クリエイティブバンクが運営する『デジタル化の窓口』が実施した調査によると、新型コロナウイルス規制が落ち着いてきた現在、転職活動に対して「意欲が上がった」「意欲が少し上がった」と回答した人は合計26.2%でした。
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「転職意欲の変化と採用管理」に関する調査は2023年4月28日~5月5日、20代~60代の個人を対象にインターネット上で行われ、1,083人から有効回答を得ました。
1.入社3カ月以内の転職・退職希望者は約4割
まず、新卒・中途で入社してから3カ月以内に転職または退職をしたいと感じたか尋ねると、約4割の39.2%が「はい」と回答。世代別にみると、20代は「はい」が50.5%で、「いいえ」の41.9%を上回ったのに対し、60代は「はい」が73.3%に上るなど世代が上がるにつれて「いいえ」が増える傾向がみられました。
(【画像出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
新卒・中途で入社してから3カ月以内に転職または退職をしたいと感じた理由は、1位「仕事内容の不一致」(153人)、2位「人間関係のトラブル」(147人)、3位「待遇面の不満」(131人)となりました。
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2.コロナ禍でも4割超が転職活動に前向き
次にコロナ禍において転職活動を行ったか聞くと、「転職活動を行った」は21.4%、「転職活動は行わなかったが、検討した」は19.4%と、計40.8%がコロナ禍においても行動や検討をしていたと回答しました。
(【画像出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
新型コロナウイルス規制が落ち着いてきた現在、転職活動に対する意欲がどのように変わったか尋ねると、「意欲が上がった」「意欲が少し上がった」の回答は合計26.2%で、「意欲が下がった」「意欲が少し下がった」の合計9.7%の2倍以上に上りました。
(【画像出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
意欲が変わった理由については、1位「ワークライフバランスを重視しているから」、2位「会社の将来性や経営方針に関心があるから」、3位「転職市場の変化」、4位「リモートワーク制度を求めているから」と続きました。
(【画像出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
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3.採用管理システムを導入している企業は約3割半
また、採用管理の方法について質問したところ、具体的な管理方法の回答があったのは全体の41.2%。そのうち、人事管理や採用管理などシステムを導入している割合は35.1%で、さらに採用管理に特化したシステムを導入しているのは9.9%でした。
(【画像出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、入社3カ月以内に転職・退職を希望する割合は若い世代ほど多く、年代が上がるにつれて減少する傾向がみられました。
『デジタル化の窓口』は、
「『転職』が身近に感じられる世代と『終身雇用』に馴染みが深い世代との意識差を表す結果となりました」
と分析しています。
(【記事出典】『デジタル化の窓口』プレスリリース)
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(記事執筆:御木本千春)