Webデザイナーの世界で「シェアリング人材」の需要高まる

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経済産業省によると、IT人材は2030年に最大で約79万人不足すると予想されています。その一方で、急激に発達しているAIが、IT人材の代替として活用されていくとも見られています。そこで今回は、日本デザインが発表したIT人材の雇用に関する実態調査から、IT人材の採用状況やAI活用状況などを紹介していきます。

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調査は2023年6月9日~12日、IT人材の採用に注力し、かつWebデザイナーの採用を行っている企業の経営者を対象にインターネット上で行われ、109人から有効回答を得ました。

1.8割超の経営者が「優秀なIT人材の採用」に課題

最初に、国内のIT人材不足が問題となる中、今後勤務先のIT人材の採用手法は変化を迫られると思うか尋ねると、9割以上が「非常にそう思う」(52.3%)・「ややそう思う」(40.4%)と回答しました。

次に、優秀なIT人材の採用に課題を感じているか質問すると、「非常に感じている」(45.9%)と「やや感じている」(37.6%)の合計は83.5%に上りました。

具体的には、1位「採用条件の調整が難しい」(54.9%)、2位「そもそも採用市場に出ているIT人材が少ない」(45.1%)、3位「自社が求めるスキルや経験を持った適切な人材を見つけるのが難しい」(41.8%)となりました。

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(【画像出典】日本デザインプレスリリース)

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2.8割弱が「優秀なWebデザイナーの採用」に苦戦

IT人材の代替として、AIやChatGPTを活用していきたいか聞くと、「非常にそう思う」(41.3%)・「ややそう思う」(45.9%)との回答がありました。

また、優秀なWebデザイナーの採用状況については、「非常に苦戦している」(32.1%)と「やや苦戦している」(46.8%)の合計は8割近い78.9%を占めました。

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(【画像出典】日本デザインプレスリリース)

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3.81.6%が「シェアリング人材」を活用してみたい

優秀なWebデザイナーの採用において、フリーランスなどの「シェアリング人材」を活用してみたいか問うと、「非常にそう思う」(37.6%)・「ややそう思う」(44.0%)と答えた割合は81.6%に達しました。

シェアリング人材を活用してみたいと思う理由については、1位「即戦力が欲しいから」(56.2%)、2位「教育コストが削減されるから」(51.7%)、3位「採用コストが削減されるから」(41.6%)と続きました。

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(【画像出典】日本デザインプレスリリース)

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4.まとめ

今回の調査では、多くの企業が、優秀なIT人材の採用に課題を感じていることが浮き彫りになりました。

日本デザインは「AIやChatGPTが発達する中でも、スキルを持っているWebデザイナーは、高い需要があると認識されていることから、今後は積極的にWebデザイナーの採用に『シェアリング人材』を活用する企業が増加していきそうです」と予想しています。

(【記事出典】日本デザインIT人材の雇用に関する実態調査プレスリリース)

(記事執筆:御木本千春)

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