【仕事が怖い】このまま続けるべき? 原因や受け止め方、対処法8選

仕事の悩み・転職

仕事をするのが"怖い"と感じたことはありませんか?

「上司に怒られるのが怖い」「プレッシャーが大きすぎて怖い」「チームの中で孤立している気がして怖い」といった気持ちと人知れず、自分の中の恐怖と戦っている方も少なくはないと思います。

一度仕事が怖いと思ってしまうと、あなた本来の能力やパフォーマンスが発揮できなくなってしまいます。そして何より、あなたの心身の健康を害するリスクが高まります。決してそのままにしておいてはいけない感情なのです。

そこで今回は、仕事が怖いと感じる原因やそのデメリット、怖いと感じたらまず行うべきことや解決方法について解説します。

【関連記事】「仕事がしんどいのはなぜ?しんどい原因や対処法について紹介」

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1.「仕事が怖い」と感じる原因は?

仕事が怖いと感じる状況を解消するには、まずその原因を認識する必要があります。ここではその主な原因を8つ紹介していきます。

1.1.ミスを引きずって苦手意識が染み付いている

自らのミスをきっかけに仕事が怖いと感じるようになる方は多いと思います。仕事にはミスがつきものですが、それにより大きなトラウマを背負ってしまうと、その後も苦手意識に苛まれてしまい、似たようなシチュエーションが訪れるたびに仕事が怖いと感じてしまう可能性があります。

【関連記事】「【体験談紹介】仕事でミスした時の対処法と落ち込む自分から脱却する方法」

1.2.上司から怒られるのが怖い

厳しい上司がいる場合、常に怒られることを意識しながら働くようになってしまいます。論理立てて説明してくれる上司であれば良いのですが、感情にまかせて怒鳴ったりパワハラまがいの言動があったりする上司は危険です。

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1.3.周囲の目が怖い

上司や同僚の存在を意識し過ぎるなど周囲の目に敏感になってしまうと、自分への評価が気になりパフォーマンスが低下し、結果的に仕事が怖いと感じてしまう可能性があります。

特に入社したての新入社員の方や、長期間社会から離れていた方は、「自分は周囲から仕事ができないと思われているのではないか」と疑心暗鬼になってしまうこともあります。

1.4.将来に不安を感じている

将来に不安があると、このまま仕事を続けることが怖いと感じてしまいます。ここでいう不安とは、会社や業務に直結する具体的な不安から、30代・40代が抱えるセカンドキャリアを見据えた漠然とした不安まで、さまざまな種類が考えられます。将来を真剣に考えるほど不安は増し、恐怖心につながってしまいます。

1.5.ノルマや残業がつらい

厳しいノルマや連日の残業は、仕事に対するつらさ、仕事に対する怖さを増幅させます。適度なノルマはモチベーションを上げる要素となり得るものであり、残業も最低限必要となる場面はありますが、それらも度を超せばつらいだけになってしまいます。

1.6.仕事に対して不安や不満がある

仕事に対する不安や不満は、そのまま仕事への怖さに結びつきやすいものです。自分の成果に正当な評価をしてもらえない、休日も上司から頻繁に連絡が入るなどといったことがあれば、仕事に不安や不満を感じるのは当然です。この状況が続けば疑心暗鬼に陥り、仕事が怖いと感じるようになってしまいます。

1.7.プレッシャーを感じている

仕事に対してプレッシャーを感じることも、仕事が怖いと感じる原因の一つと考えられます。

大きな仕事を任されるなど周りからの期待値が高まっていき、責任感からストレスや疲労感を溜め込みやすくなります。

このようなプレッシャーを感じる日々が続いていくことで、仕事に対して恐怖心を抱いてしまうこともあります。

1.8.人間関係に悩んでいる

職場の人間関係が上手くいっていないと、孤立感を感じたり周りの視線を気にしたりするようになり、会社に行くのが怖いと感じるようになります。

仕事に関する悩みを抱えていても状況的に周りに相談しにくい場合も多いため、仕事でミスが続いたり疲労感が溜まったりしてしまいます。

その結果、仕事に恐怖心を覚えることに繋がってしまいます。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(121)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋1」

