学生が学校や塾をサボりたくなるように、社会人も今日は仕事に行きたくないと思うときはあります。その感情にはさまざまな温度感があります。サボり心ではない、誰かに助けを求めたい気持ちへの向き合い方を解説します。(Misa)
(※仕事辞めたい、会社がつらい...悩んでいる方は『仕事どうする!? 診断』の診断結果もご参考にしてください)
【関連記事】「【仕事に行きたくないと朝に泣く】涙がでてしまう原因と対処法について紹介」
1.閉塞感を感じるのは仕方ないけれど...
毎日の仕事が大変だとしても、「仕事に行きたくない、助けて...」とまで思うのは要注意です。
1.1.仕事と会社生活が中心の生活に閉塞感を感じるのは自然なこと
学生時代と違い、社会人生活は長ければ40年以上も続く場合があります。
20代~30代では社会人生活の終わりを意識しながら仕事をしている人は少ないはずです。
一日の活動時間の大半を仕事と会社生活に費やすことに、退屈や閉塞感を覚えても不思議ではありません。
そういうときに日常から抜け出したい、サボりたいと感じることは誰にでもあるでしょう。
1.2. 誰かに助けを求めたいという気持ちが生じた場合は要注意
ですから「仕事に行きたくない」と思うときがあっても、特に気にしなくても大丈夫ですが、誰かに助けを求めたいような気持ちであれば少し心配です。
例えば、ストレスや疲労が限界にきているのかもしません。
そういうときは無理せず、一旦立ち止まることが必要です。
真面目な人ほど甘えや気のせいと片付けてしまいがちですが、無理にやり過ごすと、深刻な心身の不調につながる可能性があります。
【関連記事】「「仕事に行きたくない」は甘え? 注意すべき症状と気持ちを切り替え改善する方法」
今の仕事、会社がつらい...無料で相談できる転職エージェント「マイナビエージェント」に相談してみる。
2.「仕事に行きたくない、助けて...」という思いを乗り越えるには
原則として、会社員が「仕事に行きたくない」と思うなら、自分の意志で仕事を休むことができます。
もちろん、仕事のフォローは必要になりますが、代理対応や調整を行うのは上司や会社の責任です。
休むことで周囲に迷惑をかけたとしても、休みたいときに休めないことがあってはいけないのです。
2.1.「助けて」という気持ちは心からのSOSサイン
ただ、それでも休めない状況だから「助けて」という気持ちになるのでしょう。
つまり、「仕事に行きたくない、助けて...」は、心からのSOSサインなのです。
それを乗り越えるには、自分の気持ちに向き合わなければなりません。
2.2.自分が限界ライン上にあることを認識して行動する
「助けて」という気持ちに至った状況や原因はさまざまでしょうが、どのような背景があったとしても、自分自身が限界に近いもしくは限界を超えていることを自覚するのがスタートラインです。
自分が状況を自覚できたら、誰かに自分の状態や心情を話してみましょう。
職場の上司や同僚に話せれば、すぐに仕事をサポートしてもらえる可能性がありますが、話しづらいようなら、家族や友人からでもよいと思います。
まずは心情を吐露することが大切です。逆に、誰かに話すことで自覚できる場合もあります。
「仕事に行きたくない、助けて...」と思ったときに、誰かにそのことを伝えてみることから始めましょう。
【関連記事】「【仕事行きたくない】会社が嫌になる主な理由とNG行動、行くための方法」
3.独力で乗り越える必要はない
自分にできないことを認めたり、弱い部分を見せたりするのが苦手な人もいますが、人を頼ってアシストしてもらうのも能力のひとつです。
それができないのは、むしろマイナスです。
3.1.健全な会社は長期的に安定して成果を出せる人材を求める
健全な会社は、突発的に高い成果をあげる人よりも長期的に安定して成果を出せる人材を求める傾向があります。
そして、体調や家庭環境の変化があっても働き続けられる、柔軟な働き方の選択肢を用意する会社が増えています。
しかし、会社から環境が用意されていても、周囲の理解やサポートはマストです。
3.2.本当に「この仕事しかない」のか考えてみる
残念ながら、会社が無理な働き方を求めるケースもあります。そうした職場からは離れるという選択肢もあってよいでしょう。
どんなにやりがいある仕事でも、仕事は人生の一部に過ぎませんし、自分を守れるのは自分だけなのです。
「この仕事しかない」という思いこみを捨てて自分に向き合うことも必要です。
【関連記事】「【仕事を辞めたくても言えない】辞められない理由を整理して対処法を考えよう」
\転職するか迷っていてもOK/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける
原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。