AIを活用した副業15選!成功させるための4つのポイントを解説

ビジネススキル・マナー

近年は、物価動向や賃金への不安感などを背景に、副業・兼業への関心が高まっています。なかでもAIを活用した副業が注目されており、文章の下書き作成や翻訳支援、画像案の作成、データ整理などを効率化しながら、副業の選択肢を広げやすくなっています。

本記事では、AIを活用した副業15選を紹介し、成功させるコツについても解説します。


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1. AIを活用した副業とは

AI副業とは、AI(人工知能)ツールやサービスを活用しておこなう副業のことです。文章作成や画像生成、データ処理などをAIにサポートしてもらうことで、これまでよりも効率よく作業を進められるのが特徴です。

副業が珍しくない時代になった今、AIを使いこなせることは、これからの働き方において大きな強みになるでしょう。

1.1. AIによる効率化で収入アップを目指せる

従来の副業は、データ入力やアンケートモニターなど単価の低いものが多く、翻訳や動画編集など高単価の仕事は、一定以上のスキルが必要で、多くの時間を要するため、休日を活用するには非効率な印象がありました。

しかし、対話型AIなどを活用することで、多くの副業が効率的におこなえる可能性があります。

単価の低い仕事でも短時間で終わらせられるようになり、短時間で多くの仕事を効率よくこなせるため、時間あたりの収入を増やせる可能性も高まっています。

1.2. 未経験の分野にも取り組める

スキルや時間を要する仕事でも、AIを活用することで下調べや下書き、構成作成などを効率化し、未経験者でも学びながら取り組みやすくなる可能性があります。

例えば翻訳の場合、本業のプロでも一冊の本を翻訳するのは数カ月かかることがあり、副業としては難しい面がありましたが、AIで下訳を作成し、人が確認・修正することで、作業効率の向上が期待できます

さらに、Webサイト制作やプログラミングなど、従来は専門知識が必要だった仕事でも、AIを組み合わせることで未経験者でも取り組みやすくなりました

ただし、納品レベルの品質に仕上げるには、その分野の基礎知識や確認作業が欠かせないので注意しましょう。

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2. AIを活用した副業15選

AIを活用した副業にはさまざまなものがありますが、ここでは、その中から比較的取り組みやすい15の副業を紹介します。何をするべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

2.1. 文字起こし

文字起こしは、テープなどに録音された取材、対談、講演などを文字データに修正する仕事です。単純な文字起こしであれば、AIを利用した文字起こしサービスが多数あるので、すぐに始められます。

また、誤字脱字などの修正も、AIに適切なプロンプトを入力することで効率化が図れます。こうした仕事は、副業ポータルサイトなどで探すことができ、手軽に始めやすい分野の一つです。

ただし、誰でも取り組みやすい分、単価が低めに設定されていることが多いため、効率よく短時間で終わらせて収益アップにつなげましょう。

2.2. データ編集

データ編集は、依頼主の指示に基づいて、生データから必要なデータを抽出・整理する仕事です。

これまでは、Excelだけでの対応が難しい作業が多く、スクリプトやマクロを使って整理することが主流でした。そのため、プログラマーに近いコーディングスキルや、データアナリストに近いデータリテラシーが求められることが多くありました。

現在は、ExcelやスプレッドシートにAI機能や自動化機能を組み合わせやすくなっており、作業内容によっては、指示文をもとに集計や整理を効率化できるようになっています。

ただし、AIは万能ではなく、手作業が必要な部分もあるため、プロンプトスキルの書き方次第で作業効率に差が出ることも理解しておく必要があります。

2.3. 記事執筆

記事執筆は、依頼主から記事としてまとめるべき要点を指示され、それを文章に仕上げる仕事です。対話型AIは、報道文・広報文・説明文など、情報を整理してまとめる文章に向いています。

一方で、読ませる記事や読者の興味を引く文章は得意ではない部分もあるため、PV(ページビュー)を獲得する記事に仕上げるには、人間による工夫や編集が必要です。

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2.4. 翻訳

翻訳は一定程度の語学力があれば、AIと併用して始めやすい副業の一つです。

小説の翻訳のように語学以外のスキルも求められる分野を除けば、企業の外国語資料やレポートの翻訳などは、AIを活用することで求められる水準の成果物を納品できる可能性があります。

生成AIによっては、翻訳文のスタイル(ですます調、読む人のレベルなど)を指定できるため、誤訳やわかりづらい表現を抽出して修正案を提示させることも可能です。

ただし、最終的な確認や品質管理は人間がおこなう必要があるため、AIを使わなくても自分で翻訳ができる程度の語学力は必要です。

2.5. キャッチコピー制作

キャッチコピー制作は、商品やサービスの魅力を短い言葉で伝える仕事です。広告やWebサイト、SNS投稿などさまざまな場面で使われるため、需要のある副業の一つといえます。

AIツールを活用すれば、商品の特徴やターゲット層などの条件を入力するだけで、複数のキャッチコピー案を作成できます。そこから言葉のニュアンスを調整したり、読みやすく整えたりすることで、より魅力的な表現に仕上げることが可能です。

