人間関係を上手に構築するコツがあったら知りたいと思いませんか。人間関係がうまくいかないと悩む人に、意見の対立や不一致を乗り越えて、人間関係を構築するためにやるべきことを解説します。(Misa)
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1.人間関係構築の重要性とメリット
1.1. 良好な人間関係は生産性向上や高い成果に貢献
ビジネスにおいて、良好な人間関係はチームとしての連携を強化し、生産性向上や高い成果の実現に貢献します。
チーム内のコミュニケーションから画期的なアイデアが生まれたり、新たなスキルが身についたりと、チームの成果と個人の成長の両面でのメリットを期待できます。
1.2. 人間関係構築がうまくできない組織はミスや非効率、ストレスが生じやすい
その一方で人間関係構築がうまくできていない組織では、チームの連携が機能せず、ミスや非効率が生じやすくなります。
また、チームの雰囲気の悪さや感情的な対立が、ストレスを生じさせます。
人間関係構築は組織づくりの原点であり、優秀な人材を集めても連携ができていなければ、個々の能力を充分に発揮させることは難しいでしょう。
良好な人間関係のチームができれば、能力の相乗効果も期待できます。
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2.人間関係構築のためにやるべきこと5選
プライベートの人間関係では、わかりやすく相性の良い人にだけコンタクトすればよいのですが、ビジネスでは自分の都合で付き合う相手を選べません。
相手を選ばずに人間関係を構築するスキルが求められるようになります。
人間関係構築のためにやるべき、5つのポイントを解説します。
2.1.コミュニケーションに積極的に加わる
人間関係構築の基本はコミュニケーションです。
チームとしての関係性が構築できるまでは、積極的にチーム内のコミュニケーションに加わりましょう。
協力して成果をあげる経験を積み重ねることで信頼関係が築けます。
2.2.関心をもって話を聴く姿勢を身につける
人間関係構築のためには、コミュニケーションの質も重要です。
単に言葉のラリーをするだけでなく、相手の話やその人自身に関心をもつことが大切です。
うわべだけのトークスキルではなく、関心をもって話を聞く姿勢を身につけましょう。
2.3.共通の興味や趣味を見つける
仕事上のつながりであっても、その人の人柄や個性を理解し、共感できる部分があると、より人間関係が深まります。
共通の興味や趣味を見つけられると、親近感や共感をもちやすくなります。
必ずしも共通するものが見つからなくても、相手について知ることができます。
2.4.意見が対立しても客観的な視点で穏やかに話す
仕事の上では、意見が対立することがあります。
そういうときに大切なのは、感情的にならないことです。
どんなときも、客観的な視点をもちつつ、穏やかな言葉で建設的な対話をしましょう。
2.5.コンフリクト(意見の不一致)解消のスキルを磨く
同じ目標をめざすチームの中で意見の不一致が生じるのは、それぞれの役割や立場によって、問題意識や課題などの見え方が異なるからです。
異なる意見はその人の人格ではなく、立場が言わせることを理解し、調整するスキルを身につけましょう。
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3.人間関係はよいときばかりではない
3.1.職責や立場の違いが原因の意見不一致を解消するプロセスが重要
人間関係で、意見の不一致や対立が生じるのは当然のことです。
特に仕事においては、職責や立場の違いから起こる意見の不一致を解消していくプロセスがとても重要です。
チーム内に異なる視点があるのは、業務改善や新しい発想が生まれる土壌があるということで、さらなる成長や発展の可能性があるとも考えられます。
3.2.相手の意見を尊重し感情を抑えた冷静なコミュニケーションを
人間関係構築という視点で考えれば、対話を通じて問題を共有し、解決策を模索することで人間関係が強化されます。
相手の意見を尊重し、感情を抑えた冷静なコミュニケーションを心がけましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。