職場に嫌いな人がいるときの対処法! 苦手な人との付き合い方とは?

職場に嫌いな人がいるときの対処法! 苦手な人との付き合い方とは?

会社員の離職理由のひとつに「職場の人間関係」があります。もしも、嫌いな人が同じ職場にいたら、あなたはどうしますか? 職場の人間関係でストレスをためこまないために、苦手な人との付き合い方と対処方法をご紹介します。(Misa)

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1.嫌いな人がいてもいい!職場の人間関係

職場の人間関係は、働く人にとっては永遠の課題であり、悩みの種といってもよいでしょう。

そもそも学校や友人関係とは違い、職場では交流する相手を選べません。仕事上、関わらなければならない人が苦手なタイプだったり、何らかの理由で嫌いになってしまったりしても、自分の都合で相手を取り換えることができません。

それもストレスの原因のひとつでしょう。

職場はあくまでも仕事をする場であり、従業員が仲良くなるために集められているわけではありません。つまり、仕事の範疇を超えて無理に親しくなる必要はないのです。

もちろん、人間関係が良好であれば仕事も円滑に進みやすくなりますので、従業員同士の交流を促進する会社は多いです。

それで勘違いしがちですが、仲良くすることが目的ではありません。仕事に必要なコミュニケーションがとれて、仕事の成果に影響しないかぎり、職場の誰かを嫌っていたとしても何も問題はないのです。

