仕事がつまらないという相談に対して、「つまらなくて当たり前、楽しくなくて当たり前、と割り切るべき」という意見もあります。一方で、仕事が面白いと感じている人もたくさんいます。その違いは何なのでしょうか。(Misa)
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1.「仕事がつまらない」と割り切ってもいいけれど...
仕事がつまらないと感じるのはなぜでしょう?
趣味や遊びと違って、給料をもらうためにやるんだから、「つまらないのは当たり前だから割り切るべき」とも言う人もいます。
しかし、仕事が面白いと感じている人もたくさんいます。仕事がつまらないと感じる人と楽しめる人の間には、どんな違いがあるのでしょうか。
1.1."仕事内容"がつまらない場合に「割り切る」のはやむをえない!?
第一の原因として考えられるのは、仕事の内容です。
成果が見えない単調な仕事を長く続けていると退屈してつまらないと感じるのはやむをえないことかもしれません。
しかし、人それぞれに価値観や感性が異なりますので、つまらないか楽しいかの線引きにも個人差があります。
1.2. 仕事と自分との相性も大きい
仕事内容に加えて、仕事と自分との相性も大きいといえます。
続けているうちに仕事に慣れたり、スキルアップしたりして、その仕事を退屈に感じるようになったという可能性もあります。これはむしろ喜ぶべきことではないでしょうか。
自分にとってはつまらなくても、会社や部署のために誰かがやらないといけないから、その仕事があるのです。
作業としてのつまらなさは「給料の一部」と割り切る方法もありますが、その仕事がどんな形で役に立っているかを考えてみると、気持ちが変わってくるかもしれません。
【関連記事】「【仕事ができなくて辛い】仕事ができず辛くなる主な原因と対処法を解説」
2.割り切るだけではもったいない!? 仕事のつまらなさの解消法
一方で、仕事内容ではなく、自分自身の内面がつまらなさの原因になる場合もあります。
2.1.意欲や当事者意識が欠けていると「つまらない」と感じる傾向
仕事に対する意欲や当事者意識が欠けていると、何をやってもつまらないと感じる傾向があります。
失敗やプレッシャーを嫌って責任ある役割は避けたいと考える人もいますが、一般的に、仕事の達成感や充実感は責任や困難に比例して大きくなります。
必ずしも責任ある大きな仕事でなくても、当事者として真摯に向き合うことでやりがいが生まれます。
仕事への向き合い方を変えてみると、「つまらない」を解消できるかもしれません。
2.2.まずは自分の役割や仕事の意味を理解する
まずは、自分の役割や仕事の意味を理解することから始めましょう。
自分が担当している仕事が、どんなふうに役立っているのかをイメージできると、仕事の景色が変わってくるでしょう。
単純作業で飽きてしまう場合は、作業の効率化などの目標を立てて、仕事そのものを改善していくのがおすすめです。
これらの取り組みを通して、仕事への意欲や成果が認められれば、より高度な仕事にチャレンジするチャンスを得られるかもしれません。
仕事の範囲を広げられるよう、自分から上司に相談する方法もあります。
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3."つまらない"仕事が面白くなる可能性も
仕事がつまらないと感じる人は、仕事を狭い視野で見ている場合が多いです。
特に新入社員や若手は仕事の全体像を知らず、自分が担当している仕事がどこにつながっているかを理解できていないこともあります。
3.1.目的意識を身につけられると面白さをみつけやすい
目的意識を身につけられると、仕事の面白さを見つけやすくなります。
単調な仕事の効率化や改善が、キャリアアップや評価につながっていく場合もあります。
3.2.自分の枠を超えて視野を広げることが成長につながる
目の前の仕事にとらわれず、自分の視野を広げることが自分の成長につながります。
現代はさまざまな情報収集ツールがありますので、それらを活用して、自分の興味あること以外にも関心を持つように心がければ、仕事を違った角度から見ることができるかもしれません。
つまり、仕事をつまらないものと割り切るか、面白くするかは、あなた次第ともいえるのです。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。