ブレイバンステクノロジーズがこのほど実施した「インフラエンジニアの勉強に関する実態調査」によると、インフラエンジニアの約6割が「普段から勉強ができていない」ことがわかりました。
【関連記事】「半数近くのITエンジニア就職・転職志望者がプログラミング未学習と判明」
調査は2023年2月27日~3月1日、インフラエンジニアとしての就業年数が5年以内のインフラエンジニアを対象にインターネット上で行われ、107人から有効回答を得ました。
1. 約6割が「普段からインフラエンジニアに関する勉強ができていない」
普段からインフラエンジニアに関する勉強ができているか聞くと、「あまりできていない」が41.1%、「ほとんどできていない」が14.0%と、約6割が勉強できていないと回答。
他方、「かなりできている」は9.3%、「ややできている」は31.8%でした。
(【画像出典】ブレイバンステクノロジーズプレスリリース)
【関連記事】「ITエンジニアが苦手・やりたくない仕事、"ルーティーンワーク""報告書作成"」
2. 勉強ができていない理由、1位「勉強時間が確保できない」
「あまりできていない」「全くできていない」と答えた人に、その理由を尋ねると、1位「勉強時間が確保できないから」(71.2%)、2位「勉強するモチベーションが沸かないから」(55.9%)、3位「効果的な勉強方法がわからないから」(28.8%)となりました。
(【画像出典】ブレイバンステクノロジーズプレスリリース)
【関連記事】「ITエンジニア、"脳科学的にあまり良くない"リラックスをする場合が多い傾向」
3. 会社から受けているサポート、1位「学習にかかる費用の補助」
「かなりできている」「ややできている」と答えた人に、インフラエンジニアに関する勉強をするにあたって、会社から受けているサポートを質問すると、1位「学習にかかる費用の補助がある」(47.7%)、2位「学習システムを導入している」(47.7%)、3位「研修制度が整備されている」(45.5%)と続きました。
(【画像出典】ブレイバンステクノロジーズプレスリリース)
【関連記事】「プログラミングスクールに通う目的、1位「転職や就職」2位「教養として」」
4.まとめ
今回の調査では、インフラエンジニアの半数以上が、普段からインフラエンジニアに関する勉強ができていないと回答した一方、勉強ができているインフラエンジニアの多くは、会社のサポートを受けていることが判明しました。
同調査では「インフラエンジニアに必要な勉強ができるサポート体制を整えることが、これからのIT人材確保には必要不可欠なのではないでしょうか」と指摘しています。
(【記事出典】ブレイバンステクノロジーズ「インフラエンジニアの勉強に関する実態調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)