メンタルが弱い人の特徴は?精神的に弱い人も働きやすい仕事や探し方を解説

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メンタルが弱い人は、「周囲の目が気になって自分の意見を言えない」「さっきの言葉は相手を傷つけてしまったかも...」などネガティブな考えを巡らせてしまうなどの特徴がある人がいます。

その反面、責任感が強く、人の気持ちを読み取ることに長けているなど、さまざまな長所もあることも多いので、メンタルが弱いからこそ力を発揮できる仕事に就くことが大切です。

ここでは、メンタルが弱い人の特徴を理解し、向いていると思われる仕事を10通りご紹介します。

併せて、メンタルが弱い人に向いていると思われる仕事の条件と、探し方もまとめましたので「自分の性格にあう職業が見つからない」と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

【関連記事】「仕事がしんどいのはなぜ?しんどい原因や対処法について紹介」

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1. メンタルが弱いといわれる人の一般的な特徴

一口にメンタルが弱いといっても、「プレッシャーに弱い」「ストレスに耐えられない」などさまざまな特徴があります。

ここでは、メンタルが弱い人の特徴を5つの視点から解説します。自分の弱い部分を理解することで、次の仕事を選ぶ際に役立つでしょう。

1.1. 身の周りの出来事や自分についてネガティブに考えてしまう

メンタルが弱いといわれる人は、ネガティブ思考に陥りやすい傾向にあります。ネガティブ思考に陥る原因は、自己肯定感が低かったり、トラウマがあったり、未来に強い不安を感じていたりと多岐にわたります。

ネガティブ思考の人は、仕事中に「さっきの言い方は相手を傷つけてしまっただろうか」「この案件は自分より○○さんが進めた方が良さそう」など些細な出来事に対して、長期的に悩むこともあるため、精神的な疲労を感じやすくなることがあります。不安を感じやすく、ネガティブ思考が定着している可能性があるのです。

知らず知らずのうちにネガティブなことを考えやすいので、少しずつ「悪いことを考えるのはやめよう」と思考を中断するようにしてみてください。

1.2. 完璧を求めてしまい自分が不完全だと思う

メンタルが弱い人の特徴として、責任感が人一倍強く、完璧主義であることが多い点が挙げられます。

依頼を受けた仕事に対して、やり遂げられるのか強い不安を感じたり、完成度が低いと落ち込んだりすることもあります。

また、周囲の人に助けてもらうことに苦手意識を持っている傾向もあります。

そのため「仕事を振ると相手を困らせてしまうのではないか」「納品物のクオリティが低ければ自分が一からやり直さなければならない」など、さまざまなことを考え、結局自分ですべてこなす人も多いでしょう。

1.3. 周りと比較してしまう

メンタルが弱い人は、周囲の人と自分を比べてしまう特徴があります。

例えば、「同僚は上司とうまくコミュニケーションが取れるけど、なぜ自分はできないのだろうか」「同期は責任のある案件を任せられているけど、自分には回ってこない」などと落ち込んでしまうこともあるでしょう。

社会人になると、仕事の能力や努力が正当に評価されない場合もあるため、悲観的になる必要はありません

1.4. 自己主張が苦手で自分の意見が言えない

メンタルが弱い人の特徴として、自信を持ちにくく、自己主張が苦手である傾向にあります。

自分の意見を相手に伝えることで、「不快にさせてしまうかも」「後で悪口をいわれるかもしれない」などと考えてしまうからです。

また、敏感に周囲の感情をキャッチしやすいため、相手が不機嫌になるとすぐに気持ちを読み取ってしまいます。周囲の空気を読みすぎて、思い通りに動けなくなり、ストレスを抱えたり、気疲れしたりする人もいるでしょう。

1.5. 目標やビジョンがなくその場の雰囲気に流されがち

メンタルが弱い人は、自分には無理だと思い込んだり、周りの目を気にし過ぎたりして目標やビジョンを持てないといったこともあります。

反対にメンタルが強く、常にポジティブな人は「〇歳までに起業する」「年収1,000万円稼ぐ」など強気なビジョンを描いている傾向にあります。

将来のプランがなければ、その場の雰囲気に流されてしまい自分を見失いやすくなります。周りの意見に耳を傾け過ぎず、自分にとって本当にやりたいことは何かを見つけましょう