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2.無理に仕事を続けることによるデメリット

責任感が強く真面目なタイプの人ほど怖い気持ちを抑え無理に仕事を続けてしまいます。

しかし、自分に鞭を打って働き続けるのは非常にリスクのある行為です。自分のメンタルを過信しすぎると、適応障害やうつ病などの精神的な病を患う可能性も高まります。どんなに自分のメンタルの強さに自信があっても、ある日突然涙が止まらなくなったり、会社に行こうとしても身体がいうことを聞かず動けなくなったりするということがあります。

また、一度限界点を超えると、元の状態に回復するまで相応の時間を要します。

仕事が怖いことを理由に立ち止まることに躊躇する方もいるかもしれませんが、長期的な視点を持ち、無理なく続けられる方法や環境を探ることが重要です。

3.「仕事が怖い」と感じたまずは何をすればいいのか

仕事が怖いと感じるきっかけは、日常のどのシーンに転がっているかわかりませんし、「怖いと思わないようにしよう」と意識して防げるものでもありません。

大切なのは、仕事が怖いと感じたに適切に対処することです。以下を参考に、自分の気持ちに正直に向き合えるようにしておきましょう。

3.1.怖いという感情を否定せず受け止める

自分の中にある「怖い」という気持ちは、あなたの心の素直な反応です。否定せず、そのまま素直に受け止めましょう。

早い段階で受け止めなければ、その後の対処がどんどん難しくなります。まずは「自分は仕事が怖いと感じているんだな」という事実をありのままに捉えるようにしましょう。

3.2.自分を責めない

仕事が怖いと感じた自分を責める事はやめましょう。

「仕事が怖いと思うなんて...」と罪悪感を抱いてしまうかもしれませんが、自分を責めれば責めるほど、その反動であなたの心は追い詰められてしまいます。

3.3. 何を怖いと感じるのか洗い出してみる

「怖い」という感情がどこからもたらされるものなのかを洗い出してみましょう。

人間関係なのか、業務内容に関連するものなのか、怖い感情の根源を具体的に把握しておくことが大切です。無意識のうちに怖い感情を抱いている場合もあるので、紙に書き出し整理することをおすすめします。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(122)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋2」

3.4.ストレス因子から離れることを考える

「仕事が怖い」という気持ちは単なる甘えでもなく、あなたの心が発するSOSです。まずはそう感じる原因を探り、そのストレス因子となることからなるべく離れるようにしましょう。

メンタルが不調な時は、体の健康や仕事のクオリティにも大きな影響を及ぼします。ストレス因子から離れる方法は原因によってさまざまですが、受け止め方としては「立ち向かう」のではなく「避ける、離れる」の意識を持つことが大切です。

4.「仕事が怖い」と感じたの8つの対処方法

怖さを感じたの対処方法を知っておくことは、あなたの心の日々の安定につながります。

以下8つの中から、自分にできそうなものを試してみましょう。

4.1.怖い人にもあえて話しかけてみる

職場、特に所属する部署やチーム内でのコミュニケーションを密に取るように心がけてみましょう。

仕事が怖いと感じているにもかかわらずコミュニケーションを密にするのは矛盾した行動と感じるかもしれませんが、コミュニケーションが不足していることで怖さが増している可能性は大いにあります。

怖いと思っている人と話してみて初めて気づくこともあるかもしれませんので、少しずつ会話の機会を増やしてみましょう。

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4.2.身近な友人や家族に相談してみる

社外の身近な友人や家族に正直に感情を打ち明け、相談に乗ってもらうのも良いでしょう。

あなたの本質的な性格や思考を理解している相手に相談することで、よりあなたの感情に寄り添ったアドバイスがもらえるかもしれません。

また、心を許せる相手に相談することであなた自身の気持ちも和らぐはずです。

【関連記事】「仕事を辞めたいと思ったら誰に相談すればいい?相談する相手や注意点を紹介」

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(126)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋6」

