「夏太り」という言葉をご存じですか? 夏太りとは、「夏特有の生活習慣から夏に太ってしまうこと」(出典:クレハプレスリリース)を指します。今回はクレハが実施した「夏の生活に関する意識調査」から「夏太り」に関する意識と実態を見ていきます。
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調査は2022年4月13日~14日にインターネット上で行われ、全国の20~40代の個人600人から有効回答を得ました。
1.冬と夏、太るイメージがあるのはどっち?
冬より夏のほうが「太る」というイメージをもっているか尋ねたところ、「イメージをもっていない」人が70.7%を占め、「もっている」人は29.3%にとどまりました。
クレハは「冬は寒くて外出が減る、クリスマス・お正月などで美味しい料理を食べる機会が増える、などのイメージがあり、冬のほうが『太る』と考えている人が多いと思われる」と分析しています。
(【画像出典】株式会社クレハ調べ)
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2.「夏太り」という言葉、83%が「知らない」
また、「夏太り」という言葉を知っているかとの問いに対しては、「全く知らない」と「聞いたことはあるがよく知らない」が合わせて83.0%に上り、8割以上の人が「夏太り」という言葉を全く知らないか、よく知らないことがわかりました。
(【画像出典】株式会社クレハ調べ)
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3."ハイブリッド出勤"の人は夏太りになる可能性が高い?
夏に太った経験がある人を出勤形態別に調べたところ、"ハイブリッド出勤"(リモートワークと出社の併用)をしている人の約5割(45.7%)が「経験がある」と回答しました。
一方、フルリモート出勤の人のうち夏太りの経験者は25.6%、フル出社の人では28.5%にとどまり、他の出勤形態の人よりも"ハイブリッド出勤"の人のほうが夏太りになる可能性が高いことが明らかになりました。
(【画像出典】株式会社クレハ調べ)
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クレハは「ハイブリッド出勤の場合はリモートだけではなく出社する日もあるため、"運動をしている"という認識があり、フルリモートの人よりも体調管理等に油断している可能性がある。その結果、リモートの日に運動不足になってしまい、夏太りになりやすいのではないだろうか」と推測しています。
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4.まとめ
管理栄養士で料理研究家のこんななさんによると、夏は基礎代謝が低下しやすい、自律神経・食生活が乱れやすいなどの理由から、夏太りになる人が多く見られるそうです。
今年の夏は、適度な運動、冷たいものを摂りすぎない、入浴時は湯船に浸かるなどの対策を行い、夏太りを防いでいきましょう。
(【記事出典】クレハプレスリリース「夏の生活に関する意識調査」)
(記事執筆:御木本千春)