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【関連記事】「【メンタル弱いから仕事続かない】ウィークポイントから考える仕事を選ぶ方法」

2. メンタルが弱い人でも働きやすい可能性がある仕事10選

メンタルが弱い人だからこそ力を発揮できる仕事もあります。ここでは、メンタルの弱さが強みになりやすい仕事を10通りご紹介するので、気になる職業からチェックしてみてください。

2.1. 公務員

おすすめの理由

● 定時に職場を離れられることもある
● 福利厚生が充実している
● 将来的にも安定している

公務員は、総務省職員や裁判官、自衛隊などの「国家公務員」と区役所職員や警察官が該当する「地方公務員」の2つに大別されます。基本的に公務員の仕事は、残業が少ないこともあるのでプライベートを充実させやすい場合があるのが特徴です。職場で蓄積したストレスをリフレッシュできるため、メンタルが弱い方に向きにくいです。

また、福利厚生が充実しており、安定して働き続けられる可能性も高いので、将来に対する不安感も軽減されるでしょう。

2.2. 薬剤師

おすすめの理由

● 再就職しやすい
● ルーティン作業が中心の職場もある
● シフト制で働きやすい環境が整っている

薬剤師は主に、調剤薬局やドラックストア、病院、製薬会社などで活躍しています。

営業職にあたるMR以外は、基本的にルーティンワークが中心ですので、大きなプレッシャーを感じることなく働けることもあるでしょう。

また、在宅医療の薬剤師であれば、通院が困難な患者様の自宅に訪問し、医療用医薬品を提供します。

厚生労働省の「在宅医療における 薬剤師の役割と課題」によると、在宅医療に携わる薬剤師は、過不足などの大きな問題はないと予測されているので、将来の不安も少ないでしょう。

出典厚生労働省「在宅医療における 薬剤師の役割と課題」

2.3. エンジニア

おすすめの理由

● 時間や場所に囚われずに自由に働けることが多い
● 需要があり将来の不安を感じにくい
● 黙々と作業を進められることも多い

ITエンジニアは、インターネット環境とPCがあれば、時間や場所に囚われずに仕事ができることも多いのでおすすめです。

フリーランスエンジニアなら、「午前中だけ集中して仕事をしよう」「今日は休みにしよう」など自分の気持ちに寄り添いながら働くことができる場合もあります。

経済産業省が公表した「IT人材育成の状況等について」では、2030年までに40〜80万人のIT人材が不足するとされています。

これからITエンジニアを目指して着実にスキルを身に付ければ、将来的に安定した働き方を実現できる可能性が高いでしょう。

企業が新卒でも年収1,000万円以上を提示する事例も増えてきているので、高年収を目指している人にも向いています。

出典経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」

2.4. Webデザイナー

おすすめの理由

● WiFi環境下であればどこでも仕事ができることが多い
● 働く場所・時間を自由に決められることもある
● 黙々と作業に集中できるケースもある

Webデザイナーは、Webに関するデザインを行う仕事です。クライアントの要望に沿ったWebサイトのデザインや設計を担当します。

WebデザイナーはPCとインターネット環境があれば、いつでもどこでも働けることが多い点がメリットです。

クライアントの要望を聞くためのヒアリングなどコミュニケーションは必要ですが、それ以外で対人関係はあまりないことが多いので自分のペースで業務を遂行できるでしょう。

2.5. 自営業

おすすめの理由

● 仕事をする時間・場所・人を自由に選択できることが多い
● 自分の得意な業務に専念できることも多い
● 収入の上限がないので安定すれば充実した生活を送れる可能性が高い

自営業として働くことで、仕事をする時間・場所を自由に選べることが多いです。取引先も選べることも多く、対人関係のストレスも軽減される可能性が高いでしょう。

しかし取引先が複数ある場合は、安定した収入が見込めますが、軌道に乗るまでは収入面の不安と向き合うことになります。

会社に属していないため、ローンの審査が下りにくい、確定申告に手間がかかるなどの側面もあるので慎重に決断しましょう。

2.6. Webライター

おすすめの理由

● 資格やスキル、経験がなくてもはじめられることも多い
● WiFi環境下であればどこでも仕事ができることもある
● 対人関係が少なく、自分のペースで働けるケースも多い

