明日は急ぎの仕事もないし、疲れも溜まっているから休みたいと思っても、急に休みをとるのは非常識な気がして言いだしづらいですよね。そんな時のために、日頃から上司や同僚とフォローしあえる関係を築くことが大切です。(Misa)
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1.仕事で疲れて休みたいときには、無理せずに休むべき
会社ごとのルールもありますが、労働者の権利として、休暇を希望するときにとることが認められています。
従業員の健康管理やワークライフバランスの観点から、疲れているときに無理をしない・させない、仕事とプライベートの充実を両立させる、といった考え方も広がっています。
休むことで周囲に迷惑がかかるという考え方もありますが、休んで迷惑がかかるのは仕事スタイルの問題であり、休み中にフォローしてくれる相手への配慮ができていれば、過度に遠慮する必要はありません。
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2.疲れで休みたいときに素直に頼れる働き方
「疲れたから」と休みたいときに休む権利があることは事実ですが、職場の誰かが最低限のフォローをすることになります。
関係ない、大丈夫だから放っておいてほしいという考え方は、チームでの仕事ではNGです。
休みたいときに素直に周囲に頼れる環境をつくっておくことが大切です。
以下その主な具体例を挙げます。
2.1.仕事のスケジュールは余裕をもって進めておく
休みでスケジュールに支障をきたさないことは大前提です。
上司や一緒に仕事をしている人が、進捗状況や自分の担当範囲を確認できるようにしておくと、安心してもらえます。
2.2.自分以外の人が代理で対応できるようにしておく
仕事の手順のマニュアル化や、初見でもすぐに必要な情報にたどりつけるようファイルや資料の整理をしておくと、代理対応がしやすくなります。
極力「自分しかわからない」ということをなくします。ポイントは「誰が見てもわかる」です。
2.3.日頃、誰かが困っていたら率先してサポートする
休みのフォローはお互いさまですし、それ以外でも誰かが困っていたら率先してサポートするようにしましょう。
貸しをつくるという意味ではなく、日頃からフォローしあっているほうが休みのときにも頼りやすくなります。
2.4.後ろめたい理由で休まない(嘘をつかない)
疲れたから休みたいと言いだしづらいとき、嘘をついて休みをとること自体はそれほど難しくはないかもしれません。
ただ、たとえば急病のための休みと、休養をとるための休みでは、周囲の受け取り方が違います。
嘘も方便ということわざもありますが、この言葉も本来は利他の心で物事を円滑に進めるときに用いるもので、自分の利益や得のために使う言葉ではありません。
不必要な嘘はまわりまわって自分のデメリットになることが多いです。
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3.大切なのは日頃の行動と人間関係
緊急性のない理由であっても気持ちよく休める職場は、人間関係が良く、安心して働ける場合が多いです。
お互いの仕事の状況や家庭環境を気づかえる人間関係をつくることが、そうした環境につながっていきます。
身近なところでは、相手を尊重し、フォローしてもらったら、その感謝を言葉で伝えることから始まるのではないでしょうか。
逆に、無責任に仕事を放り出せば、評価や信頼関係を損なうこともあります。
しかし、ワークライフバランスへの理解が乏しい会社の場合は、病気以外の理由で事前申請なしの休暇は取りづらい傾向があります。
無理が続くようであれば、休暇のとりやすさを求めて転職するのも選択肢の一つです。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。