メンタルの弱さを個性として認め、配慮する考え方が浸透しはじめています。メンタルが弱いために仕事が続かない人は、どのような働き方をすればよいのか、仕事選びのポイントを考えてみましょう。(Misa)
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1.ストレス耐性には個人差がある
過労で体調を崩すのと同じように、誰もが仕事のストレスやプレッシャーでメンタルの不調を起こす可能性があるという考え方は定着しています。
体力に個人差があるように、メンタルの弱さも個性のひとつであり、同じ職場で同じ経験をしても、辛さやストレス耐性には個人差があります。
メンタルの弱さが原因で仕事が続かないという人もいます。
1.1.精神的に辛い場所から離れたいと思うのは生存本能の現れの可能性
仕事が続かないのは、精神的に辛い場所から離れたいということで、じつは生存本能は強いといえるかもしれません。
無理を重ねて限界を超えると、心身を病んでしまう可能性もあります。
1.2.無理せず、働き方や場所を変えるのが正解という場合も
メンタルの不調は自覚できない場合もあります。
その場合、無理せず、働き方や場所を変えるという選択肢もあります。
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2.ウィークポイントから考える仕事の選び方
メンタルの弱さに向き合うには、自分の弱い部分、耐えられない部分を自覚することが必要です。
ウィークポイントから、自分に合った仕事や働き方を選ぶ考え方です。
タイプ(1):仕事の成果や納期に対するプレッシャーに弱い
プレッシャーに弱い人は、営業職、技術職などの高い水準の成果や品質を求められることや厳しい納期が負担になります。
もちろん、何ひとつ責任がない仕事は存在しませんが、比較的、責任の範囲が限定的になる補佐的な役割が向いているかもしれません。
タイプ(2):周囲の評判や評価が気になりやすい
周囲の目や言葉を気にしてしまう人には、人との接点が少ない仕事が向いています。
不特定多数と広く浅く関わるのと、狭い範囲で深く関わることのどちらが負担になるかは個人差があります。
物理的な距離ができるリモートワークは、メンタルの負担が少ないようです。
タイプ(3):臨機応変の対応の面で弱い
想定外の状況に対応するのが苦手な人は、決められたルーティーンを守る仕事が向いています。
マニュアルや指示にしたがって、ミスなく、丁寧に反復することが求められます。
タイプ(4):人と密に関わりながら働くのが苦手
周囲とペースを合わせることにストレスを感じる人がいます。
ワンオペで仕事をまわせる技術者やクリエイティブなどの専門職は、自分のペースで作業スピードを調整できます。
その代わり、常に納期や品質へのプレッシャーがあり、成果で評価されることになります。
タイプ(5):好き嫌いがはっきりしていて、苦手なことがストレスになる
苦手なことはどうしてもできない人がいます。
好きなことなら頑張れるという場合は、得意分野を究めて、その道のスペシャリストをめざすのがよいでしょう。
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3. 自分に合った働き方や得意な仕事ができる環境で弱さをカバー
メンタルの弱さは、自分に合った働き方や得意な仕事ができる環境を選ぶことでカバーできます。
3.1.在宅勤務やフレックスタイム、正社員以外の雇用形態などを選ぶ方法も
最近では、在宅勤務やフレックスタイムなどの柔軟な働き方ができるようになっています。
正社員以外の雇用形態やワークスタイルを選択する人も増えつつあります。
メンタルの弱さで会社勤めが難しいなら、それをカバーするスキルや能力を身につければ、働き方を選べるようになります。
3.2.独立して働く場合は自分を追い込まないようバランスを保つことが大切
ただし、独立して働くならセルフマネジメントは不可欠なので、会社員とは違うプレッシャーが生まれます。
メンタルの弱さをコントロールする方法を見つけられるとよいですね。
そのためには、メンタルが弱いことを甘えの理由にしない姿勢が必要ですが、それ以上に自分を追い込まないようバランスを保つことが大切になります。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。