休憩時間に顔見知りの人と一緒になったら、必ず会話しなければならないと考えていませんか。職場の雑談が義務になってしまうと気が重くなります。職場の雑談がめんどくさいと感じたときの対処法を紹介します。(Misa)
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1.職場の雑談がめんどくさいと感じてしまう理由
はじめに、職場の雑談がめんどくさいと感じる理由を考えてみます。
めんどくさいと感じる理由は自分側と相手側のどちらか、もしくは両方にあるのかもしれません。
1.1.話の内容がつまらない
まず考えられるのは、話の内容がつまらない場合です。
つまらない話を聞き続けるのは誰でも楽しくありません。さらにつまらない話を繰り返し聞かされれば、苦痛ですらあります。
それに、知らないことや、前提がわからないことは、聞いてもすぐに理解できないことがあります。
話す側に、聞き手への配慮や話術があれば、初めて聞く分野や話題でもそれなりに理解できて、興味がわけば、そこからおもしろく感じます。
ですから、話がつまらないのは話し手側の問題と言えるでしょう。
1.2.自分に関係のない話には興味をもてない
一方でどんなに充実した内容でも、自分に関係のない話には一切興味をもてないという人もいます。
もともと社交性に乏しい性格であるなど、親しくない人との雑談を楽しむ習慣がない人もいます。
「社会人にはある程度の社交性が必要」という価値観で考えると、こういう人はスキル不足と評価されがちですが、別に悪いことではありません。
手先が不器用なのと同じような苦手分野にすぎません。
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2.職場の雑談がめんどくさいと感じたときの上手な対処法
めんどくさいと感じる職場の雑談には、どう対処するのがよいでしょうか。
自然に席を外せるなら簡単ですが、難しい場合もあります。
そんなときに相手の気分を損なわず、なおかつ自分のストレスを最小限にする対処法を紹介します。
2.1.いい加減な相づちは打たない
まず、いい加減な相づちを打つのは禁物です。雑な態度や、その場しのぎのごまかしは、自分で思っているよりも相手に伝わっています。
しかし、過度に相手をもち上げたり、共感を示したりすると、相手は気持ちよく聞いてくれていると思い、先々、自分にとって興味のもてない話を続けられてしまう可能性があります。
2.2.話がつまらない場合は理解できた内容の確認や適度なツッコミで対応
相手の話がつまらないときは、理解できた内容を言ってみて確認したり、わからないことやピンと来ない部分を質問したりするのもよいでしょう。
適度な質問やツッコミで軌道修正しながら話の腰を折らないように注意しつつ、返したり話したりするほうが、コミュニケーションとして成立します。
よく知らない話題でも無理に知ったかぶりをせず、話を聞きながら、自分なりに興味をもてるポイントを見つけるようにすると、一方的に聞くだけでではなく自然に会話の形になっていきます。
2.3.同じ話の繰り返しには以前聞いた事を伝えた上で話を膨らませる
同じ話を繰り返される場合は、前に聞いていることをさりげなく伝えるとよいです。
「それって○○の話ですよね、前に聞いたときに△△と思いました」という感じで、話を聞いて感じたことを伝えていくと、相手の話題をいったん受けてから膨らませることができます。
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3.雑談を積極的に取り入れる会社が増えている
3.1.コロナ禍でコミュニケーション不足が問題に
コロナの影響で緊急的なリモートワーク移行が進み、社内の雑談機会が激減しました。その結果、多くの会社で社内のコミュニケーション不足が顕著になったという声が聞かれました。
一見して無駄に見える職場の雑談が、仕事のコミュニケーションを補完していたことが認められています。
3.2.雑談の価値が見直される傾向
オフィス勤務に制約が少なくなった現在、雑談の価値が見直され、積極的に取り入れる会社も増えています。
ミーティングの時間内に近況報告やフリートークを取り入れたり、業務時間内に自由参加の雑談タイムを設けたりと、業務に欠かせないコミュニケーションの一環として雑談が行われるようになってきています。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。