最近では高収入で忙しい仕事よりも、給料は低めでもホワイトな職場が好まれる傾向がありますが、ホワイトだけど給料が低い会社は、働く人にとって本当によい会社なのでしょうか? 給料は安いけどホワイトな会社の特徴とメリット・デメリット、注意点を考えてみます。(Misa)
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1.ホワイトだけど給料は低い。これっていい会社?
働きやすいホワイト企業でも、世間相場よりも給料が低かったら? はたして、それはよい会社なのでしょうか。
1.1.フルタイムで働いているのに生活できない場合は問題ある可能性
給料が低いというのも程度の問題で、たとえばフルタイムで働いているのに生活できないレベルの給料だとしたら、やはり何らかの問題がある可能性があります。
たとえば、仕事の魅力ややりがいで従業員をつなぎとめて、適正な報酬を支払わない「やりがい搾取」や、収益を確保できない経営体質の悪さなどの問題を抱えているのかもしれません。
1.2.居心地がよい会社でも給料が低すぎるなら、必ずしも「よい会社」とは言えない
収入だけが働く目的でないにしても、本来、仕事とは収入を得るための手段です。
ホワイトで職場としては居心地がよい会社でも、給料が低すぎるなら、必ずしも「よい会社(優良企業)」とはいえないでしょう。
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2.「ホワイトだけど給料は低い」会社の特徴とメリット・デメリット
ホワイトだけど給料は低いという会社の特徴、メリットとデメリットを考えてみましょう。
2.1.「ホワイトだけど給料が低い」メリット
仕事が忙しくなければ残業も少ないので、自由になる時間を副業や家庭生活などのやりたいことに使えるメリットがあります。
会社から得る給与以外で収入を確保して、金銭的な不安を解消できるならデメリットはなくなります。
<メリット>
●過重労働のストレスがない
●残業が少ない→自分の時間が持てる
2.2.「ホワイトだけど給料が低い」デメリット
一方、収入が低いと、生活や金銭面での不自由や将来への不安を感じることが考えられます。
<デメリット>
●収入が少ない
●蓄えや将来への備えが難しい
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3.「ホワイトだけど給料は低い」場合の注意点
「ホワイトだけど給料は低い」場合の注意点はどんな点にあるのでしょうか
3.1.ライフスタイルの選択肢が狭くなる可能性
仕事内容や働き方など、給料以外の部分に自分なりに価値を感じられるなら、給料は安くてもよいかもしれません。
ただし、あまりにも収入が低すぎると、ライフスタイルの選択肢が狭くなってしまいます。
結婚や出産、子育て、老後の備えなど、ライフステージに応じて、どうしてもお金は必要になります。
40代、50代で収入を増やそうとして、転職やジョブチェンジを考えても、年齢に見合う実務経験やスキルが求められ、20代、30代よりも仕事選びの条件が厳しくなってきます。
30歳くらいまでに、10年後、20年後の将来を見据えて仕事との向き合い方を考えるべきでしょう。
3.2.経営体質や将来性を見極めておくことが必要
さらに留意すべきは、労働に見合う対価を払えない会社には必ずリスクがあるという点です。
リストラや倒産に巻き込まれないためにも、経営体質や将来性を見極めておくことが必要です。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。