3・4月に入社する「春転職」は難しい?オススメな5つの理由を紹介

3・4月に入社する「春転職」は難しい?オススメな5つの理由を紹介

一般的に、春は転職市場が活発化する時期です。コロナ禍の中、先行きが見通せない状況にありますが、年度の節目ということもあり、新しい職場での仕事に挑戦するのに良い季節であることは変わらないでしょう。春転職のオススメ理由としては、転職者にとって、3~4月を中心にさまざまなメリットがあるためです。

「転職したいけれど、いつ転職しようか迷っている」「なんとなく転職を考えているけど、まだ情報収集中...」など、転職時期についてお悩みの方や、転職を漠然と考えているという方は、ぜひご覧ください。

春の転職で得られる5つのメリットをご説明します。

(※仕事辞めたい、会社がつらい...悩んでいる方は『仕事どうする!? 診断』の診断結果もご参考にしてください)

理由1:新しい環境に馴染みやすい

日本では、3~4月に多くの企業が年度の区切りを迎えます。新年度には、新入社員の入社や社内の人事異動、新規事業の立ち上げなどが行われ、人材の流動が年間を通してもっとも活発になります。

そんな時期での転職であれば、周囲ともコミュニケーションのきっかけを作りやすく、スムーズに職場に馴染んでいくことができるのです。

また、4月は人事異動による業務担当の変更などが発生するため、引継ぎや挨拶などが中心となり業務量が比較的落ち着いているケースが多いようです。年度末までの繁忙期も終えたタイミングでの春転職は、組織の受け入れ体制が整ったところへ転職できる、というメリットもあります。

さらに、コロナ禍で2021年はどうなるか未知数な部分はありますが、春には歓迎会などのイベントもあり、同僚たちと仲を深める機会も多いといえます。

同僚たちとのコミュニケーションを深めスムーズに仕事に取りかかるために、このメリットは生かしていきたいところです。

「新しい会社に早く馴染めるか心配...」という不安のある方は、ぜひ春転職を検討してみてください。

(※コロナ禍で業績悪化となったことは転職理由になるのか、詳しく解説した以下の記事もご覧ください)

【関連記事】「コロナで業績悪化! 転職理由になる!?-面接や応募書類での伝え方」

理由2:責任ある仕事を任されやすい

新規事業の立ち上げや人事異動などで内部の体制が大きく動く春は、重要ポストに空きが出たり、成長事業のスタッフが増員されたりする可能性が高い季節です。

会社にとっての期中で求人募集が行われる場合、その理由は通常、「欠員(離職者)の補充」という意味合いが強いもの。しかし春転職の場合は、「会社にない経験や知識をもった人材」、「会社にとって未知の領域に率先して取り組んでくれる人材」など、ポジティブな理由による求人が増えてくる傾向があります。

採用側の意向とマッチすれば、転職後すぐに戦力として第一線で活躍するチャンスを得ることができるかもしれません。

一方で、自分自身に明確なステップアップの志向やキャリアビジョンが求められるという側面もあります。会社側もチャレンジを前提とした採用を検討しているということなので、自分自身の意欲や得意分野をハッキリ伝えられるようにしておかなければなりません。

転職してすぐに大きな仕事を任されたい、新規事業のスタートアップに関わりたいといったステップアップ転職を検討している方は、春転職がオススメです。

理由3:転職先の選択肢が広い

理由1、2と同じ理由で、春は新規の求人件数が増える時期です。コロナ禍の中、来春はどうなるかはわかりませんが、最近はワクチンの開発なども進んでいるため、例年通り新規の求人件数が増えるかもしれません。

求人件数が増えると、雇用条件の比較がしやすくなるため自分の希望により近い求人を探しやすくなります。

さらに、転職できる会社の選択肢が広がるだけでなく、普段あまり求人を出さない会社のレア求人や、テレワークで需要が急増しているIT業界など、世相を反映した分野の求人も見つけやすくなるでしょう。自分が今まで視野に入れていなかった分野への門戸が思わぬ形で開かれているかもしれません。

