仕事やプライベートで、多くの人が人間関係に対する苦手意識や悩みを抱えています。苦手意識をもってしまう理由や人間関係を構築するための重要な行動・考え方について解説し、人間関係が苦手という意識を克服するヒントを提供します。(Misa)
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1.人間関係が苦手になる背景と理由
現代社会において、仕事でも、プライベートでも、人との関わりを避けて生きることはできません。
避けられないからこそ、人間関係に苦手意識を抱く人は非常に多いです。
1.1.過去の失敗体験が影響する場合も
過去の失敗体験から、対人的な不信感やコミュニケーションの取り方に不安を抱くようになり、人間関係が苦手と感じる場合が多いようです。
例えば、信頼していた人との間のトラブルを経験すると、他人との関わりに対する警戒心が高まり、心理的な障壁をつくるようになります。
そして、その後の人間関係を築きづらくなっていきます。
1.2.「自信のなさ」が理由で他者を遠ざけてしまう人も
また、コミュニケーションスキルの不足が自信喪失につながる場合もあります。いわゆる「話し下手」ですね。
これはスキルだけではなく、自信喪失からくる自己評価の低さも人間関係の障壁となります。
自分に適度な自信をもてないと他者と対等な人間関係を築くことが難しく、自己否定感から人を遠ざけてしまうなど、人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。
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2.人間関係を良好にする行動・考え方とは!?
人間関係は、化学反応のように人との相性や状況によって変わるものですが、人間関係を構築しやすくするセオリー的なポイントはあります。
おおむねどんな状況でもあてはまる5つの行動・考え方を解説します。
2.1.まず、挨拶から始めよう
最初にお互いを知り、存在を認めあうのが挨拶です。
初対面から、相手に仲良くやっていきたい気持ちを伝えることは大切です。
また、日々の挨拶で、相手に対する敬意を伝えましょう。
2.2.相手の話に関心をもつ
相手の話に耳を傾け、共感や理解を示すことが、信頼関係の第一歩になります。
うわべだけの相づちを打つと、関心のなさが伝わってしまいます。相手の話に関心をもつことが重要です。
2.3.相手の話にフィードバックする
相手の話に関心をもって聞いたら、小さなことでもフィードバックしてみましょう。
アドバイスなどの建設的なフィードバックができれば感謝されますし、感情への共感を示されれば親しみがわき、良好な関係を築きやすくなります。
2.4.うわべだけでない相づちを打てるスキルを身に付ける
うわべだけの相づちはよくありませんが、自分の話に適切な反応が返ってくると、相手も話しやすくなります。
うわべだけでない相づちを打てるスキルを身につけて、積極的な聞き手になりましょう。
2.5.言動の一貫性と誠実さ
人との信頼関係を築くためには、言動の一貫性と誠実さが不可欠です。
もちろん状況によって言動が変わることはありますが、相手との約束を守り、誠実であることが人間関係を強化する鍵になります。
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3.人間関係構築のために重要なこと
職場や取引先との間に良好な人間関係があれば、仕事上の協力やサポートを受けやすくなり、成果を上げる可能性が高まります。
仕事がしやすくなれば、ストレスが少なくなるなどの効果も期待できます。
3.1. 自分から先に信頼を示し、好意的な態度を取る
相手から信頼されたい、好感をもたれたいと思うなら、自分から先に信頼を示し、好意的な態度を取ることが大切です。
一方、損得勘定や利害ばかりを優先する姿勢は、自分で考えるよりも周囲に伝わりやすく、不信感を与えてしまうことがあります。
3.2. 持続的な人間関係を築くために相手を尊重して誠実に向き合う
持続的な人間関係を築くためには、相手を尊重し、誠実に向き合う姿勢が必要です。
目先の損得にとらわれることなく、人とのつながりを自分の財産にできるよう、大切にしていきましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。