様々なバックグラウンドを持つ人が1つの企業に在籍する環境では、仕事や人間関係に悩みがちな"気にしいさん"も少なくないのではないでしょうか。
このたび、株式会社識学が実施した「"気にしいさん"に関する調査」によると、ビジネスパーソンの約6割が自分を"気にしい"だと考えていることがわかりました。
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調査は2022年7月13日、従業員数10人以上の企業に勤める20歳~59歳の個人で、自身のことを"気にしい"だと思う人と"気にしい"だと思われる部下がいる人を対象に行われ、300人(管理職132人、一般社員168人)から有効回答を得ました。
(※今回の調査における"気にしい"とは、人の顔色を気にして自分の意見を言えないことがあったり、傷つきやすかったり、繊細な性格だと感じることがある人のこと)
1.約6割が自身のことを"気にしい"だと思っている
まず、自身のことを"気にしい"な性格だと思うか尋ねたところ、「そう思う」は22.7%、「ややそう思う」は36.2%となり、6割近い58.8%が自身のことを"気にしい"だと思っていることが明らかになりました。
(【画像出典】株式会社識学プレスリリース)
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2. 気にしてしまうこと、1位「環境の微妙な変化によく気づく」
"気にしいさん"が気にしてしまう・感じてしまうことについては、1位「自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づく」(72.2%)、2位「人のちょっとした仕草・目線・声音などに敏感で機嫌や思っていることがわかる」(71.4%)、3位「短時間にしなければならないことが多いと気が動転してしまう」(64.1%)となりました。
(【画像出典】株式会社識学プレスリリース)
"気にしい"な性格であるがゆえに仕事中に辛いと思った場面としては、「聞きたいときに話しかけるタイミングがつかめない」(女性37歳)、「無理な仕事量をこなす中、キャパオーバーの仕事について相談ができず、体調を崩してしまった」(男性52歳)、「上司の評価基準をどうしても気になってしまい、自分の思うようなことができなかった」(男性46歳)といった声が寄せられました。
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3. 業務に関するルールが明確に示されていない企業は44.7%
自身が勤めている企業は"気にしい"な社員でも働きやすい職場環境だと思うか聞くと、約半数の49.8%が「そう思わない(「あまりそう思わない」含む)」と回答しました。
(【画像出典】株式会社識学プレスリリース)
また、回答者が勤めている企業において、業務に関するルールが明確に示されていない企業は44.7%、評価基準が明確でない企業は59.3%に上ることが判明しました。
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4.まとめ
"気にしいさん"が仕事中に辛いと感じた場面として、「上司の評価基準が気になり思うようなことができなかった」「キャパオーバーの仕事について相談できず体調を崩した」といった内容が寄せられていました。
株式会社識学では「企業では評価基準を明確に社員に示し、業務に関するルールを提示することで、"気にしいさん"が自分の実力を発揮し、無理なく働ける職場環境にできるのではないでしょうか」と述べています。
(【記事出典】株式会社識学「"気にしいさん"に関する調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)
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