企業が中途採用する理由、「経営状態の好転・既存事業の拡大」大幅増--23年6月

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マイナビがこのほど実施した「中途採用・転職活動の定点調査(2023年6月)」によると、中途採用の理由「経営状態の好転・既存事業の拡大」を挙げる企業が増加したことがわかりました。

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調査は2023年7月3日~6日、インターネット上で行われ、企業の中途採用担当854人と20~50代の正社員1,370人から有効回答を得ました。

1.中途採用の実施理由、「経営状態の好転・既存事業の拡大」が増

2023年6月に中途採用活動を実施した企業前年同月比4.4ポイント増42.7%従業員規模別に見ると、「50名以下」同2.0ポイント増27.6%「51~300名以下」同7.8ポイント増48.0%「301名以上」同4.5ポイント増54.7%となりました。

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(【画像出典】マイナビプレスリリース)

中途採用の実施理由については、1位「退職者・休職者(産休・育休含む)の補填」(45.2%)、2位「年齢など人員構成の適正化」(42.9%)、3位「組織の存続と強化(活性化)」(41.7%)との順に。

前年同月比では、「経営状態の好転・既存事業の拡大」(35.4%)が同6.2ポイント増と大幅に増えました。

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(【画像出典】マイナビプレスリリース)

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2.評価で重視してほしい要素、1位「能力」

次に、今後3カ月間で転職活動を行う予定の人に、現在勤めている企業が給与や賞与を決定する際に重視していると思うものを質問すると、1位「本人の年齢や勤続年数」(36.6%)、2位「本人が持っている能力」(31.6%)と続きました。

年代別では、「本人の年齢や勤続年数」20代52.3%30代36.1%と若年層で高くなった一方、「本人が持っている能力」40代35.1%50代で最多の37.2%と、年代によって異なる結果となりました。

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(【画像出典】マイナビプレスリリース)

転職先の企業に評価の際、重視していて欲しい要素については、1位「本人が持っている能力」(45.0%)、2位「本人が目標達成に向けて行った、行動・プロセス」(20.9%)と続きました。

年代別でも「本人が持っている能力」全年齢で1位となり、特に40代51.1%50代53.0%と、年齢が上がるにつれ高くなる傾向がみられました。

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(【画像出典】マイナビプレスリリース)

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3.ITエンジニア、52.3%の企業が「開発未経験で31歳以上でも採用の可能性あり」

ITエンジニアの求人に応募したい人のうち、現職がITエンジニアでない人37.1%ITエンジニアではない人に開発経験の有無を聞くと、仕事あるいはプライベートで経験がある人51.1%開発経験は無いが学習経験がある人28.7%開発も学習も全くしていない人20.2%となりました。

また、今後3カ月以内に「ITエンジニア」を募集予定の企業に、応募者が開発未経験の際、採用の可能性があるか尋ねると、31歳以上でも採用の可能性がある企業52.3%と半数を超えました。

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(【画像出典】マイナビプレスリリース)

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4.まとめ

今回の調査では、中途採用の理由に「経営状態の好転・既存事業の拡大」を挙げる企業が増加しました。

マイナビは「企業の良好な経営状況が積極的な採用活動に結びついていることがうかがえる」と推測しています。

(【記事出典】マイナビ「中途採用・転職活動の定点調査(2023年6月)」プレスリリース)

(記事執筆:御木本千春)

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