Webライターは、おもにWeb上に掲載される文章を執筆する仕事です。

基本的に「1文字〇円」「1記事〇円」という単価が設定されており、期日までに納品し、報酬を受けとることができます。

1日のほとんどが執筆業務になるため、対人関係が少なくてすむことも多く、仕事に集中しやすいことがメリットです。

また、企業に所属しているライターもいれば、フリーランスとして働く人もいます。リモートワークが導入されている企業や、フリーランスとして活動する場合、自分の好きな時間・場所で自由に働くことができます

2.7. 事務職

おすすめの理由

● ノルマがないのでプレッシャーを感じにくい
● コツコツと自分の業務に取り組める
● 定時で退社できる企業が多い

事務職は、企業や団体の事務作業を専門として行う仕事です。地道な作業をコツコツと取り組める人に向いています。

事務職といっても、「営業事務」や「医療事務」「金融事務」など、さまざまな職種があり、働く場所や仕事内容、収入など異なるので自分に適しているか確認しましょう。

しかし、事務職においても、対人関係によるストレスはゼロではありません。気配りや臨機応変な対応も求められることを把握しておきましょう。

2.8. 翻訳家

おすすめの理由

● 黙々と作業ができる
● 時間・場所にとらわれずに自由に働けることが多い
● 着実に実力がつくので収入面でも安定しやすい

翻訳家は、外国語を日本語に翻訳する、もしくは日本語を外国語に翻訳する仕事です。小説や映画、ドラマ、マニュアルなどの翻訳を行います。

ニュース、医学書、法律文書などの専門用語が多く含まれる翻訳を担うこともあるので、外国語・日本語の両方とも豊富な知識が必要です。

翻訳家は、1人でコツコツと仕事を進めるため対人関係のストレスは軽減されることが多いです。

また、筆者の意図を見抜く必要があるので、繊細な人だからこそ活躍できる仕事だと言えます。

2.9. 研究職

おすすめの理由

● 一つの作業に没頭できることが多い
● 対人関係のストレスを感じることが少ない
● シフト制・ルーティンワークで負担が少ないケースもある

研究職は、企業や官公庁、医療機関などで研究・開発を行う仕事です。

特定ジャンルの高い専門知識・技術力が必要となりますが、黙々と作業に没頭できることも多いのでメンタルが弱い人にも向いている可能性が高い仕事と言えます。

また、シフト制が導入されているところであれば、「朝が弱いから昼過ぎから出勤」「早く帰宅したいから朝から働く」など自分のライフスタイルに適した働き方ができます。

2.10. 編集者

おすすめの理由

● 対人関係のストレスを感じにくい
● 働く場所・時間が自由なことがある

編集者は、新聞や雑誌、Webメディアなどの文章を編集する仕事です。企画〜執筆、校正などを一貫してサポートするので、多くの人との連絡が必要です。

しかし、リモートワークが導入されている企業や、フリーランスとして働く場合は、連絡はチャットなどで行えますし、顔合わせも直接ではなくリモートで可能です。

対面での会話が比較的少ないので、対人関係のストレスを感じにくい点がメリットです。

ただし、「〇日までに納品」といった期限が設けられるので、期日が迫っている場合はプレッシャーを感じる可能性があります。

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【関連記事】「テレワーク(リモートワーク)のメリットとデメリットとは!?」

3. メンタルが弱い人にも向いている可能性がある仕事の条件とは

メンタルが弱い人に向いている仕事の条件をまとめました。現在の仕事が当てはまっているのか、思い浮かべながらチェックしてみてください。

もし今の仕事が自分にとって適していないと感じた場合は、前章で紹介した10通りの仕事などへの転職を検討してみるのも良いでしょう。

3.1. 短期間の仕事

メンタルが弱い人は、人間関係や職場の雰囲気に敏感なため、長期的に同じ場所で働くことに不安を覚えることもあります。

なぜかというと「この人と関係が悪くなったら居場所がなくなるだろう」「居心地が悪いのは耐えられない」などナイーブな思考を巡らせてしまうことが多いからです。そのため短期間の仕事であれば、少し心が軽くなる傾向にあります。

