自分なりに頑張っているのにやる気を認めてもらえないと感じているなら、仕事への向き合い方を誤解されているのかもしれません。それが人間関係に影響することもあります。やる気がないと思われがちな言動と誤解された場合のデメリットを解説します。(Misa)
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1.仕事のやる気はどこで判断されるのか
職場や取引関係において「やる気」がないと評価されると、信頼関係が築きづらくなります。
本気で「仕事やる気ないの?」と聞かれたら、仕事上の人間関係では最後通牒に等しいです。
やる気があるかどうかは仕事に取り組む姿勢で判断されます。
やる気がないと判断されれば与えられるチャンスは少なくなり、時には不快感を持たれることもあります。営業成績のように明確な基準があるわけではないので、実際には気質や態度で誤解されてしまい、損をしている人もいます。
社内の人事評価ではそうした点にも配慮がありますが、取引先からの評価は担当者の独断です。やる気がないという印象が会社の損失につながる場合もあります。
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2.「仕事やる気ないの?」と思われがちな5つの言動
以下では、「やる気がない」と判断されることのデメリットと、そう思われがちな言動を5つ紹介します。
2.1.「仕事の当事者」として取り組む姿勢が重要
新入社員に対して、同じ質問やミスを繰り返してはいけないと注意されることがありますが、やる気があってもできない場合やなかなか理解できないことはあります。
実際には繰り返すことではなく、理解しようとする姿勢や行動がないことを問題視されるのです。
つまり、教えてもらったのにできない、理解できないことはある程度までは認められます。
しかし、仕事の当事者として取り組む姿勢が見えない人は期待も信頼もされません。
2.2.やる気がない=当事者意識がないと思わがちな言動
ここでは、やる気がない=当事者意識がないと思われそうな言動を挙げてみます。
自分にあてはまるものがあれば、改善していくことをおすすめします。
(1)事前に渡された資料に記載された内容を質問してくる。
(2)一方的に質問するばかりで自分から調べようとしない。
(3)打ち合わせや会議で意見を求められても返事や発言がない。
(4)自分から報告や相談をしない。
(5)遅刻やスケジュールの遅延が多い。
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3.「やる気がない」と誤解されないために
では、やる気がないと誤解されないためにはどうすればいいのでしょうか。
3.1.「やる気がない」事を許容される場合はほぼない
本来、仕事とはやる気の有無とは関係なく、成果とプロセスで判断されるべきものですが、やる気がないことを許容されるのは、常に期待される以上の成果を出し続けている人だけです。
ただし、やる気がない人は信用に値しないと考える人も多いので、根本的に許容されるとはいえないかもしれません。
3.2.日頃の言動に注意すれば信頼関係を築ける
人の心の中は見えないため、相手の言動から考え方を理解します。
やる気がないという誤解を招くよりは、日頃の言動に注意して信頼関係を築くことで仕事がスムーズになります。
人間関係を構築できていない相手や新しい取引先に対しては、特に気をつけてみてはいかがでしょうか。
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4.行動を改善しても変わらない場合は?
ここまで、「仕事をやる気がない」と誤解されやすい行動や改善の仕方を紹介してきました。
しかし、自分が努力して行動を改善しても、必ずしも他人からの印象や気持ちを変えられるとは限りません。
自分の努力だけでは改善できない場合でも、環境を変えることで周りからの印象が変わり、仕事に前向きに取り組めるようになる場合もあるかもしれません。
4.1.人間関係を見直す
人間関係がうまくいかないと悩んでいる方も多いと思います。職場の人間関係を円滑にするために、気遣いや挨拶、丁寧な仕事を心がけるなど気をつけたいことはたくさんあります。
しかし、良い関係を構築するために努力をしても実らない、「何が悪いかわからない」という場合、自分とはそもそも相性がよくない相手である場合もあります。
今の環境で無理に人間関係を構築しようとせずに、環境を変えて新しく良い人間関係を構築してみるのも一つの方法です。
4.2.今の仕事を続けることに固執しない
今の仕事を「辞めたい」と思うことは悪いことではありません。
人間関係と同様、環境を変えることで仕事へのモチベーションが上がり、周りの評価もよくなる可能性があります。
無理に今の仕事を続けることに固執せず、「この仕事は本当に自分に合う仕事なのか」、「他にやりたいことはないのか」などについて、改めて考えてみましょう。
原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。