文章を書くことが好きな人や、アイデアを考えるのが得意な人に向いており、クラウドソーシングサイトなどを通して案件を受注できる場合もあります。

2.6. シナリオ制作

シナリオ制作は、動画やアニメ、ゲーム、広告などで使われる台本を作成する仕事です。登場人物の会話や場面展開を設計し、利用者に伝わりやすい構成を作ることが求められます。

AIを活用すると、キャラクターやテーマ、時間などを入力するだけで、複数のストーリー案を生成できます。その中から自分のアイデアに合うものを選び、調整・編集することで、効率よく質の高いシナリオを作ることが可能です。

人間の想像力とAIの生成力を組み合わせることで、これまでになかったストーリーを生み出せる可能性があります。

2.7. イラスト制作

イラスト制作は、Webサイト上などに掲載するイラストを作成する仕事です。画像生成AIにプロンプトを入力することでイラスト制作が可能ですが、求められる水準に仕上げるためにはプロンプトの工夫が欠かせません。

単品販売ができるような高品質なイラストを生成するには高度なプロンプト技術が必要ですが、記事の挿絵など比較的簡易なものであれば、生成AIでも対応できる場合もあります。

ただし、生成AIは幅広い素材をベースにイラストを生成するため、著作権侵害のリスクには十分注意しなければなりません。

2.8. ロゴ制作

ロゴ制作は、企業やブランドの象徴となるデザインを作る仕事であり、サービスの印象を一目で伝える重要な役割を持ちます。

AIツールに会社名やブランドイメージ、希望のカラーや形状などを入力するだけで、複数のロゴ案を効率的に生成可能です。

その後、細かいデザイン調整や配色の最適化をおこないますが、イラスト制作と同様に、「著作権を侵害していないか」「既存で似たようなロゴはないか」といった点を慎重に精査する必要があります。

2.9. ナレーション音声制作

ナレーション音声制作は、動画や広告、教材、アプリなどで使われる音声を作る仕事です。映像に声をつけることで、利用者にわかりやすく内容を伝える役割を持ちます。

AIを活用すれば、文章を入力するだけで自然な音声を生成できるため、従来の人による録音作業に比べて、効率よく長時間のナレーションを制作することができます

近年、AI音声の抑揚やイントネーションはより自然になっていますが、細かい感情表現や間合いは人間と異なる場合がありますので、必要に応じて編集・調整し、クオリティを高めることが大切です。

2.10. 解説動画制作

解説動画制作とは、昨今話題のトピックに関する解説動画を制作し、YouTubeなどで公開して広告料などを得る仕事です。

まず、検索数などの統計から人気のあるキーワードを抽出し、それに基づいた解説文章をAIで生成します。

次に、画像生成AIサービスの「ナレーションから映像を生成する」機能などを使って動画を制作します。これで解説動画が完成し、YouTubeなどで公開して広告収入を得ることが可能です。

ただし、広告収入を得るには各プラットフォームの収益化条件を満たす必要があり、使用素材や音声の権利確認も欠かせません。また、一つの動画で莫大な再生回数や収益を稼ぐのは、プロでも容易ではありません。場合によっては、長期的に再生されるロングテールコンテンツになる可能性もあるため、地道に動画本数を増やしていく必要があります

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2.11. 電子書籍販売

電子書籍販売は、自分の知識や経験、アイデアを電子書籍として販売する副業です。テーマや内容を自由に設定できるため、自分の得意分野や趣味を活かしやすい点が魅力です。

AIを活用すると、文章の下書きや構成案の生成、タイトルや章立てなどを効率的におこなえます。また、電子書籍はプラットフォームを通じて簡単に販売できますので、初めて副業をする人でも挑戦しやすいのが特徴です。

ただし、電子書籍の内容次第では、思うように収益が得られない場合もあります。また、引用のルールを正しく理解し、著作権を侵害しないよう注意することが重要です。

2.12. Webサイト制作

Webサイト制作には、デザイン知識に加え、HTMLやCSSのコーディングスキルが必要ですが、多くの場合AIでコード生成が可能です。

AIとのやり取りを通じてデザインを作成し、それを実現するHTML・CSSコードを出力することができます。

ただし、Webサイト制作は見た目だけではなく、ユーザーが理解しやすく使いやすいかという人間工学的な知識も必要です。また、出力したコードはそのままでは動作しないこともあり、さまざまな微調整が求められます。

そのため、Webサイト制作の知識がほとんどない状態でAIだけで制作するのは難しく、ある程度の制作スキルを持つ人が補助的にAIを活用して効率化を図る使い方が向いています。

2.13. プログラミング

AIはコードやプログラムも出力できるようになり、「将来プログラマーは不要になるのでは」と言われています。

しかし、AI生成コードはまだ完全ではなく、複雑なコードを正確に書くのは難しい状況です。文法ミスや論理エラーが含まれることもあり、そのままビルドしても正常に動作しない可能性があります。