あえて繰り返しますが、仕事に支障をきたさないことが前提です。

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2.嫌い・苦手な人との付き合い方

ただ、「嫌いな人がいてもいい」「嫌な人がいるのは当たり前」とわかっていても、毎日顔をあわせて仕事をするのは苦痛でたまらないと感じる方もいるでしょう。

そこで、ここでは嫌いな人・苦手な人との付き合い方を紹介します。

2.1.一定の距離感を保つ

嫌い、または苦手と感じている相手と上手に付き合うには、適度な距離を保つことが大切です。仕事に必要最低限の距離感を測りましょう。

そもそも嫌いという気持ちは、相手を強く意識することから始まります。相手の存在を意識しすぎると、逆に嫌いという感情が増してしまうこともあるのです。

そのため、時には嫌いな人から逃げることも大切です。

相手を意識しないくらいの距離感を保っていれば、自然に「嫌い」という感情も切り離しやすくなります。

2.2.仕事中は好き嫌いの感情を出さない

嫌いな人に対しては、つい「嫌い」という感情を出したくなることもあります。

しかし、そのような感情は、職場全体の雰囲気を悪くして、あなた自身の評価を下げることにも繋がります。

そのため、仕事中は、仕事に対する熱意や達成感、周囲への感謝など、フラットでポジティブな感情以外は、表に出さない習慣をつけましょう。

2.3.相手によって対応を変えない

好き嫌いや仲が良い悪いで、仕事上の対応が違うことがあってはいけません。

そのような対応を続けると、あなたが「幼稚な人」「裏表のある人」と周囲から思われてしまう可能性があります。

人と接する際は、いつでも公平な態度を心がけましょう。

2.4.仕事上の役割に徹する

もちろん、人間関係が良好な職場は居心地がいいものです。高いパフォーマンスを発揮するには、まず職場の人間関係の構築が必要であるという考え方もあります。

しかし、人間関係にばかりにとらわれて、仕事がおろそかになっては本末転倒です。

特に、嫌な人がいる場合は、仕事上の責任や役割を果たすことを第一に考えましょう。

仕事で大きな成果を出せば、嫌いな人へのネガティブな感情もなくなるかもしれません。

2.5.相手に期待しぎない

相手への期待が大きくなり過ぎると、それが果たされなったときには裏切られたと感じ、「嫌い」という感情が生まれやすくなります。

「新人だから、これくらいはやってくれるだろう」「上司だから、うまく対処してくれるだろう」など、期待を込めた憶測で仕事を進めるのはやめましょう。

職場では相手に期待し過ぎず、お互いに責任を共有し合うことが大切です。

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3.嫌いな人がいてもやってはいけないこと

いくら嫌いだからと言っても、感情に任せた行動や関係が悪化するような行動を取ってはいけません。

「なるべく関わりたくない」と思っているのなら尚更です。

嫌いな人ではなく自分の仕事に集中し、適度な距離感を保って業務や職場全体に悪影響をもたらさないよう気を付けましょう。

以下にやってはいけない行動の例を挙げます。

3.1.無視をしたり悪口を言ったりする

「この人のことが嫌いだ」というネガティブな感情を言葉や態度に出すことはやめましょう。

自分や相手だけでなく周りの人にまで嫌な思いをさせ、職場全体の雰囲気や人間関係に悪影響を及ぼす恐れもあります。

SNSへの書き込みもたとえ匿名でも誰が見ているかわかりませんし、結果的に自分の評価を落とすことにも繋がりかねません。

嫌がらせなどはもってのほかです。

3.2.ケンカや口論をする

仕事をする中で意見の対立が起きることもあるかもしれませんが、その相手が嫌いな人であっても、議論を超えてケンカや口論に発展させるようなことがあってはいけません。

それを見たり聞いたりする人も気分が良くありません。

業務を遂行するうえで必要なコミュニケーションに支障をきたさないようにしましょう。

3.3.嫌いだという感情を意識する

これは自分自身にとっても良くないことです。

ネガティブな感情を持ってしまうのは仕方のないことですが、あまり強くそのことを意識すると職場に行くことすら苦痛になってしまったり仕事に集中できなくなってしまいます。

あくまでも職場ですることは仕事です。気持ちを割り切って自分のやるべきことに意識を集中させましょう。

3.4.「嫌いな人を辞めさせたい」という感情的な理由で告げ口する

嫌いな人には「会社を辞めて欲しい」と思うこともあるでしょう。

しかし、「〇〇さんは仕事が遅い」「〇〇さんは挨拶ができない」など、その人の問題点を感情的に上司に告げ口するのは社会人として正しい行動とは言えません。

仕事上、どうしても耐え難い問題がある場合は、「〇〇さんに関してこういった行動が見受けられ、仕事に支障をきたしております。どのように対処すべきでしょうか」と、あくまで仕事上の問題点を焦点に、冷静かつ客観的に上司の判断を仰ぐ形で相談するのが適切です。

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4."嫌い"を根本的に解決する方法

「嫌いな人」に対する根本的な解決は、嫌いでなくなることです。人となりを知ることで好きにはなれなくても、マイナスの感情をなくせるかもしれません。うまくいかない可能性はありますが、良い経験になることは間違いありませんし、挑戦してみる価値はあります。

まず、嫌いになった原因や理由を分析してみましょう。つきつめてみると自分の思いこみや誤解、相手にもやむを得ない事情があるといったケースもあります。

嫌いになった理由を踏まえて、嫌いな人の長所を探してみましょう。少しずつでも肯定できる部分が増えていけば、好きにはなれなくても嫌いという感情が和らいでくるかもしれません。

最後に、相手に対する働きかけをご紹介します。相手の態度が軟化してくることが期待できます。「ペーシング」というコミュニケーションの技法で、自分と共通点がある、もしくは自分に似たものに親近感・安心感を抱くという類似性の法則に基づくものです。

比較的、簡単にできることですので、対面で話をするときに試してはいかがでしょうか。

  • 話すスピード、テンポ、声の大きさ、抑揚を合わせる
  • 相手と同じ姿勢で、同じ身振り手振りをする
  • 相手が笑ったら笑うなど、表情を合わせる
  • 同じタイミングで相槌をうつ

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5.ストレスや苦痛でどうしてもつらい時は

職場でのストレスを積極的に解消することも必要です。

仲の良い人や気の合う人と過ごす時間を増やしたり、プライベートの時間を大切にしたりすることでリラックスした気持ちを保つことができます。

信頼できる人に相談することで、自分の気持ちが整理されて、解決の糸口が見つかることもあります。

また、趣味や外出などで気分をリフレッシュさせるのも良いでしょう。

しかし、それでもストレスや苦痛が軽減できない場合は、上司に相談する、あるいは異動願いを出すという方法や転職という手段も考えられます。

上司が自分の気持ちを汲んでくれれば「苦手な人とペアを組まされた」「嫌いな人と2人で仕事をしなければならない」といった状況も避けられます。

ただ、異動や転職は自分のキャリアや将来にも関わることなので慎重に考えなければいけません。

いずれにしても、無理に我慢せず、ストレスで心身の健康に異常をきたす前に何かしらの対処をすることが重要です。

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6.キャリア相談を利用する

転職を考えているが家族や知人に相談するのは反対されそうで怖いと悩んでいる人もいるかもしれません。

このような場合、転職エージェントが実施している「キャリア相談」を利用するのがおすすめです。

6.1.キャリア相談とは

キャリア相談とは、転職エージェントで行っている無料相談です。

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希望条件に合った求人を紹介してくれるため、新たな職に出会える可能性があります。

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6.2.その他のサポート

「マイナビエージェント」では、無料相談の他にも受けられるサービスがあります。

応募書類に必要な履歴書などの添削や面接対策のサポートも実施しているため、一人で進めていくよりも、より安心して転職活動に挑むことができます。

また、面接の日程調整などもサポートしてもらえるため、日頃忙しい人には最適なサービスといえるでしょう。

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原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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