仕事で失敗する人の特徴|ミスが続くときの対処法と立ち直り方

仕事で失敗する人の特徴|ミスが続くときの対処法と立ち直り方

社会人になって学生時代と最も異なると思った点は、「失敗は容易に許されない」ということでした。学生時代はペーパーテストがあり、それでいくつか間違えたとしても、成績が悪くなるだけで、ある意味自分の中で完結するもので、周囲にそれで多大な迷惑をかけるということはないように思えます。

しかしながら、社会人になって「仕事」をするようになると、「失敗」は周りの人に迷惑をかけることになります。それは会社の損失であり、場合によってはお客さんの大損害に繋がる可能性もあります。学生時代のように自己完結的ではないため、「容易に許されない」ことに気づかされたのです。

その分、失敗した時の落ち込みようは相当なものでした。

例えば、新聞社で記者をやっているときは、基本的には、ひたすら他社がまだ報じていない独自ニュース、いわゆる「特ダネ」を追い求めて駆け回るのが「仕事」です。ただ、こちらはいわば「攻め」であって、当然他社も「特ダネ」を狙っているわけですから、他社に「特ダネ」を報じられる場合があります。この時は、「特オチ」「抜かれた」と呼ばれる事態で、新聞記者が最も恐れる事態なのです。つまり「失敗」です。

「特オチ」「抜かれた」後はひたすら「追っかけ」をする羽目になり、他社が報じた「特ダネ」を後から報じることになるわけです。

正直、「特オチ」や「抜かれた」という事態を避けるすべは、記者時代は容易に解決できませんでした。企業や警察、役所のキーマンとのパイプを築くべく、ひたすらそうした人たちと会うことしか思い浮かびませんでした。

ただ、そうしているうちに独自の人間関係ができて、「特ダネ」を連発することができるようになり、「特オチ」や「抜かれる」という「失敗」を繰り返しつつも、「攻め」でそれをカバーするということができるようになりました。

最初に述べた、「仕事で失敗は容易に許されない」ということと矛盾するように思われるかもしれませんが、「失敗」を取り戻すチャンスは与えられていたわけです。

失敗したり、失敗で落ち込んだりすることはどんな仕事をしていても起こりうることです。ですが、「失敗」したことを悔やみ、落ち込んでばかりいては何も始まりません。「失敗」をなんとか挽回しようとする努力を重ねることこそが、「仕事」の醍醐味のような気がします。

以上、新聞記者という少し特殊な職種での失敗の体験談を述べましたが、以下では、会社生活を行っている上でよくありがちな仕事上の「失敗の原因」と、その「解決策」を示していきたいと思います。

【関連記事】「仕事でミスや失敗が多い人の特徴と対策|気持ちの立て直し方、体験談も紹介」

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目次

1.仕事で失敗が多い人の12の特徴

2.仕事で失敗したときの対処法9選

3.仕事で失敗した時こそ発想の転換が大切

4.それでも失敗が続くなら、仕事が合っていない可能性も

5.まとめ

1.仕事で失敗が多い人の12の特徴

仕事で失敗が多い人には、共通する特徴があります。「失敗」を恐れるなとは言いつつも、失敗は避けたいものです。まずは失敗する「原因」を特定することから始めましょう。


特徴1:メモを取らない

人は忘れる生き物です。身辺に起きたことを、全て覚えておくのは、ほぼ不可能だと思っていいでしょう。このことを踏まえると、上司からの指示や新しいITツールの操作方法、事業部の売り上げ目標、特定のお客さんとの対応方法など、ただ漫然と聞いているだけでは、とても覚えきれるものではありません。

また、覚えることがすべて教科書や参考書に書かれていた学生時代までと違い、仕事をする上で、そのような便利なものはありません。

こうして考えると、こまめにメモをとらない人は、仕事をしていく上で失敗する可能性が高くなるのです。


特徴2:集中力がない

メモをとらないことと共通する要素ですが、人が話しているときに別のことを考えたり、仕事をしながら別のことを考えたりしながら仕事をしている人は、集中力がない証拠で、仕事を失敗する可能性が高くなります。

集中力はそのまま仕事の生産性にもつながります。特に最近では、「働き方改革」の旗のもと、残業時間を減らしていこうという動きが顕著です。そうした中、集中力が欠けたまま仕事をしていると、限られた時間の中で遂行できる仕事量が減ることにもつながり、いいことはありません。