そのため、問題点を発見して修正できるプログラミングスキルが欠かせません。プログラミングでAIを活用する際は、すべてをAIに任せるのではなく、作業を効率化する補助的なツールとして活用することが重要です。

2.14. SNS運用

SNS運用の副業では、自分のアカウントで広告収入やアフィリエイト収入を得る方法もありますが、企業のSNSアカウントを管理し、投稿作成・スケジュール管理・分析・改善をおこなって報酬を得る方法もあります。

SNS運用においてAIを活用すると、投稿内容に合ったハッシュタグやAI画像作成、動画編集、最適な投稿時間の提案などが可能になり、効率的にフォロワーを増やしたり、商品・サービスの認知度を高めたりすることができます。

ただし、AIによる完全な自動化は、スパム扱いのリスクや形骸化の恐れもあるため、人の言葉やアイデアを盛り込みながら調整することが大切です。

2.15. プロンプト販売

近年、対話型AIや生成AI向けのプロンプトの売買が始まり、取引サイトも登場しています。

優れたプロンプトを発見・構築することで、プロンプト自体が商品として成立します。なかには、対話型AIや生成AIを研究して価値のあるプロンプトを作って販売することで、大きな利益を上げているケースもあります。

用途別のテンプレートや活用例、使い方のコツまで含めて提供すると、差別化しやすくなるでしょう。ただし、AIツールの仕様変更によって価値が変わることもあるため、継続的な改善が必要です。

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3. AI副業を成功させる4つのポイント

AIによる副業を成功させるには、押さえておきたい4つのポイントがあります。これらを意識することで、効率よく収入を増やしたり、スキルを伸ばしたりすることが可能です。

3.1. 過大な報酬を期待しない

副業はあくまで生活費の補填(ほてん)や趣味のための資金作りなど、無理のない範囲で取り組むものと考えましょう。過度な期待を持つと、思うように稼げなかったときにモチベーションを失ってしまう可能性もあります。

また、稼げないからといって、「誰でも簡単に稼げる」「AI副業で月収100万円」などの怪しい情報を鵜呑みにしてしまうと、高額な教材を購入させられるなどのトラブルに巻き込まれることも考えられます。

副業を始める際は、信頼できる情報をもとに内容をよく確認し、経験を積みながら少しずつ収入につなげていく姿勢が望ましいでしょう。

3.2. 自分のスキルを活かせる副業を選ぶ

仕事の大部分はAIで代用できても、まったくスキルのない未知の分野を副業にするのは簡単ではありません

例えば、英語が苦手な人がAI翻訳の副業をしても最後の仕上げができないため、求められる水準の品質を出せず、行き詰まってしまうことがあります。

副業を選ぶ際は、自分のスキルを考慮することが重要です。自力で取り組め、AIを活用することでより効率化できる仕事が理想です。

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3.3. 案件や相場の変化を前提に考える

AIを活用した副業は、参入する人が増えやすく、案件数や単価が変化しやすい面があります。そのため、1つの仕事だけに依存するのではなく、複数の案件やスキルを組み合わせながら取り組むことが大切です

また、クラウドソーシングサイトの募集内容や単価相場、業界ニュースなどを定期的に確認し、市場の変化に合わせて得意分野を広げていくと、継続しやすくなるでしょう。

1つの仕事だけに依存せず、新しい仕事を探すには転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントでは、現在の市場で求められているスキルや職種の情報を知ることができ、自分に合った働き方の選択肢を広げられるため、長期的な視点で仕事を考えるきっかけにもなるでしょう。

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3.4. プロンプトの基本を押さえておく

AI副業では、目的に応じて適切な指示を出せるようになると、作業効率や成果物の精度を高めやすくなります。

例えば、英文和訳の仕事であれば、「次の英語を日本語に翻訳してください」と入力するだけでもある程度の下訳は得られますが、文体や対象読者、専門用語の扱いなどを具体的に指定すると、より実務に近い出力が得られます

また、誤訳の確認や言い回しの調整、要約や言い換えなども、指示の出し方を工夫することで効率化しやすくなります。

インターネットの記事や書籍から学んだり、実務を通してAIへの指示の出し方や出力結果の見直し方を少しずつ身に付けたりできると、副業を進めやすくなるでしょう。

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4. まとめ

対話型AIや生成AIの登場により、個人で取り組める副業の幅は大きく広がりました。適切な環境を整えることで作業効率が大幅にアップしますが、それでもスキルが不要になるわけではありません。

AIに適切な指示を出すプロンプト技術はもちろん、各副業分野における専門スキルも必要です。また、事前準備を怠らず、継続的なスキル習得に取り組むことが大切です。

AIを活用した副業に挑戦する際は、勤務先の副業ルールやAIツールの利用規約、情報管理にも注意しながら、自分に合った形で少しずつ実績を積み上げていきましょう。

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原稿:牧野武文(まきの・たけふみ)

テクノロジーと生活の関係を考えるITジャーナリスト。著書に「Macの知恵の実」「ゼロからわかるインドの数学」「Googleの正体」「論語なう」「街角スローガンから見た中国人民の常識」「レトロハッカーズ」「横井軍平伝」など。

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