頭痛や腹痛に効果のある市販薬の注意書きには、たびたび症状が起きる場合には医療機関で受診するようにと記載されています。
3.2.痛みや不調に慣れるのは危険
忍耐力や辛抱強さは仕事で発揮されると強みになりますが、痛みや不調に慣れるのは危険なことでもあります。
自分の心と体のサインを見逃さないよう、体調に意識を向ける習慣から身につけていきましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。