仕事内容や待遇に問題がなくても、職場に居場所がないと感じることがあります。受け入れられていないと感じながら働くのはストレスが溜まります。職場に居場所がないという不安を解消するポイントを解説します。(Misa)
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1.「職場に居場所がない」と感じる理由
いじめやハラスメントを受けているわけではないのに、職場に居場所がないと感じてしまうのはなぜでしょう。
その理由から考えてみます。
1.1.職場での存在意義を見出せない
単純作業ばかりで仕事が簡単すぎる、自分の仕事がどのように役立っているのかわからないといった状態が続くと、仕事のやりがいや手ごたえを感じづらくなります。
すると、真摯に仕事に向き合いたい人ほど、職場での存在意義を見出せなくなり、「自分はいなくてもよいのでは」と感じてしまいます。
頑張っていても評価されていないと感じるのもつらいことですが、自己肯定できないぶん、不安感はより大きくなるかもしれません。
1.2.知るべき情報が共有されていない
また、知っておくべき情報が適切に共有されなかったり、自分だけ知らない話題が職場で共通認識として扱われたりすることも、「周囲から疎外されている」と感じる原因となります。
そういう状況で親しく話せる人や会話を楽しめる相手がいないと、孤立感はますます強くなります。
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2.「職場に居場所がない」不安を解消する5つのポイント
安定した仕事ができる人ほど周囲から安心されてしまい、見過ごされてしまうことがあります。
周囲のちょっとした気配りやコミュニケーションで解決できることですが、居場所がないと感じたときには、自分から働きかけていくことも大切です。
2.1.仕事の全体像とその中での自分の役割を把握する
自分の役割がわかってくると、仕事面での存在意義を実感できるようになります。
2.2.仕事で関わる人との関係構築
まずは担当する仕事の前後の工程の担当者との関係を構築します。
自分から名乗って顔と名前を覚えてもらいましょう。
2.3.挨拶やコミュニケーションの機会を増やす
職場のルールを逸脱しない範囲で、業務連絡に挨拶や感謝の言葉を添えることから始めてみましょう。
2.4.相手に「仕事がやりやすい」と思ってもらえるようにする
「この人とは仕事がやりやすい」と思ってもらうことが目標です。
相手のやりやすさを考えられるよう、業務の流れを理解することも必要です。
2.5.できるだけ職場の雑談に参加する
お互いの人となりや考え方を理解するのに役立つのが職場の雑談です。
無理をする必要はありませんが、休憩時間のちょっとした集まりや会社行事などに参加すると、居場所づくりに役立ちます。
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3.仕事に自信をもてるようになるには
3.1.自分の役割や仕事のゴールを明確にする
仕事は問題なくこなしているにもかかわらず、自分に自信がもてない人は、自分の役割や仕事のゴールが曖昧になっている場合が多いようです。
自分の仕事が何のために行われていて、会社や事業の中でどのような役割を担っているかを理解できると、自分が貢献している実感を持てるかもしれません。
3.2.仕事のつながりから人間関係を築いていく
また、職場はあくまでも仕事のためのコミュニティですから、仕事のつながりから人間関係を築いていくのがベターです。
人見知りする人でも、まずは仕事で関わる人に顔と名前を覚えてもらい、挨拶やお天気の話ができるくらいをめざすとよいと思います。
顔見知りが増えて、チームの一員としての意識が芽生えると、徐々に自分の居場所を見つけられるでしょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。