特徴3:確認不足なことが多い

品質をよく確認せずにお客さんに商品を納品したり、会議の資料を確認せずに上司に提出したりする人は、失敗が多くなります。これは何も仕事に限ったことではなく、学校のテストの答案を提出する際も言えることではないでしょうか。

テストで最後に自分の名前を書いたことや解答欄を間違えていないか確認しなければいけないように、納品前の品質の最終チェック、提出前の会議資料の最終チェックは、行わなくてはいけません。

こうしたチェック、確認を行わずに仕事をしていると、失敗する確率は非常に高まります。


特徴4:上司が求めるものを理解せず、気ばかり焦る

上司は「仕事上の最初の顧客」という考えがあるように、まずは、上司が自分に何を求めているかを把握しなければ、仕事を円滑に行うことができなくなります。やるように言われたことと全く方向性の異なる仕事をしていると、上司から頼られなくなり、その結果、仕事そのものをまわしてもらえなくなってしまいます。

上司から仕事をまわしてもらえなくなると、「社内失業」状態になり、何をしていいのかわからず、気ばかり焦るようになります。


特徴5:緊張しすぎて、周りに気を使いすぎて空回りしている

失敗を重ねていると、自然と萎縮して、緊張することが多くなります。すると、周りに相談すべきことや、上司に報告すべきことなど、当然すべきことすらできなくなり、その結果、失敗した場合、全責任をとらなければならなくなり、上司からは叱責され、同僚からは信頼を失い、その結果さらに萎縮するという負の循環に陥ってしまいます。

仕事には一定程度の緊張感は必要ですが、緊張しすぎるのはよくありません。また、萎縮して周りに気を使いすぎるのも、よくない結果を招くことになりがちです。


特徴6:仕事の優先順位を把握しておらず、重要な仕事を後回しにする

私が社会人になりたての時、よく怒られたのが、「仕事には優先順位がある」という点でした。納期が迫っている仕事、顧客対応など緊急性が高い仕事、などに関しては優先順位が高いのは当然ですが、優先順位が高いとすぐに分かるのは、「上司から命じられた仕事」です。

仕事で失敗してしまう人は、会社組織における「上司」という存在を本質的に理解していない場合が多いのです。上司が求めていることをスピーディーにこなせない人は、いくら自分で仕事ができると思っていても、仕事で失敗する可能性が高いのです。

それぐらい、会社組織における上司の存在は大きいということなのです。


特徴7:怒られたことは気にするが、怒られた内容そのものに目が向いていない

仕事で失敗しがちな人は、客観的にものがみられていないケースが多いです。そのため、仕事で失敗して怒られた場合も、「怒られた」という事実に目が向きすぎて、「なぜ怒られたのか」という客観的な事実に目が向かないケースが多いのです。


特徴8:頭の切り替えが下手

仕事で失敗する人の特徴の一つに、頭の切り替えが下手で、怒られたという負の感情を引きずってしまいがちであるという点があります。

仕事は確かに生きるために必要な大切なものですが、仕事のために生きているわけではありません。生きるために仕事をしているのです。ですから、仕事を離れたら、一旦は仕事のことを忘れて、自分という個の存在に立ち返るべきなのです。

リラックスしたり自己啓発をしたりすることで、自分という個の存在に立ち返り、よく睡眠をとって、明日の仕事に臨むべきなのです。


特徴9:仕事を嫌々こなしている

成功した人の多くが、成功するための最も近道が、まずは目の前の仕事に没頭することを勧めます。どんな仕事であっても、目の前の仕事に没頭することで、仕事の何か本質的なものをつかむことができるからです。

目の前の仕事を適当に、嫌々やっていては、その仕事の本質がつかめず、失敗につながってしまいがちです。失敗しないためには、まずは与えられた仕事を一生懸命にやって何かをつかむことが必要なのです。


特徴10:スケジュール管理が苦手

仕事で失敗してしまう人の特徴として、仕事の優先順位が付けられない人の例を挙げましたが、優先順位をつけられないということは、場当たり的に仕事をやっていることと同じ意味です。

場当たり的に仕事をやっていると、「日程管理」、つまりスケジュール管理をやらない、できないことになってしまいます。時間は有限ですから、いつまでも同じ仕事をやっているわけにはいきません。仕事には必ず始めと終わりがあり、それをうまく管理してこそ、失敗せずに仕事ができるようになるのです。


特徴11:上司とのコミュニケーションが苦手

仕事の優先順位の項目で、会社組織での上司の重要性について触れました。上司は仕事を与え、評価する存在です。上司との関係がうまくいかないと、仕事が失敗してしまうケースが多くなります。

