20代OLのお仕事体験日誌~「どうする田舎娘!!"初のプチ親&おばあちゃん孝行"編」

連載・インタビュー

学校を卒業して社会人になると、人生=仕事、と言っても過言ではないほど、仕事は重要なもの。でも若いうちは、わけもわからずただひたすらに日々をこなすのみ、という方も多いのではないでしょうか。この連載では、20代OLの日々を通して、仕事とは何か、働くこととは何かを考えるきっかけにしていただければと思います。

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入社して慌ただしい日々が過ぎていき、、、
私は早くも実家に帰省したくてたまらなくなっています。
入社早々に希望休をもらうのはどうもやりづらかったですが、優しい上司のおかげで助かりました。
まだ給料も半分しかもらえず、少ない額でしたが"初給料"は家族にご馳走すると決めていた私。3月までは普通に山形での生活を送っていて、「早く家を出たい出たい」と言っていたのが嘘のように、実家と家族が恋しくて仕方がありません。

東北新幹線つばさでいざ山形へ、米沢駅の改札をくぐると
ニヤニヤと笑うお母さんとおばあちゃんの姿。
「ここがやっぱり私の故郷なんだ、やっと帰ってきたんだなあ!」という、どこかくすぐったくもあったかい気持ちになりました。

さてさてここからが本番です。お昼はどうしよう?ということで、
「「お寿司にすっぺ!!」」とすかさず言い張る私。
着いた途端、好きなだけ食べて~なんて優雅に言ってるもんだから、
お母さんから言われた「自分で払うわけじゃないのに何言ってんだか。」
という、いつも通りの毒舌と冷たい視線に

一瞬ヒヤッと背筋が凍ります((´д`)) ぶるぶる・・・。

さあさあ支払いのときがやって来たぞ・・・!
レシートをスススッと受け取り、
私「あ、私が払うから大丈夫でーす(しれっと)」
母&祖母「工エエエエェェェェ(゚Д゚ノ)ノナニナニ!ほんとにいいの?!」
目をかっぴらいて驚く母の顔。

お母さん「ありがとぉーっす!まさか奢ってくれるなんて思わなかったよねーごちそうさまでしたぁ♩」
なーんてお茶目に言ってくれるお母さんを見て、
私「まあまあ、このくらいどおってことないよね!」とドヤ顔で答える自分。
お母さん「なにこの人めっちゃドヤ顔なんだけどー!!」
そしてそれを見て笑うおばあちゃん。

・・・なんとも微笑ましい光景だと思いませんか?笑

学生時代はアルバイトもろくにしたことがなく、社会人になって独り立ちをし、今まで何の苦労も知らないで生きてきた分少しでも社会の厳しさを知った筆者です。やっぱり、"初めて自分で働いて稼いだお金"だったからこそ味わえた初のプチ親&おばあちゃん孝行だったのかなと思います。

(イラスト:ConChan)

プロフィール

hoco

山形県川西町出身。人よりも、肉・ラーメン・寿司をこよなく愛する田舎娘。
好きな言葉「ぐーたら」、
好きな犬「ヨークシャーテリア」、
好きなこと「土日の昼寝、YouTube見ながらの寝落ち」。
東京の女になるため、高校卒業後上京。2、3ヵ月に1度は山形へ帰省する日々を送っている。

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