コロナ禍もあり、企業には従業員の健康やメンタルへのサポートがこれまで以上に求められるようになりました。このたび、心幸ホールディングスが実施した「転職者の企業の健康経営に対するイメージ調査」によると、転職先選びの際に半数以上が企業の健康経営を重視していることがわかりました。
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調査は2022年6月28日?7月1日、コロナ禍で転職を行った人を対象にインターネット上で行われ、101人から有効回答を得ました。
1.53.5%が転職先選びの際に企業の「健康経営」を重視
転職先を選ぶ際に、その企業が「健康経営」に取り組めているかを重視したか尋ねたところ、「重視した(かなり+やや)」との回答が53.5%に上りました。
(【画像出典】心幸ホールディングスプレスリリース)
「重視した」と答えた人に理由を聞くと、1位「前職が激務で健康を崩したから」(40.7%)、2位「健康に気遣っている会社の方が雰囲気が良さそうだから」(35.2%)、3位「生産性高く働く上で、健康は重要だから」(29.6%)となりました。
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2.健康経営につながる施策、1位「ノー残業デーの設置」
企業がどのような施策をしていると、「健康経営」が実現できると思うかとの問いには、1位「ノー残業デーの設置」(56.4%)、2位「ストレスチェック」(51.5%)、3位「産業医の設置」(31.7%)となりました。
また自由回答では、「思った意見が交換できる場」(34歳)、「有給休暇の積極的な取得推進」(31歳)、「適切な業務量になっているかの確認」(33歳)など47の意見が挙げられました。
(【画像出典】心幸ホールディングスプレスリリース)
働く上で「自身の健康状態」をどれくらいの優先度で考えているか聞くと、「1番目」が最も多く39.6%。以下、「2番目」が29.7%、「3番目」が19.8%と続きました。
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3.あったらうれしい福利厚生、1位「定期健診」
「健康」に関する福利厚生として、あったら嬉しいと思うものは、1位「定期検診」(62.4%)、2位「ヘルシーな社食」(51.5%)、3位「スポーツ施設」(42.6%)でした。
また自由回答では、「健康診断での追加項目の無償化」(31歳)、「予防接種の補助」(32歳)、「社食無料」(26歳)、「分煙されているオフィス空間を確保してほしいです。自分がいる会社は分煙されておらず受動喫煙が非常に苦痛です」(31歳)など53の回答が寄せられました。
(【画像出典】心幸ホールディングスプレスリリース)
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4.まとめ
心幸ホールディングスは、
「今回の調査において、健康への意識の一環として、多くの転職経験者が『健康経営』を意識した転職活動を行っていた実態が明らかになりました。
『健康経営』への取り組みを行うことで、採用に効果が出ることも期待できるだけでなく、社員の健康状態が改善され、会社の生産性向上にもつながるのではないでしょうか」
とコメントしています。
(【記事出典】心幸ホールディングス「転職者の企業の健康経営に対するイメージ調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)