何も上司に媚びるべきだといっているわけではありません。ただ、上司の求めていることの理解と、報告、連絡、相談をこまめにするためのコミュニケーション能力は、会社組織で生きていくために絶対に必要なものなのです。


特徴12:同僚と比較してしまう

仕事で失敗してしまいがちな人は、実は、意外とプライドの高い人が多いです。そのため、仕事で怒られたことを気に病んだり、そのことを私生活にひきずってしまったりしがちなのですが、同時に、そのプライドの高さから、同僚にも過剰なライバル意識を持つことが多いです。

確かに、会社生活は出世競争という側面はありますが、重要なのは、出世だけではありません。人間はどうしても自分を人と比べてしまいがちですが、それは学生時代にテストで点数を競わざるを得なかった悪い癖なのかもしれません。

仕事は、一人で完結するものではなく、チームでやるものです。過剰なライバル心を持っていると、チームワークを乱すひととして敬遠され、与えられた仕事が失敗することにつながってしまうのです。

【関連記事】「「仕事がうまくいかない」のはなぜ? 悩みの原因とうまくいかない時の対策11選」

【関連記事】「【仕事で失敗しないために】失敗とミスとの違い、失敗タイプ別原因と対処法」


2.仕事で失敗したときの対処法9選

冒頭でも申し上げたように、基本、仕事に「失敗」は許されないのですが、失敗するたびに会社を辞めるわけにはいきません。仕事で失敗した場合は、落ち込むより先に、失敗して起こった事態を収拾し、また同じ失敗をしないように努力するしかありません。

以下では、仕事で失敗した場合の主な対処法9つについて、述べていきたいと思います。

2-1.事実を報告する

まず、失敗したと気づいた時が勝負です。すぐに上司に、その事実を報告しましょう。失敗は時間がたてばたつほど、収拾することが難しくなります。また、上司からの指示を受け、失敗によって影響を受ける関係者に事実を周知することも大切です。

最もまずいのは、失敗した事実を隠蔽することです。世の中というのは不思議なもので、隠蔽した事実はいつかは露見するものです。特に会社では、失敗そのものよりも、失敗を隠蔽したという事実を上司らに知られることで、仕事上の信頼を失うばかりか、人間性までも疑われることも多いです。そうならないためにも、失敗に気づいた際、すぐに報告することが大事なのです。


2-2.関係者に謝罪する

失敗を報告すると同時に、謝罪することも忘れてはなりません。仕事をしてお金をもらっている以上、どんな仕事でもプロ意識をもって行わなければなりませんので、そこで失敗したという事実を重く受け止め、上司や関係者に、潔く謝罪しましょう。

また、その失敗でお客さんが不利益を被った場合は、より誠意をもって謝罪することが大切です。お客さんにとっては、直接仕事を頼んだあなたが、あなたの属する会社の代表です。会社を代表して謝罪する、という意識を持つことが必要です。


2-3.「なぜ怒られたのか」を振り返り、反省する

失敗すれば、上司やお客さんから、叱られたり、クレームがあったりするのは避けられないでしょう。失敗したという事実を厳粛に受け止めましょう。

ただ、失敗したからといって、落ち込んだ気持ちをいつまでも引きずるのは良くありません。プロとして、何がいけなかったのか、どこで間違えたのかを自分なりに分析し、真の意味での反省をすることが重要です。

落ち込むことが反省ではなく、客観的に失敗の原因を分析することが、社会人の反省というものなのです。


2-4.反省から得られた教訓をメモに取って、それを活かす

人間は忘れる生き物です。いくら失敗を客観的に分析し、反省したとしても、時がたてば忘れてしまう可能性もあります。それを避けるために、教訓をメモに取っておくことをおすすめします。手先を動かすことで、あなたの頭の中に、失敗した事実と、それを客観的に分析した結果が刻み込まれます。

できれば、「反省ノート」(仮)を作って、失敗した事実、その原因、今後失敗しないための方策、などをまとめておくとより効果的です。特に若いうちにそうした習慣をつけ、ノートを残すことは、一生の財産としてあなたの人生に大いに役立つでしょう。


