フレッシュな雰囲気に包まれていた職場も落ち着きをみせはじめる7月~8月。求人は一段落したかのように思えますが、実はそこには思ってもいない需要があるのです。
夏転職のポイントを把握してライバルに差をつけ、転職活動を成功させましょう!
夏転職のメリット・デメリット
■メリット1:ライバルが少ない
新年度は、人事異動、新入社員の受け入れやプロジェクトのスタートなど、何かと忙しい時期。また、日本人の心情としてキリのいいところで退職と考える傾向があり、転職活動に力が入らない時期でもあります。ということは、ライバルが少ないということ。自分自身も切り替えの難しい状況ではありますがここはチャンスと捉え、"忙しい"を言い訳にしないで転職活動と仕事の両立にチャレンジしてみましょう。
■メリット2:急を要する求人が出やすい
この時期の求人は、新年度からスタートしたプロジェクトでさらなる人員が必要になった、またはボーナス支給後の急な欠員への補充といった急を要する求人が出やすいもの。条件さえ合えばすぐにでも入社を要請されるなど、トントン拍子に話が進むこともあります。
■デメリット:受け入れ環境が整っていない
営業期途中であるこの時期の組織は、新入社員を迎え入れた頃のような温かく迎える雰囲気は薄まり、新参者への関心も薄くなる時期です。手厚い受け入れ研修や歓迎会などの甘い期待はもたず、自ら積極的に仲間に入り、社内の雰囲気に溶け込んでいく努力が必要です。
成功のポイント:心構え編
■ポイント1:こだわりすぎない・選択肢の幅を広げる
ライバルが少ないといっても、年度末などに比べ求人の種類が豊富なわけではありません。自分のスペックを客観的に洗い出したあとは、あまりえり好みせず、ターゲットも絞り込みすぎず、業界にこだわることもなく当てはまる求人をピックアップし、まずは応募しましょう。絞り込みは、次のステップでもできるのですから。
■ポイント2:教育・環境に期待しない
デメリットでもお伝えしましたが、入社後の受け入れ態勢に過度な期待は禁物です。人事異動があったり、新入社員が入る年度初めの時期に比べ、新しい仲間を受け入れるマインドは薄れています。研修があることを期待したりせず、教えてくれるのを待つといった態度でもなく、早く自分の役割を見極め、自立した戦力として組織になじむよう行動しましょう。また、新卒3年以内のように新入社員と年齢的に近い若手であれば、彼らと比較されることもあります。そんなときこそ、新人にない社会人としての基本的な行動がとれるよう心がけましょう。
■ポイント3:積極的に交流する
歓迎会などの交流が企画されるとは限りません。チームのメンバーの名前、取引先の企業名、担当者など、仕事をする上で必要な身の回りの情報は早く覚え、自分から声をかけて積極的に交流の機会を持つようにしましょう。そうした姿勢が、周囲の受け入れマインドを刺激します。
成功のポイント:身だしなみ編
■ポイント1:下着をつける
夏の転職で気をつけたいのは汗対策。ハンカチは、アイロンがかかっている清潔なものを2枚用意しましょう。取り出したハンカチがくしゃくしゃでは、好印象は得られせん。また、上着を脱いだら汗でシャツが肌にベトッとついている、これでは最悪です。清涼感のある下着を必ず身に着けるようにしましょう。文字などの入ったTシャツ、派手な色のものはNG。シャツに移りこまない白が基本です。
■ポイント2:におい対策は万全に
本人は意外と気がつかないにおい。頭皮、わきの下、口などにおいの発生源へのケアを怠らないようにしましょう。おすすめは朝のシャワー。身体がさっぱりしてから出かけると、気持ちに余裕ができますよ。また、夏は口内が乾燥気味で、口臭も発生しやすくなります。携帯用の液体歯磨きをバックに入れておくと安心です。
■ポイント3:時間に余裕をもって行動する
面談時間ギリギリに到着し、吹き出る汗をぬぐいながら受付から面談にそのまま突入。これではさわやかな受け答えは期待できません。夏こそいつもより時間に余裕を持って家を出て、汗が落ち着くのを待ってから受付するようにしましょう。精神的にも余裕が生まれますよ。
転職しようかどうしようか悩んでいるみなさん!なにより、思い立ったときが最高の時期です。冷静に状況を分析し、自分の持っているリソースを整理した上で、「夏転職」で成功を手に入れましょう!