ビジネスパーソンのうち、休日や有休休暇をうまく活用できている人はどれくらいいるのでしょうか。今回は、楽天インサイトが実施した調査から、会社員と管理職の休日に対する意識や実態を見ていきます。
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「休暇に関する調査」は2023年4月5日~6日、全国の20歳~64歳の会社員と会社員管理職を対象に行われ、1,000人から有効回答を得ました。
1.理想の休日数、「3日」が最多に
まず、現在の勤め先の休日数を尋ねると、「週休2日」が圧倒的に多く90.3%。次いで「週休1日」が7.2%となりました。
勤め先の休日数が「増えてほしい」と回答した人は67.4%。「増えてほしい」と答えた人に理想の休日数を質問すると、「3日」が78.0%と最も多く、年代別では、「4日以上」の合計は20代・30代が全体より5ポイント以上高くなりました。
(【画像出典】楽天インサイトプレスリリース)
休日が「増えてほしい」理由については、1位「趣味の時間を増やしたいから」(49.6%)、2位「体が休まらないから」(46.4%)、3位「気持ちがリフレッシュできないから」(44.7%)との順に。また、女性は男性より休日に心身のケアを優先している傾向がみられました。
(【画像出典】楽天インサイトプレスリリース)
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2.休日の過ごし方、「自宅で過ごしたい派」が6割超
次に休日の過ごし方を聞くと、「自宅で過ごしたい派」が60.9%、「自宅以外で過ごしたい派」が39.1%との結果に。休日の主な過ごし方は、「ゆっくり寝る」が25.6%、「買い物」が24.3%、「家族との時間」が19.4%と続きました。
(【画像出典】楽天インサイトプレスリリース)
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3.有給を取得しにくい理由、1位「同僚に負担がかかる」
続いて有給休暇取得に対する意識を調べたところ、1日以内の有給休暇を「取得しやすい」と答えた人は74.6%。一方、2日以上連続の有給休暇を「取得しやすい」とした人は47.1%にとどまりました。
(【画像出典】楽天インサイトプレスリリース)
2日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由を質問すると、「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が32.7%でトップ。以下、「休暇をとれる雰囲気が職場にないから」が20.6%、「休暇の間に業務対応が発生するかもしれないから」が20.4%と続きました。
また、有給休暇の主な過ごし方については、1位「旅行」(27.3%)、2位「家族との時間」(18.8%)、3位「ゆっくり寝る」(17.8%)となりました。
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4.まとめ
今回の調査では、2日以上の有給休暇を「取得しやすい」と答えた人は半数を下回ることがわかりました。働き方改革が推進されている中、企業には有給休暇を取得しやすい職場づくりが求められているのではないでしょうか。
(【記事出典】楽天インサイト「休暇に関する調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)