Chatworkがこのほど実施した「上司・部下のコミュニケーション」に関する調査によると、上司と部下が本音で話せている割合はわずか16.6%であることがわかりました。
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調査は2023年2月21日~3月7日、「Chatwork」アカウントを持つ20代~70代の個人を対象にメール送付方式で行われ、1,438人から有効回答を得ました。
1.上司・部下とのコミュニケーション、6割超が「課題を感じる」
上司・部下とのコミュニケーションに課題を感じているか質問したところ、60.8%が「感じる(とても+少し)」と回答しました。
(【画像出典】Chatworkプレスリリース)
コミュニケーションの課題を解決したいと思うかとの問いには、「とても思う」・「少し思う」と答えた人は87.1%に上り、約9割が改善を望んでいることがわかりました。
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2.上司・部下の個人面談、本音で話せる人は16.6%
上司・部下の個人面談では本音で話せているか尋ねると、「話せる」はわずか16.6%でした。最も多かったのは「ある程度話せる」で63.5%、この他、「まったく話せない」が4.7%、「ほとんど話せない」が15.2%となりました。
(【画像出典】Chatworkプレスリリース)
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3.個人面談で「話す話題」と「話したい話題」に乖離
個人面談でよく話す内容は、1位「業務の進捗」(1,180人)、2位「会社の方針」(613人)、3位「スキルの向上」(596人)でした。
(【画像出典】Chatworkプレスリリース)
一方、個人面談で話したい・話すべきだと思う内容は、1位「業務の進捗」(1,024人)、2位「今後のキャリア」(778人)、3位「スキルの向上」(764人)となりました。
(【画像出典】Chatworkプレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、個人面談における「実際に話している話題」と「話したい・話すべきと感じている話題」が異なる結果となりました。同調査では「話したいことが、十分に話せていない現状が窺えます」としています。
(【記事出典】Chatwork「上司・部下のコミュニケーションに関するアンケート調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)