2-5.注意点をポストイットに書いていつも見える場所に貼っておく

失敗しないために特に注意すべき点があれば、周囲の人に見られてもかまわない内容であれば、ポストイットなどに書いて、いつも見える位置に貼っておくのもいいでしょう。

そうすることで、あなたが一生懸命に自らの課題を克服しようとしていることをアピールする効果もあります。


2-6.仕事の流れをノートに簡単に書いておく

失敗した場合は、仕事の流れを理解していないケースも多いでしょう。その場合は、「反省ノート」(仮)とは別に、仕事の流れを記載したノートを作り、仕事を完全に理解するように努めましょう。

有名漫画である『ドラゴン桜』には、東大生のノートを参考にした「メモリーツリー」という記憶方法が出てきます。関連する事柄を、テーマごとに一本の木の枝に書いていく方法です。このほかにもノートを使って仕事を効率化する方法を書いた書籍も数多く出版されていますので、参考にしてみるといいでしょう。


2-7.賃金を得る契約を会社としたからには、命懸けで働く

さきほども述べましたが、お金をもらって仕事をするということは、その道のプロとして働くという労働契約を結んだということです。プロであるからには、結果を出さなければいけません。特に、AIが発達し、肉体労働にも事務労働にもロボットがどんどん活用されてきている中、自分の価値を会社に認めてもらうのが難しい時代になってきています。

自分が会社のためにできることは何なのか、真剣に考えなければいけない時代といえますので、生活を懸けて働くという強い意識が必要でしょう。


2-8.落ち着いて要点を押さえて見直しをする

仕事で失敗した後は、また同じ失敗をしないように、見直しをしながら仕事を進めていくことが大切です。特に失敗した仕事と同様の仕事をする場合は、前回と同じ失敗をしないように、プロセスごとに見直すことが失敗をしない最も確実な方法でしょう。


2-9.作業を効率化する努力をする

仕事の現場にAIやロボットがどんどん導入されている中、作業の効率化を進めていくことがより重要になってきています。

ルーティーンでやっている仕事も、どうすれば効率化できるか改善案を考えながら仕事をするようになると、単に仕事で失敗をしないというレベルから脱却し、自分をレベルアップさせるきっかけになります。


【関連記事】「【仕事で失敗ばかりするのはなぜ?】失敗する人の特徴と4つの対処法」

【関連記事】「【仕事でありえないミス連発】主な原因と組織単位で対処すべき理由と対処法」


3.仕事で失敗した時こそ発想の転換が大切

いろいろと述べてきましたが、人間はロボットではないので、失敗することはあります。ただ、失敗したことで、安易に「この仕事は自分には向いていないのではないか」、「自分はできない人間なのではないか」などと思わないことが大切です。

仕事で失敗した時こそ、自分を鼓舞し、発想を転換すべきなのです。


3-1.仕事で失敗した時こそ発想の転換が大切

では、どうすれば、発想を転換させることができるのでしょうか。面白い方法は、それまでの自分だったら絶対にやらなかったような事をやってみる方法です。

最も簡単なのは、今までの自分だったら絶対手に取ることはなかったような書籍を読んだり、今までの自分だったら絶対に観ることはなかったような映画を観たりすることです。それまでの自分とは異なる要素を自分の中に注入することで、発想を転換することができます。


3-2.入社3年目までは下積み期間と考える

社会人になると仕事で失敗は許されない、と何度も述べましたが、そうはいっても、入社してからしばらくは、慣れない事であることは確かです。もちろん、社会人になった以上、その道のプロとならなければいけないわけですから、甘えは許されません。

しかし、どんな成功者やベテランでも、新しい仕事に取組み始めてから最初の数年間は苦労するものです。ですので、入社3年目までは下積み期間と考え、とにかく、失敗をしないよう努力しながら、仕事を覚えることに専念しましょう。

真剣に業務を行っていれば、見ている人は見てくれているものです。失敗したとしても、アドバイスをくれたり、フォローをしてくれたりする人が現れる可能性は高いです。「石の上にも三年」という言葉は、真実をついていると思います。

そう考えれば、失敗した時も、必要以上に落ち込まず、前向きに考えることができるようになるのではないでしょうか。


3-3.仕事の失敗は、きちんと反省すればその後の資産になると考える

仕事で失敗しないためのメモやノートづくりをおすすめしましたが、こうした対策を行っていれば、失敗しなかった場合よりもむしろ仕事ができるようになります。

恋愛においても、一度残念な人と付き合ってしまったことが逆にいい経験となり、結婚相手はとても素晴らしい人を選べた、というケースはよくあるかと思います。

仕事も恋愛と同じで、失敗したことがいい経験となり、逆にいい仕事ができるようになる可能性もあるのではないでしょうか。

「失敗を気にしない」のではなく、経験と捉える発想力が、将来をより良いものに変えてくれます。


3-4.自らを客観視し、明日からどうなりたいか、身の丈にあった計画を立てる

目の前の仕事で失敗して、世界が終わったような気持ちになることもあるかもしれません。この失敗で今後の会社生活に暗雲が垂れ込めてしまう、そんな思いにとりつかれることもあるでしょう。