これまで過ごした会社以外の文化や風土を知る貴重な機会でもあり、幅広い情報収集もしやすい時期といえます。

ただし、求人が増えることは、転職を希望するライバルも増えるという事実の裏返しでもあります。また転職は新卒採用と比べ、募集や選考が非常にスピーディに行われる傾向があります。春転職には転職者にとっての有利な材料も多いですが、転職自体が楽に実現できるというわけではないので、ご注意ください。

理由4:ボーナスの算定期間上、有利になるケースも

4月を年度の初めとする会社においては通常、夏のボーナスは前年度下半期(10~3月)、冬のボーナスは前年度上半期(4~9月)の勤務実績・評価をもとに支払われます。中途入社の場合、このボーナス算定期間に勤務していなかった期間は月割や日割などで減額されることが多いようです。

そのため、上半期の冒頭(3~4月)からの入社であれば、ボーナス算定期間いっぱいに勤務することができるため、期間による減額は無くなるものと考えられます。

そして、算定期間初期から業務に従事することができれば、ボーナスの査定に影響する成果(例えば年間の営業成績など)を出しやすくなる分、ボーナスの査定が良くなりやすいということはいえそうです。

ただし、ボーナスの支給に関する取り決めは会社や契約内容によって異なるため、注意が必要です。入社1年目は夏・冬ともボーナスがない、入社期間に関わらず実力でボーナスを査定する、年俸制なのでそもそもボーナスがないなど、さまざまな条件があります。転職にあたってボーナスを意識される方は、あらかじめ確認しておきましょう。

理由5:前職を退職しやすい

転職が決まったとしても気がかりなのは、前職の退職。

円満退職を実現するコツはいろいろありますが、その一つに繁忙期を避けることがあります。お世話になった上司や同僚にできるだけ負担をかけないよう、欠員補充や業務引き継ぎに余裕をもって対応できる時期が望ましいといえるでしょう。

年度末にあたる3月は繁忙期となりがちですが、年度が明けた4月には忙しさが一段落していることも多いはず。例えば「3月いっぱいで退職する」という旨を1~2月に上司に伝えておくなど、繁忙期を考慮した退職時期の設定がしやすいことも、春転職のメリットです。

もちろん、年度をまたいだ長期的なプロジェクトへの参画や、自分一人だけで担当している業務など、忙しさに関わらない懸案もあるでしょう。ただ、これらの引き継ぎも年度末という区切りがあれば期中よりも進めやすいはずです

「自分の仕事から途中で抜けるわけにはいかない」という思いもあるかもしれませんが、逆に全ての仕事がキリよく終わるタイミングで退職できるほうが珍しいのではないでしょうか。3~4月であれば、自分の退職で職場に与える影響をできるだけ小さくできる可能性があることを覚えておくとよいでしょう。

ただし、どんなに閑散期で業務の区切りがついている状態でも「明日辞めます!」のような突然の退職宣言は非常識。欠員の補充や引き継ぎにかかる時間を想定して、退職の1~2カ月前には直属の上司に退職の意志を伝えるのがマナーです。

仕事環境を変えたい場合は転職

仕事環境を新しくしたいと感じたら3・4月入社を目指して転職活動に動き出しましょう。

・転職した方がいい理由

転職をすれば仕事環境がリセットされるので、これまで抱えてきた仕事に対するストレスや悩みから解放され心が軽くなる可能性があります。

自分が思う理想の転職先に出会えた場合は、仕事に対してよりやりがいを感じられたりモチベーションが上がったりするかもしれません。

・転職先の探し方

仕事探しをする際は、自分自身を知るために「自己分析」を実践してみましょう。

まずは過去に経験した仕事やスキル、自分の性格や得意不得意な部分は何かを振り返ります。

そうすることで自分自身の強みや弱みが見えてきて、自分に合う仕事をイメージしやすくなり仕事探しに役立つでしょう。

・転職を成功させるコツ

転職を成功させるコツは、転職理由が明確にあることが大切です。

転職を決めた明確な理由が無いと企業に思いが届かず成功には近づけません。

その企業を選んだ理由やこれから自分がどう成長していきたいかをはっきりさせることで思いが届きやすくなり、転職成功に近づくでしょう。

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また、希望条件を伝えることでより自分に合った求人に出会える可能性があります。

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