4.3.長めの休暇をとって心と身体を休める

常にプレッシャーやストレスに晒されることで心が萎縮し、仕事が怖いと感じている可能性があります。

週末の休日などに有給休暇を合わせて長めの休暇を取り、心身を休める時間を設けてみましょう。

まとまった休暇を確保することで緊張状態にある心身が解放され、仕事に対する怖さも軽減されるかもしれません。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(124)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋4」

4.4.部署異動をお願いしてみる

自分の力で解消できないところに理由がある場合は、異動を申し出るなどして環境を変えることも選択肢の一つです。

職場環境が一変すれば、今までの悩みが嘘のように気持ちが明るくなるかもしれません。

会社によって異動の要件やプロセスは異なるため、具体的な手順については就業規則を確認したり人事や上司へ相談したりしましょう。

4.5.カウンセリングを受けてみる

「仕事が怖い...」毎日そんな気持ちに支配されて充実した日々が送れない場合は、カウンセリングを受けてみましょう。

病院できちんと医師に相談してみることで、改善するケースも多いです。病院へ行くことに抵抗がある場合でも、自分のためだと思って一歩を踏み出してみましょう。

現在抱える不安や葛藤を洗いざらい全て吐き出し、今後どういった向き合い方をしていけばいいのかアドバイスをもらうことで、気持ちが和らぐこともあります。

4.6.好きなもの・ことに集中してみる

好きなもの・ことに没頭すると、充実感に浸ることができ、閉じた気持ちが解放されます。

根本的な解決にはつながらないかもしれませんが、心の充実が得られることで仕事に向き合う気持ちに変化があるかもしれません。好きなもの・ことがないという場合は、ぜひ新しい趣味を探してみましょう。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(127)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋7」

4.7.資格をとってみる

興味がある分野の資格取得を目指すのもおすすめです。

1日単位で達成できるものではなく中長期的に取り組む目標を持つことで、張りのある毎日を送ることができます。

また、仕事とは別のカテゴリで打ち込める目標を持つことで、仕事が怖いという感情が緩和されていく可能性があります。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(128)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋8」

4.8.転職を考えてみる

考えられることはすべて試したけれど、それでもやっぱり仕事が怖い気持ちが拭えないという場合は、転職を検討してみましょう。

実際に行動に移す勇気がなくても、転職エージェントに登録するだけで、「自分にはたくさんの選択肢があるんだ」と気持ちが楽になるかもしれません。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(129)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋9」

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5.仕事への恐怖心を緩和する考え方

在職中の方はもちろん、離職中の方でもう一度働きたいと考えている方にも共通して言えることは、「仕事が怖い」という感情は仕事に対する考え方や仕事の捉え方を変えることで、「怖い」という感情が緩和される可能性があるということです。

仕事で辛い経験があり、働こうとするとフラッシュバックが起きてしまう方なども、考え方や日々の行動を変えることによって徐々に働くことへの恐怖心は薄れていく可能性があるので、ぜひ参考にしてください。

5.1.仕事は人生の一部に過ぎない

仕事をする根底にあるのは「お金を稼ぐこと」であって、お金を稼ぐ方法が他にあれば仕事をする必要はないとも言えます。

そのため、あくまでも仕事は人生の一部に過ぎないと考えることで、仮に仕事がうまくいかなくても自分を全否定することがなくなるでしょう。

また、人の目や周りからの評価を気にしすぎないようにしましょう。

仕事をする上での最低限のコミュニケーションをとっている限り問題はありませんし、多くの場合、自分が思っているほど人は他人のことを気にしていないものです。

気を使いすぎて心をすり減らす必要はありません。

5.2.仕事は小さな目標達成の積み重ね

重要な仕事を任されたり、高い目標を掲げられたりすると、強いプレッシャーを感じて仕事を怖いと感じることもあるでしょう。しかし、大きな仕事になればなるほど、一歩ずつ着実に進むことが大切になります。

