「私、失敗しないので」というのはドラマの決めゼリフですが、仕事で失敗がない人は実在します。失敗をしないのは対応力や管理能力が優れていて、ミスを失敗にしないリカバリーができるからです。失敗しない人の特徴を見習いましょう。(Misa)
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1.仕事上のミスと失敗の違い
仕事における成功や失敗の定義は、実は、あいまいなものです。目標や目的を達成すれば成功、達成できなければ失敗と考えることができます。その半面、達成できなかった場合でも何らかの成果を得られれば失敗にはあたらない、とも考えられます。
たとえば、コロナ禍や自然災害のような状況の変化や未確定の要素が、仕事に影響を及ぼす場合があります。100%の目標達成が難しかった場合でも、それらに関する情報が得られ、次回以降の計画立案や対応に生かせます。
また、途中のプロセスで想定外の事態やケアレスミスがあっても、リカバリーできれば「失敗」にはなりません。仕事で失敗しない人は、ミスや想定外の状況を失敗のまま終わらせることがない人です。
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2.失敗のタイプ別の原因と回避する方法
仕事上の失敗にはいくつかのタイプがあります。ここでは、3つのタイプについて、失敗を回避するためのポイントを紹介します。
失敗例(1)--納期、スケジュールの遅れ
決められた納期を守れない失敗の原因は、そもそもスケジュール自体に無理があるか、想定外の事態が起こる場合です。必要な材料や情報が予定通りに届かないなど、不可抗力で遅れてしまう場合があります。
スケジュールに関する失敗を避けるには、無理な納期を設定しないことです。やむなく、厳しいスケジュールになる場合は遅れに対する備えをしておき、関係者、特に顧客の理解を得ておくことです。関係者とコミュニケーションをとりながら、必要に応じてスケジュールの修正や管理を行います。
失敗例(2)--ケアレスミス
人間が関わる作業で、ケアレスミスの発生をゼロにすることはできません。システムによる自動化などで、ケアレスミスの発生は最小限にできます。発生したミスをチェックで正していく以外に、ケアレスミスをゼロにする方法はありません。
ミスが生じた個所に、異なる視点や手順で確認するチェックのしくみを入れることで、ケアレスミスはなくせます。
失敗例(3)予定していた成果が出ない
予定していた成果が出ない原因は、計画もしくは実行の精度に不備があったか、想定外の事態が考えられます。
前者は計画立案の段階に実行力を見誤っていた可能性が高く、課題としてとらえるべきでしょう。
後者については計画の修正や目標設定の見直しが必要になります。また、不測の事態をどこまで想定して計画に反映するかも、計画立案の課題になります。
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3.ビジネスにおける失敗は資産になりえる
ある日本の自動車メーカーは、海外のメーカーから開発プロセスの失敗の記録を買いたいというオファーを受けたことがあるそうです。技術は失敗を糧に進化するものです。失敗から学んだことを次に生かすことで、知見やノウハウが形成されていきます。
人や会社にも、同じことがいえます。本当の意味での失敗は、仕事を途中で投げ出し、糧となる経験や情報を得られないことです。
仕事の全体像を把握し、マネジメントしながら進めることで、ほとんどの失敗は回避できます。失敗を恐れて挑戦を避けていると、成果や成長もそれなりに小さくなってしまいます。失敗を糧にできる仕事の進め方を身につけましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。