出世する人の特徴は? 出世したい・昇進したい場合の対処法を解説

最近は若い世代を中心に、出世を望まない人も増えているといわれていますが、出世しないと携われない仕事もあり、高待遇を得られるというメリットもあります。出世する人としない人では、どこが違うのでしょう? 出世する人の考え方と特徴を解説します。(Misa)

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1.出世する人の資質とは?

もし、あなたが経営やマネジメントに携わりたいと考えているなら、その役割を担うポジションにつく必要があります。

経営やマネジメントを担当するのは、管理職や経営者ですから、いわゆる"出世"をしなければならないわけです。

もちろん、役割に見合う能力やスキルを身につけていることが前提になりますが、より重い責任を担うため、仕事に対するモチベーションや意欲の高さは必須といえるでしょう。

また、事業や部署全体の成果に責任を持つ役割では、大局的な判断をくだすための広い視野や視点の高さが求められます。

そして、大きな成果をあげるためには、明確な目的意識をもって取り組む必要があります。

これらを資質として兼ね備えているのが出世する人といえるのではないでしょうか。

続いて、出世する人に共通する考え方や具体的な特徴について解説します。

前述の資質がプラスの方向で機能すると現れる部分といえます。

会社や部署単位の目標達成のために何をすべきかを考え、仕事の領域に垣根を作らずに判断したり、行動したりできます。

会社員の仕事は自分ひとりでは完結しない場合がほとんどです。

必ず、前後の工程があり、それを担当する人がいます。

役職や年齢に関係なく、仕事を関わる相手の立場を尊重できるとよりよい成果を期待できます。

仕事の実績によって、信頼関係や人望が築かれていきます。

ビジネスや会社では厳守すべきルールがあります。

同時にルールがあればグレーゾーンが存在し、ルールとグレーゾーンのバランスで判断を求められるケースも多いです。

グレーゾーンで柔軟な対応ができることも重要です。

では、出世したい・昇進したい場合はどうすればいいのでしょうか。

そもそも会社員になったからと言って、必ず出世しなければいけないということはありません。

経営層や管理職は、役割に伴う責任やリスクに比例して高い待遇を得られますが、そうしたポジションだけでは会社組織は成り立たず、あくまで組織における役割分担に過ぎません。

だからといって、出世しようとする努力を否定するのも少し違います。

出世をめざすことをカッコ悪いと考える人もいるようですが、本当は経営層や管理職の仕事に興味はあるのに、周囲の目を気にして自分の気持ちをごまかしていると、チャンスを逃す可能性があります。

出世したくてできないのは残念なことですが、出世できない原因が自分自身にある場合も多いのです。

自分を客観視して、仕事への向き合い方を見直すことから始めるとよいでしょう。

原稿：Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。