日本労働組合総連合会がこのほど実施した「連合および労働組合のイメージ調査」によると、 仕事・職場に対する不満の1位は「賃金が低い」であることがわかりました。
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調査は2022年10月28日~31日、全国の15歳以上の個人を対象にインターネット上で行われ、2,000人から有効回答を得ました。
1.仕事・職場に対する不満、1位「賃金が低い」
就業経験のある人(現在働いている人・過去に働いていた人)に、仕事・職場に対する不満を尋ねると、1位「賃金が低い」(32.9%)、2位「人間関係がよくない」(18.1%)、3位「会社の将来に不安がある」(16.0%)、4位「仕事の内容」(15.6%)、5位「労働条件(賃金以外)がよくない」(15.2%)となりました。
また、不満がある(あった)人の割合は68.0%に上りました。
(【画像出典】日本労働組合総連合会プレスリリース)
現在働いている人に限定してみると、こちらも「賃金が低い」(35.0%)が1位に。次いで2位「会社の将来に不安がある」(18.1%)、3位「仕事の内容」(16.2%)、4位「労働条件(賃金以外)がよくない」・「人間関係がよくない」(各15.6%)となりました。
また、不満がある人の割合は70.2%でした。
(【画像出典】日本労働組合総連合会プレスリリース)
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2.不満を解消するための行動、6割弱が「何もしていない」
現在働いている人で仕事・職場に対する不満がある人に、仕事・職場の不満を解消するためにどのような行動をしたか聞くと、6割近い58.9%が「何もしていない」と回答。
行動した内容については、1位「家族・友人に相談した」(20.3%)、2位「人事・上司に相談した」(15.1%)、3位「退職・転職した」(6.2%)となり、「労働組合に相談した」は3.0%にとどまりました。
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3.行動しない理由、1位「諦めている」
一方、行動していない理由を聞くと、「不満の解消は諦めている」が最も多く41.9%。次いで「解消までの労力を割きたくない」が31.2%、「行動するための勇気がない」が20.5%と続いたほか、「解消する手段を知らない」が20.1%など、知識不足が原因で行動に至らないケースも見られました。
(【画像出典】日本労働組合総連合会プレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、仕事・職場に不満がある人は7割前後に上ったものの、多くの人が不満を解消するための行動を取っていないことがわかりました。また、知識不足が原因で行動できていない人もいることから、職場における社員へのなんらかのサポートが求められているといえるでしょう。
(【記事出典】日本労働組合総連合会「連合および労働組合のイメージ調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)
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