「寝つきが悪い」「眠りが浅い」など、睡眠に関する悩みを抱えている人は多いと思われます。今回は、CCAが実施した「睡眠の悩み」に関する調査から、20代~60代女性における睡眠の実態を見ていきます。
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調査は2022年10月27日~28日、睡眠に悩んでいる20代~60代女性を対象にインターネット上で行われ、1,018人から有効回答を得ました。
1.20代~60代女性、眠れない原因として思い当たることの1位は「ストレス」
まず、眠れない症状に当てはまるものを尋ねると、「寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない」が31.9%でトップ。以下、「ぐっすり眠った気がしない」が30.4%、「途中で目が覚めて、なかなか眠れない」が26.8%、「朝早くに目が覚めてしまう」が10.9%と続きました。
続いて、眠れない原因として思い当たることを聞くと、「ストレス」が飛び抜けて多く39.6%。次いで「不規則な生活習慣」が15.7%、「更年期」が12.1%、「身体の冷え」が11.7%となりました。
(【画像出典】CCAプレスリリース)
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2.眠れない悩みを解消するために取り組んでいることがある人は46.5%
眠れない悩みを解消するために取り組んでいる(取り組んでいた)ことがある人は46.5%。具体的には、「適度な運動をする」が46.9%、「身体を温める飲み物、食べ物を摂る」が34.9%、「朝日を浴びる」が28.8%などとなりました。
(【画像出典】CCAプレスリリース)
その取り組みは続けることができたか質問すると、60.0%が「今も継続している」と回答。一方、「割と続いたが今はしていない」は19.9%、「1カ月ほどは続いたが今はしていない」は7.4%、「全く続かなかった」は6.7%でした。
(【画像出典】CCAプレスリリース)
取り組みが続かなかった理由としては、「めんどくさくなった」(20代/学生)、「解消できている気配がなかったため」(20代/パート・アルバイト)といった声が寄せられました。
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3. 取り組みはしたものの、改善していない人が43.0%
さらに取り組みが続いた結果、眠れない悩みは改善したか質問したところ、「あまり改善していない(あまり+まったく)」との回答は43.0%となり、結果として悩みがある人のうち、自身で悩みを改善できたのは約2割にとどまることがわかりました。
(【画像出典】CCAプレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、眠れない原因として乱れた生活リズムやストレスを挙げる人が多いことがわかりました。
CCAは「睡眠の悩みを改善するための取り組みがストレスとなっては本末転倒ですから、無理なく、正しく、手軽にできる取り組みをすることが重要であるといえそうです」とアドバイスしています。
(【記事出典】CCA「睡眠の悩み」に関する調査プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)