毎日、小さなステップを上り続ければ、必ず大きな目標に辿り着くことができます。つまり、小さな目標をクリアできる人は、仕事を成功に導ける人です。

先のことを考え過ぎてしまうという人は、まず目の前の目標に集中することで、仕事に対する漠然とした不安や恐怖が取り除けるかもしれません。

5.3.失敗したところは自分の伸びしろ

まず、仕事には必ず失敗があるものと認識しましょう。

しかし、その失敗を自分の伸びしろだと捉えることで、成長のチャンスにつながります。

ただし、時間が経過すれば自然と上達すると楽観的に構えるのではなく、失敗の原因を明確にして、改善をすることが大切です。

「何を怖いと感じるのか洗い出してみる」ことに共通しますが、ものごとの原因と結果を分析する習慣を身につけることで「怖い」という感情に支配されづらくなるでしょう。

【関連記事】「【漫画】メリー先輩のお仕事お悩み相談室(125)--"仕事をするのが怖い"と感じた時の処方箋5」

6.仕事を辞めたいけど言えない場合はどうすればいい?

転職をしたい気持ちはあるのに上司のパワハラなどが怖くて辞めたい気持ちを伝えられないという方もいるでしょう。その場合には以下のような手段を検討しましょう。

  • 人事労務担当者へ相談する
  • 社内外の相談窓口へ相談する
  • 退職代行サービスを活用する

【関連記事】「【仕事を辞めたくても言えない】辞められない理由を整理して対処法を考えよう」

なお、上司のパワハラに悩んでいる方は以下の記事を参考に必要な対策を講じてみてください。

【関連記事】「パワハラとは?法的判断基準や職場での被害事例、対策方法を解説」

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7.「仕事を怖い」と感じる人が転職する際の注意点

1度でも仕事を怖いと感じてしまうと、次の職場でも同じような気持ちになってしまうのではないかと不安になる人もいるでしょう。

しかし、自分に合う仕事を選べば、怖いと感じることなく毎日楽しく働けます。

ここでは、転職活動に不安を感じる方に向けて、おすすめの転職方法をお伝えします。

7.1.妥協せずに希望条件を伝える

内定をもらうため、つい希望条件を妥協してしまうという人も多くいます。

しかし、初めに妥協した条件を伝えてしまうと、その後もずっと我慢し続けることになるかもしれません。

できるだけ楽しく長く働くためには、企業側の印象を気にし過ぎずに、しっかり希望条件を伝えるようにしましょう。

7.2.自信を持って働ける職場を見つける

未経験の職種で一からスキルを身につけながら働くのは、周囲との差が気になりやすいため、仕事を怖いと感じてしまう可能性も高くなります。

できれば、前職のスキルを生かせる職場や、持っている資格を有効に使える職種に転職するのがおすすめです。

初めての職場は緊張するものですが、仕事に覚えがあれば初日からでも自信を持って働くことができます。

7.3.不安な場合は転職サポートのプロに相談する

転職活動にはかなりの労力が必要です。

自分に合う職場を見つけることに加えて、履歴書や面接など多くの関門をクリアしなければなりません。もしも、転職に少しでも不安を感じているのであれば、転職サポートのプロの力を借りましょう。

株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービス「マイナビエージェント」であれば、自分のスキルや条件にぴったり合う転職先を提案してくれます。

それだけでなく、履歴書の添削や面接対策も無料で行ってくれるため、不安や悩みを一人で抱え込む心配がなく、最後まで安心して転職活動に向き合う事ができます。

市場には出回らない非公開の求人もあるので、満足のいく転職先が見つかる可能性も高まります。

【関連記事】「【例文アドバイス】面接日程メールの書き方や返信方法は?調整する際のマナー」

【関連記事】「【例文あり】面接結果の合否連絡が遅い・来ない場合の対処法を解説」

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8.まとめ

仕事が怖いという気持ちを持ち続けることは、あなたの心に想像以上に大きな負担をかけることになります。恐怖心が蓄積されていくと、やがて出勤することすら難しくなってしまいます。

怖いと感じる自分を責める必要はありません。長い社会人生活をより実りあるものにするためにも、本記事を参考にまずは一度心身を休める行動を取ってみましょう。その上で、無理のない範囲で自分に合った形の対処をしていくことをおすすめします。

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