コロナ禍で在宅時間が増えたことにより、家庭用冷凍食品の需要がさらに拡大しています。中でも一人暮らしの世帯を中心に人気を集めているのが、無印良品が2018年より販売している冷凍食品。2021年3~8月の売り上げが前年比2倍という好調ぶりです。どんなメニューがある? 本当に手軽にできる? など人気の秘密を調査しました。
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1.どんなメニューがある?商品ラインナップをチェック!
無印良品の冷凍食品はどんなメニューがあるのでしょう? 自分で一から作るのにはハードルの高いメニューや世界の味が楽しめるメニューなど、通常のスーパーの冷凍食品コーナーにはあまりない、個性的なラインナップが人気の理由の一つです。ミールキットからおやつまで、幅広い種類が揃います。
・ミールキット
フライパンを使って10分で調理ができる、魚介類と野菜、肉と野菜がセットになったキット。凍ったままフライパンで具材とソースを合わせるだけで、簡単にできあがります。
「白身魚のアクアパッツア」や「焼き野菜とタンドリーチキン」など、本格的なメニューが揃っています。1パック1人分なので、一人暮らしにもぴったりの商品です。
・カット野菜 8種
1人または2人家族の場合、食材を上手に使い切るのに苦労することもあるとも多いのではないでしょうか? カットされた冷凍野菜なら、少しだけ使いたい野菜や、下ごしらえに時間がかかる野菜など、手軽に無駄なく使うことができます。
「カレーの野菜」や「豚汁の野菜」などメニューごとにセットされているので、作りたいメニューによって選べるのも魅力です。
・素材を生かしたお惣菜
毎日の食卓に使える、肉、魚、野菜の3つのカテゴリー別に定番メニューのお惣菜が揃っています。肉のお惣菜は鶏のから揚げや餃子、ハンバーグなど定番の人気メニューに加え、鶏レバーとこんにゃくのからしマヨネーズソース和えなど個性的なメニューもラインナップ。
特に一人暮らしでは調理に手間がかかる、サバの味噌煮などの魚料理や卯の花や小松菜の白和えなどの野菜のお惣菜も揃っているのもうれしいポイントです。
・焼きたてのパンやピザ
クロワッサンやシナモンロールなどの人気のパンやキッシュなど、電子レンジで解凍するだけで、焼きたてのおいしさが楽しめます。
・世界の煮込み
サムゲタンやパクテー、ビーフストロガノフなど世界の煮込み料理から肉じゃがなど、定番の和の煮込みまで、ワールドワイドなメニューが揃った「世界の煮込みシリーズ」。使いやすい1食サイズだから、ちょっと食べたい時にもぴったりです。
・世界のごはん・麺
小腹がすいたときや、リモートワークの合間に手軽に食べられる「世界のごはん・麺」シリーズ。韓国のキンパやベトナムのフォー、中華ちまきなど世界の味が楽しめます。
・おやつ
リモートワークの気分転換にぴったりな和のスイーツが揃っています。みたらしだんごやわらびもちなど、個別包装になっているので、食べたい時に好きな量を楽しめます。
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2.本当に手軽でおいしい? その実力をチェック!
人気の高い商品をピックアップ。実際に調理をし、実食してみました。
・キンパ(韓国風のりまき)
パッケージの上部を1~2㎝開封し、袋ごと電子レンジで2分20秒(600W)解凍。全体の温度が均一になじむよう15分ほどおきます。本当にこれだけで解凍OK!? と不安になりますが、15分おいた後にパッケージをあけると、ごはんも柔らかく、具材部分もしっかり解凍されていました!
食べてみると、ごはん部分はモチモチ、ほうれん草やごぼうなどの野菜の具材もシャキシャキして、冷凍食品とは思えないクオリティーです。味がやや濃いめなので、満足感も高い1品です。
・チキンとほうれん草のキッシュ
パッケージから出して、お皿に移し電子レンジで解凍。さらにオーブントースターで温めると生地のサクッと感が増し美味しくなります。チキンとほうれん草もたっぷり入って、味もややしっかり目。1~2人分のサイズ感なので、夕食のワインのお供にもぴったりです。
・ホットサンド ベーコン&チーズ
イングリッシュマフィンにベーコンとチーズがサンドされています。袋から出し電子レンジで解凍。キッシュ同様、最後にオーブントースターで温めると表面もカリッとして美味しくなります。朝食や軽いランチにおすすめです。
・赤米ごはんの焼きおにぎり
焼きおにぎりの冷凍食品は大手食品メーカーからも出ている定番商品ですが、赤米というのが無印良品ならでは。プチプチとした触感で噛み応えもあるので、満足感もばっちりです。個別包装になっているので、食べたい数だけ電子レンジで温めて食べられるのも便利です。
・カスレ(フランス風牛肉と豆の煮込み)
世界の煮込みシリーズから、フランスの代表的な煮込み料理のカスレをピックアップ。牛肉と豆をコトコト煮込んでできあがる濃厚な味は、自分ではなかなか実現するのは難しいものです。こちらは電子レンジではなく、湯せんで温めて作ります。
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3.まとめ
コロナ禍で外食をする機会もグッと減りました。そんな中でも手軽に食卓を豊かにしてくれる無印良品の冷凍食品。バリエーション豊富な商品ラインナップで、気軽にプロの味が楽しめます。
冷凍食品はその手軽さはもちろんのこと、食材が無駄にならない、食べ残しを減らせるなどという点からも、食品ロスにもつながります。毎日の食事に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか?