在宅ワークや子どもが自宅で勉強をする場合、部屋の明るさが足りておらず、文字が見えづらいといった弊害が報告されているそうです。今回は、パナソニックが実施した「おうち時間増加による、自宅のあかり環境」に関する調査から、自宅の照明環境の実態を見ていきます。
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調査は2023年2月10日~13日、現在週3日以上、在宅ワークを行っている会社員と小学生の子を持つ保護者を対象にインターネット上で行われ、各300人(両条件該当者が含まれるため総計566人)から有効回答を得ました。
1.在宅ワーク時に「自宅の照明が暗い」と感じたことがある人は約5割
在宅ワークを行なっている人に、自宅の照明が暗いと感じることがあるか質問すると、50.6%が「よくある」「たまにある」と回答しました。
見えにくいと感じるタイミングについては、「目が疲れていると感じるとき」が38.3%でトップ。次いで「夕方周囲が暗くなってきたとき」が29.7%、「曇りや雨の日など天気の悪い日」が28%となりました。
(【画像出典】パナソニックプレスリリース)
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2.子どもの作業中のあかり、2割超が「不満がある」
子どもの作業中のあかりについては、21.8%が「不満がある」と回答。不満だと感じるタイミングを聞くと、「教科書や教材、読書など、誌面・紙面を見ているとき」が50.9%、「パソコンやタブレットなどを使って作業しているとき」が49.1%、「ゲームをしているとき」が47.3%と続きました。
子どもの作業中のあかりに「不満がある」と感じるのはどのようなところからか尋ねると、「顔が画面や誌面などに近づきすぎていることがあるから」(70.9%)と「姿勢が猫背になっていることがあるから」(67.3%)の2つが多数を占めました。
(【画像出典】パナソニックプレスリリース)
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3. 文字が見えやすい照明、72.7%が「あるとしたら使いたい」
在宅ワーカーのうち、 パソコン・タブレットやスマートフォン、本の文字が見えやすい照明があるとしたら使いたいと考えている割合は72.7%。また小学生の子どもを持つ親のうち、パソコンやタブレット、教材の文字が見えやすい照明があるとしたら、子どもに揃えてあげたいと答えた割合は75.7%に上りました。
(【画像出典】パナソニックプレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、自宅の照明が暗いと感じたことがある人が約半数を占めました。
文字が見えづらいと作業効率や勉強効率も低下します。自宅での作業を行っている人も多い中、在宅ワークや勉強環境に適した照明や在宅環境の向上が求められているのではないでしょうか。
(【記事出典】パナソニック「おうち時間増加による、自宅のあかり環境」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)