3.2. 一人でできる仕事

メンタルが弱い人は、自分ひとりだけの空間であれば、黙々と仕事に取り組める人が多い点が強みです。

大勢で業務を遂行する場合は、周囲の目を気にし過ぎて業務に集中できなかったり、気疲れしたりすることもあるので人との交流がない仕事を選ぶと良いかもしれません。

例えば、家事代行や倉庫作業、新聞配達、工場勤務であれば、さまざまな考えを巡らせることなく、日々の仕事に励める可能性が高いでしょう。

3.3. 人と関わらない仕事

メンタルが弱い人は、他人との接触が多い仕事を避けた方が本領を発揮できることがあります。

人の些細な言動に傷ついたり、周囲の目が気になって本領を発揮できなかったりするので、自分ひとりで進められる仕事を選ぶと良いかもしれません。

例えば、警備員や翻訳家、図書館司書、ドライバー、清掃スタッフなど対人関係が少ない傾向にある職業を選ぶと良いでしょう。

3.4. リモートワークでできる仕事

自分のペースで仕事をしやすいリモートワークを選ぶこともおすすめです。リモートワークとは、会社のオフィスではなく、自宅で働くことを指します。

自宅であれば、人目を気にすることなく、コツコツと仕事に専念できることが多いでしょう。

またメンタルが弱い人は、責任感が強く、計画的に物事を進められるといった長所があることが多いです。リモートワークであっても、着実に業務を進められるのでしょう。

3.5. ノルマがなく残業も少ない仕事

メンタルが弱い人は、責任感が強く、プレッシャーを感じやすいためノルマが少ない仕事も向いています。

例えば、営業ノルマを課せられた場合、「達成できなかったら上司に怒られる」「周りの人からの評価が下がる」など気がかりになることが多く、業務に集中できなくなる人もいます。

目標が未達成の場合に大きなストレスを感じてしまうので、ノルマがない仕事を選んでみてください。

また、残業が多くなると精神的な負担も増えるので、定時に退社できる仕事を選ぶことも選択肢の1つです。

3.6. 専門性の高い仕事

技術職や専門職は、個人技能での仕事になることも多く、一人で取り組める傾向にあります。

専門性の高い仕事は、責任もありますが、計画性があり、完璧主義な方の場合は向いていると言えるでしょう。また一度、仕事を辞めても再就職しやすいという安心感もあります。

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【関連記事】「【専門家監修】ストレスが原因で起きる症状・病気と対処法」

4. 自分に向いている仕事の探し方

メンタルが弱い人は、自分に合う仕事を見つけることが大切です。

「スポーツの専門学校を卒業したからスポーツ業界で働く」「家族がIT系だから自分も」というように視野を狭めないで仕事探しをするようにしましょう

自分の適職を探すコツを以下にまとめたので、参考にしてみてください。

● 好きなことや好きなものを洗い出してみる
● 生活の中で興味のあるものを書き出してみる
● 自分の強みや弱みを考えてみる
● 転職したいと思った理由を深掘りしてみる
● 第三者の意見を聞いてみる

「向いている仕事がないと感じている方」や「仕事の探し方が分からない方」は、下記記事で詳しく解説していますので、ぜひ内容をチェックしてみてください。

【仕事の探し方】"やりたい仕事"や"自分に合った仕事"を探す方法を解説

「向いている仕事がない」と感じるあなたに!自分に合った仕事の探し方や自己分析方法をご紹介

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5. まとめ

メンタルが弱いというと、「細かいことを気にし過ぎている」「過敏で疲れやすい」などネガティブなイメージを抱くかもしれません。しかし、メンタルの弱さは、見方によっては他人にはない「強み」や「長所」として捉えられることもあります

メンタルが弱いからこそ力を発揮できる仕事も多くあるので、実力を最大限に引き出すために自分の性格にあう仕事への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

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