
【仕事忙しすぎる】リモートワーク時の"働きすぎ"に注意すべき理由と対策
上司が近くにいないリモートワークでは、自分でマネジメントしなければならない範囲が増えます。その結果、根を詰めすぎてしまうケースがあるようです。リモートワークのオーバーワークから心と体を守るための注意点をご紹介します。(Misa)
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1.リモートワーク、仕事が忙しすぎることに気づけない?
リモートワークで通勤がなくなり、自分の時間は増えているはずですが、かえって残業が増えてしまうケースがあるようです。
理由はいくつか考えられますが、自宅でのリモートワークは、自分の生活空間で仕事をすることになるため、オン・オフの区別がつけづらくなる傾向があります。
たとえば、急ぎでない仕事のために残業してしまったり、逆に日中の時間帯に集中できなかったりと、メリハリがなくなってしまうケースです。
また、仕事に集中しすぎて、昼食や休憩を取り損なうという人も多いようです。集中力が高く、仕事にやりがいを感じている人と考えられますが、オフィスと違って、こうした状況に周囲が気づきづらくなっています。
オフィスワークでは、人の出入りや帰宅する電車で時間を意識できますが、リモートワークでは、文字どおり時間を忘れて仕事に没頭してしまう場合があります。自己管理ができないと、オーバーワークとなって疲労をためる結果になりかねません。
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2.仕事が忙しすぎることに気づいていない人の3つの特徴
オフィスワークと同じ感覚で仕事をしていると、忙しすぎることに気づけないこともあります。
(1)仕事関係者以外の人とのコミュニケーションが少ない
たとえば、一人暮らしの場合、食事や掃除などの家事に手が回らなくなったり、仕事関係以外の人とのコミュニケーションが極端に減ってきたりなど、仕事以外に時間を割かなくなっていたら、かなり忙しくなっているのでしょう。
(2)業務時間外もつい仕事の事を考えてしまう
業務時間外にも仕事のことを考え続けていたり、仕事以外のことに関心が向かなくなっていたりするようなら、精神的な余裕がなくなり始めている可能性があります。
(3)通勤時間がなくなってできた時間を有効活用できていない
通勤がなくなったことで、確実に時間的な余裕ができているはずなのに、仕事以外のことに手が回っていないという自覚がある場合は、自分の仕事量や仕事への向き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。
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3.心と体を守るために意識的にやるべきこと
仕事にやりがいを感じていても、疲労の蓄積は健康面での負担になります。リモートワークでは、生産性を落とさないことと同じくらい、頑張りすぎてしまわないことも大切です。
仕事と生活の境目が曖昧になりやすいので、以下のポイントのように、仕事と生活でやるべきことを、意識的にマネジメントしていくよう心がけましょう。
(1)仕事面
仕事面では以下をこころがけましょう。
- 一日単位、一週間単位でタスクを管理する。
- 仕事を時間で管理し、急ぎでない仕事のための残業はしない。
- 上司や同僚とのコミュニケーション(報・連・相)を丁寧に。
(2)生活面
生活面では以下を実践してみましょう。
- 食事や就寝時間を決めるなど、生活習慣のリズムを整える。
- 軽い運動や趣味、友人との交流など、仕事以外の時間をつくる。
- 食事や休憩の時間をきちんと取り、「ながら食べ」を避ける。
原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。
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