しかし、仕事は仕事、人生は人生です。今いる会社での立場は確かに重要ですが、一旦会社を離れると、皆、その瞬間から他人になります。

小泉純一郎元首相が、「戦国時代で戦っていた武将は、負ければ命をとられていたが、今の政治闘争は、命をとられることはない。そういう意味では、今の日本では、政争で負けても大したことはない」、といった趣旨のことを述べたことがあります。

小泉元首相は、政治闘争というものの歴史を俯瞰してみた結果そういう発言をしたのだと思われますが、私たちサラリーマンも俯瞰して自分を見てみると、会社がすべてではなく、家族や友人といった、別の世界があります。

仕事で失敗したことは確かに痛手ではありますが、自分の人生全てを壊すほどのものではない、そのように客観視してみてもいいのではないかと思います。

その上で、人生における今の会社の位置づけ、自分はこの会社で何をしたいのか、などについて、もう一度見直してみることをおすすめします。


3-5.萎縮せず、積極的な提案を行う

仕事で失敗をしてしまうと、周囲の目を気にして萎縮して、そのまま何も発言できないような、そんな気分になることもあるかと思います。

確かに、失敗してしばらくの期間は、おとなしくしているのは決して悪いことではありません。

しかし、失敗した後だからこそ、おとなしくしながらも、反転攻勢をかけるチャンスをうかがうべきだと思います。世の中はとかくレッテル張りが好きな人が多く、「あの人は○○だからダメだ」などと決めつけ、自分を優位な位置に置こうとするものです。

そんな人達に負けてはいけません。一度や二度失敗したからといって、レッテルを張られるわけにはいかないと奮起して、ここは反転攻勢して積極的な提案を行うようにしましょう。その提案が採用され、その提案を遂行した結果成果を出すことができれば、まさに、「災い転じて福となす」の言葉通り、あなたにいい結果をもたらすのは間違いありません。

【関連記事】「【仕事で怒られてばかり】怒られる=期待されている、成長の糧にする方法」

【関連記事】「仕事で大失敗!よくある原因と予防法、大失敗への対処法とは」

4.それでも失敗が続くなら、仕事が合っていない可能性も

上述したような対処法を実践しているのに、なかなか失敗が減らないと悩む方もいるでしょう。

その場合、そもそも今の仕事が自分に合っていない可能性があります。

ここからは、「気を付けていても失敗がなくならない」といった場合の対策を紹介します。

4-1.部署異動ができないか相談する

「適材適所」という言葉がある通り、人間にはそれぞれ能力や性質に合う場所があります。

自分に合わない場所でどれだけ頑張っても、十分な能力を発揮できず結果としてモチベーションが下がり、失敗を誘発してしまいかねません。

そのため、もし可能であれば自分に合う部署に異動できないかどうか、上司に相談してみましょう。

自分の悩みを伝えて、「こういう仕事なら能力を発揮できる」という前向きなアピールをすることが大切です。

4-2.転職で自分に合う仕事を見つける

部署異動が難しい場合は、思い切って転職を考えるのも1つの方法です。

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5.まとめ

紹介したような対策を行えば、仕事の失敗は減りますし、反転攻勢して積極的な提案を行ったり、人生を客観的に見つめなおしたりするきっかけになれば、仕事で失敗したことが、あなたの人生にとって逆にプラスになるはずです。

ただ、あまりにも失敗を繰り返すようだったり、失敗したことでレッテル張りするような人が数多くいたりする場合などには、今の仕事や会社が自分には合っていないと判断し、転職するのも最終的な手段として考えてみてもいいかもしれません。

今は多くの業界で人手不足が続いているため、転職するにはいい状況だといえます。

ただ、仕事が忙しい中、転職サイトで自分にあった会社を探したり、未経験の業界や職種に自分だけで合格しようとしたりするのは大変手間もかかりますし、成功率も低くなってしまいます。

そんなときに役立つのが、上記でも解説した転職エージェントです。特に就職活動で多くの人が利用したことがあり、信頼性も高いマイナビが提供する人材紹介サービス、マイナビエージェントは、おすすめできる転職エージェントの一つです。

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